リンゴのように
スケルトン・インフィル
一部屋ずつに区切られた家。リフォームもし難い昔の家。
もっと間取りも自由に、小さくたって広く暮らしたい。
そんな想いをかなえられるのが、リンゴのような家なのです。
おすすめの家族は、若いご夫婦。これから子どもさんを産み育てるご夫婦にぴったりなのです。
産み、育て、成長の過程では個室が必要な時期も当然ありますが、巣立った後の部屋はただの物置となってしまうのです。
数年のためだけに…。馬鹿らしくないですか?
小さく建てて自由に広く過ごしましょう。そんな暮らしが「リンゴのような家」なら出来るのです。
リンゴのような家って?
4間四角の家が基本スペース
間(ケン)ってなに?
日本で使われていた長さの尺度のことです。
現在では一般的にはcm、m、Kmとメートルで長さを表しますが、昔は寸(すん)、尺(しゃく)、間(けん)、で長さを表していました。建築の世界では今もこの単位を広く用い、寸は約3cm、尺は30cm、間は1,818mとして使われています。
つまりリンゴのような家は
4間=4×1.818m≒7.2m
7.2m×7.2m=51.84m
畳で言うと32畳(16坪)
この面積が1階のスペースです。
この室内スペースの中には、大黒柱が1本だけ。つまり柱に邪魔されないので、間取りが自由になるのです。柱や細切れの部屋をたくさん作らず、小さいながらも広々とした空間を家具で区切って落ち着ける場所を作っていく。
そんな自由な住まいの形を「リンゴのような家」と私は呼んでいます。横文字では「スケルトン・インフィル」と言うのです。