彌吉のブログ
heat20の地域区分
みなさん大好きな断熱のお話。
民間団体の指標として有名なheat20。私のところも当然ながら参考にさせて頂いている。
この団体が示している断熱グレードの表がこれ。
地域区分の欄で我が地域では5と6が存在する。なのでUA値は・・・・。
と素直に見ていたのですが、今日改めて見直すと
日本で一番寒い地域とされる地域区分1のG2UA値と5地域の差がたった0.06.
なのに5と6地域の差が0.12もある。確かに氷ノ山も神鍋もある地域だからかな。
と言っても網走の寒さと比べたら・・・・。
加えて6地域と7地域の差が日射の違いだけってのも・・・・。
なんだかなぁ・・とも思うが、偉い方々がいろんな計算をされた上でのことなのでわたし如きが云々言うべき事では無いのでしょうが、やっぱりなんだかなぁの気持ちが湧いて出てしまう。
それはさておき
過剰な数値競争は避けたいと考えている私ですが5と6地域に属している豊岡地域の私達の推奨レベルはやはり5地域で考えるべきなんでしょ?と標準化レベルとしている。
これ以上の性能を得られる断熱構成(屋根・壁・床・窓)は、やはりコストを考えると無理があると思うのです。
まぁ実感としては
天井(屋根)の熱損失の割合は過小評価されていると私感している訳なのでより天井を強化(300プラス)しますが壁は付加断熱GW換算100mmまでと考えておりまして今回、新たな仕様として採用した基礎内断熱50mmプラス床断熱仕様のお住まいでデータを取らせて頂き、実感というか体感性能の差を確認し標準化を模索しております。
低性能な我が家ですが住まい心地はそれほど悪く無いのでこの理由の模索も継続していくのですが、(多分)通風による除湿の威力だろうと思われます。
(壁は土壁で瓦屋根。隙間は計測不能な低性能住宅でも楽しい我が家)
ただこれは立地によるところが大きいので標準化は難しいでしょうね。
いずれにしても
立地における最適解を求めていくのが重要だという事は当然なのですからより以上を検討して行くことに変わりはありません。
とだらだら私感を垂れ流してしまいましたが
5地域区分のG2 UA値0.34(付近)を私達NSの標準性能としてお届けしたいと考えております。
それ以上の性能は不要と思う私ですが
ご希望があればやぶさかでは御座いませんのでご指示下さい。