彌吉のブログ
住まいを建てる時に考えることは多くあるのだけれど、誰でも思いつくのが方角。そして鬼門やら裏鬼門なるもの。
まぁ方角に凝りだしたら大変なのです。
この鬼門て奴はかなり厄介で、私においては『言われりゃ気になるレベル』ですが、信心のおありのある方においては最重要なそうです。
現に私の従兄弟は5回も6回もプラン変更された末にとんでもない間取りでGOされて仕舞いました。結果は想像通り、やはり家相なるものや方位って大変難しいものなんだなぁと今でも私は思っております。
ところで
私のプランニングには家相的な考察は一切考慮されておりませんのでおきにされる方にはお応えできませんので悪しからず。
さて、呪い的な事柄で、住まい心地が良くなるならば結構なのだがそうは当然行かない訳であります。
では
どのようにすれば良いんでしょうか? 難しそうですね。
ちょっと脱線してしまいますが
今日、散歩していたらご近所で最近新築されていたところを通りがかりましたら、何と、今流行のアウターシェードが道路側一面に張られておるではないですか。
よっぽどのキャンプマニアでない限り、3枚もお持ちで無いでしょうから、この新築の為に買われたんだろうと思います。
私の歩いている道はそのお家からすれば西側。つまりそのオタクは西面に広がった状態だった訳です。
その西側に向けてリビングの掃き出し窓、玄関、和室であろう部屋も大きな掃き出し窓。
日射取得率はすごい高いお住まいだなぁ・・と他人事ですから思いましたが、多分、とてつもなく暑いお住まいなんだろうと思われます。
と、いう事で話をもとに戻しますが
いっぱいある要素の中でこと方角について思うことは
西向きの窓は極力控えませんか?って事です。
そんなん当たり前やろう?何言ってるんだ!とお叱りを受けそうですが、結構、この西向き窓、多いんです。
まぁ立地的にどうしようもなく、だったり、西に素敵なものが在るのであれば、虎穴にイラずんば虎子を得ず。でしたか・
確信犯ならその解決策も考慮した上での西側窓であったりするんですがタチの悪い方、いや、考えが及ばなかったうっかりな方がデザインしたお住まいは最悪の結果を迎えます。
要は わかってやっているのか、どうかって事です。
西陽は悪でもあり幸でもあり得るんです。
忌み嫌うことはないと私は思います。
そう、その理由があれば積極的に西側窓を採用することでしょう。
もしかしたら夕焼けがとても綺麗な立地でその夕陽を部屋に取り込みたいと望まれる住まい手さんであれば東や南、北などに窓があっても何の役にも立たないんですからね。
と言うように
住まい手として窓の位置も工務店や設計事務所に物申すべきなんです。
これこれこう言う理由でこの位置に窓が欲しい!とか、なぜこの配置計画になったんでしょうか?など色々と聞いて納得されるべきなんです。
そんな事を言うと素人が・・・なんて怒られないか?と心配される方もいらっしゃるかも知れませんが、どうぞご遠慮なくどしどし設計についても尋ねられるべきなんです。
確かに年配の先生は『俺の設計にケチをつけるんか!』なんて不機嫌になられる方もまだごくわずかいらっしゃいますが多くは丁寧に説明をしていただけるはずですのでご安心ください。
私はと言うと
積極的にお話しします。
いや、聞かせて頂きます。 まぁ当然です。
今日は抜群に西側窓にアウターシェード(日除け布みたいなもの)が特徴的であったお住まいを見てしまったので窓についてのみ言いましたがもっともっと色々な要素が絡み合って住まい計画はされて行きます。
今日はごくまれな一例という事で御理解いただければ幸いです。
ではお休みなさい。
いきなり数値と言うか単位のお話です。
家作りを始められたご家族、特に理工系の御主人様が大好きな数値、単位のお話。
そう、皆さん大好きなUA値。熱還流率、いやさ「外皮平均熱還流率」。
数値が小さい方が良いと言うことになっております。
まぁそんな事は実際如何でも良いんです。少々大きかろうが小さかろうが大差無いのです。
いきなりなにを言い出すんじゃ?と思われる事でしょう。
実はこの値、「平均」ってとこが怪しいとこなんですね。
そう、平均なので例えば壁がダメでも窓が良いと平均でだとOKな訳です。
もっと言えば屋根がダメでも壁と窓の熱還流率を小さくすれば平均値はいい値になってしまうんですね。
これってダメでしょ?
なんとなくUA値で言われると屋根も壁も窓も基礎(床)も同じくらいな性能を持っていて、それの平均って事だと素直に思っちゃうんですが、そうじゃ無いって事です。
学校の成績の様にどこか飛び抜けて良くてもダメなのです。
まぁ、窓メーカーさんの回し者の様な先生が盛んに窓の事を取り上げてくださったから日本の窓はかなり急速に改善されたと私も実感しているのですが他の部位が追いついていない。
いまだにシングルガラスの新築は見かけなくなったけど、小さな「すべり樹脂窓」を点在させているだけで自称省エネ住宅が大手を振っている我が但馬地方を見る限り、まだまだだなぁと。
こんな事を書くとご批判を受けそうなのでやめときますが、真っ向反対の私の自論は「窓は出来るだけ大きくとりましょうね。」です。
その心は
おひさまのおかげを頂くって事なのです。そう、日射取得。こう言うの好きでしょ?。
いまや優秀な計算ソフトがありますので、この辺りのシミュレーションはわりかし正確に算出されます。
なので
やたらUA値を表に出して来る営業トークは聞き流されても良いところなのです。
UA値が小さかろうが換気や隙間を無視した上に日射取得が無いお住まいは寒いのです。
ご存知の事でしょうが国土交通省がこのように改悪した熱性能基準、これってどうよ!なのです。
誰の差金かはわかりませんが換気による熱損失やQ値やC値を闇に葬ってUA値なるものにスポットをあてている日本の行政はアンポンタンか?いや、優秀な官僚の事ですの、できっと確信犯ですね。
私感ですが一番大事なのは無用な隙間を作らない施工力です。
つまりC値の小さいお住まいを作る能力があるかどうか。
UA値なんて高い断熱材と高い樹脂窓を付けりゃ誰だって立派な数値は出せるんですから。
昭和な家で母親から言われた言葉を今更ながら思い出します。
「寒くなるから はよ戸を閉めなさい!」と「寝転がってたら風邪ひくよ!」。
まさしく真髄を我が母は教えてくれて居たんですね。
つまり、隙間があると「なんぼ暖房(冷房)してもあかん」のです。
要はC値がわりかし大事なんです。
けど、実測されているところは少なそうです。( 大事なのにねぇ。)
最後に
C値は小さいほど良い訳ですが数値だけにこだわりすぎる事のない様にされて下さい。
殆どのマニアが言われて居ますが1.0以下。出来れば0.5程度で充分かと思います。
そうそう、単位はcm2/m2です。
日本の省エネモデル住宅の延床120m2だとすれば120cm2(12*10cm)の隙間があるとC値1.0となります。
この程度でも凄く無いですか?
そうそう、Q値もお忘れない様に。(^^)
グループ会社である中弥技建工業が受注した香美町観光案内所新築工事。
設計は地元香住のY先生の事務所。
(デザインを工夫される先生として私も気になっている先生のお一人である。)
建設場所は私の住む駅前区。JR香住駅の東側に位置する。
2つの要素が重なった為、私自身は、あまり積極的ではない公共建築事業ではあるが応札をし、図らずも中村では無くグループ会社である中弥の方が落札となった。いやはや。
なので私たちN s住宅事業部も深く関心を持ちながらも事業を見守っているのである。
現場では
公共事業である為、当然『私達の主観、思想などはさておいて』となる訳で、書かれた設計図書をひたすらトレースしていかなくてはいけないのですが、そこはそことして、設計意図を汲み取りながらも良かれをご提案しながら現場を進めてくれている現場監督に感謝なのです。
基礎コンクリートが打ち上がった旨をiPhoneで受けた写真がこれ。
綺麗な背景の空もそうだがキッチリ一体打ちではないか!
設計図書にそう記載されていたとすれば『さすが先生、わかってらっしゃる』となるが、ことの真意は聞いては居ない。
で、そろそろ脱型の時期かと昨日の夕方に現場を訪れた。
セパが残って居てイタイタしいですがキッチリと打ち継ぎの無い基礎が出来上がっていた。
NSでは此処から基礎気密パッキン施工、建て方、ホウ酸処理、断熱施工となる。
まぁ、そこはそれ。
新しい香美町の観光の玄関口となる観光案内所の完成は蟹すきが始まる前。
コロナ騒ぎもひと段落もふた段取りとなっているはずである。
是非、列車でノンビリと香美町香住においで下さい。
5月末から進めている街道筋の家。
外回りが出来上がりつつ、私の宿題は出来上がらず…の苦しい気分に包まれております。
とは言え現場は進めてくれている訳で、毎度毎度のギリギリ感であります。
懸案事項の一つ。
お住まいの顔の一つの表札と呼び鈴を如何止めつけるか?
建蔽率ギリギリだった為、軒の浅さを如何に整合させるかが課題、加えて玄関の設いが悩みどころ。
此処は素材の力をお借りしようと信州の銘木店から板を仕入れてみた。
延寿(エンジュ)と言う名前がついている板なのだから縁起が良く無いわけがない。
本日、午後に信州からの運送便が届いた。
予想以上の質感、満足満足。
と言う事で表札と呼び鈴の取付等々を紙に書いて現場に託した。
妄想通りに行けば、きっとこんな感じに収まるはず。
とは言え
最近のお宅には表札を上げられないことも増えていると聞く。
現に滋賀に住む私の娘夫婦のアパートも全室、無表札。
なんだかなぁ・・・、おかしな時代と嘆くか諦めるか。
簡単が良い、安いが良い。それで良い。
そんな時代かも知れませんが、そうじゃない方がまだ多いことを願う私です。
先日設計申し込みを頂いたN様のご要望にお応えしながらも、私の良かれを加えながら形を作って行く工程。
悩ましく、苦しくも楽しい時間が過ぎる。
形を探りながら整えていく。
勿論、私如きの引出しはそう多くも無く、深くも無いのだけど。
格子がお好きな様子なので縦格子を盛り沢山と盛って見た。
少しくどいかな。屋根の形、軒の深さは如何だろう。
などなど最適解はまだ遠いようです。
3世帯住宅を考える。
少し大きめな平家に繋がる2階建て。
此方はシラスそとん壁も取り入れて、しっとりとした風情を醸し出せられないかとの2ndver.
過剰な設いは望むところでは無くて、とはいえインスタントでは許されず。
なんとも厄介な想いを抱えながら探っていくのです。
そう、
こんな風に私の場合は作りながら、また壊し、組み立ていくのです。
ご興味頂けますればお電話下さいませ。
玄関周りに木枠を拵え、防水紙で覆われて居た躯体が木の家らしくなって参りました。
まだメッシュシートに護られて、そう、さながら車の発表前の新型車の様にその全貌はお見せ出来ませんが、めくられたシートから少し覗いた厚板が木の家を感じさせてくれます。
旧市街地に位置するこのお宅は建蔽率との戦いで始まりました。
もう少し軒を伸ばしたいところであったのですがそもそも必要な室内空間で一杯いっぱいな建蔽率。いかに外観を整えるかが悩ましいところでありました。
当然、柱を建てて庇を架ける事は叶わず、四苦八苦した結果の最終案が庇が無理なら格子戸と戸袋、上枠を強調したデザインにしたらどうか?となった次第。
まだ箱組状態ですが、私がお願いした以上の出来具合。
さすが我が棟梁、身贔屓と言われようがいい出来なのです。
外壁は上品なシラス壁と鎧張と抑えブチ。街道筋の窓には格子戸が彩りを加えてくれます。それらひとつひとつが
昔ながらの木の家を映し出してくれる事だろうと今から楽しみなのです。
本日、日本住環境さんに神戸から来て頂き、香美町で建設中の某邸の気密測定をして頂きました。
このお宅はU a値0.35で地域区分6の当地ではG2を超え区分4におけるG2並みの高断熱仕様となっております。
さて気密試験を行うタイミングとしては全ての施工を終えた状態で行う場合と施工途中で行う場合があります。
今回はサッシ、玄関引戸、電力引込みと充填断熱材を入れ、各部屋に電気配線を入れる途中と言う状態。室内側気密シートは配線の施工待ち箇所は気密シート無しと言う状態での試験としました。
なぜこの状態で気密試験を受けた理由は施工途中であるので気密不良箇所の修繕が可能、もしくは気密不良箇所の特定がし易いと考えての事であります。
つまり全ての施工を終えた後では手直しが出来ない場合が想定される為であります。
これが結果です。
C値0.6 。
室内側気密施工途中でもあり、暮らしの利便性を考え引き違いサッシを3箇所3枚玄関引戸の構成を考えると合格と思える数値でありました。勿論、気密を求めて各所に気密テープを貼ったりしない素の状態です。
まぁ試しにと玄関引戸に目張りテープを貼ってみたのですが数値には変化が無かった様ですので純粋に躯体の気密性能だと推察されます。
と言う事で
C値0.6を確保した上で室内側気密シートの施工を進め、更に気密性能を高めるベースが整ったと言う訳です。この結果は現場管理者と各施工者の協力の下の結果と満足をしております。
過去、C値=5.0でも高気密住宅と言われて居た事を思うと素晴らしい数値である訳ですが私は闇雲に気密性能を高める事を旨としておりません。
換気装置の性能を発揮させるのには必要にして充分と言われるC値1.0以下は当然ですが(高気密性能を競われている一部のマニアックな方々からお叱りを受けそうですが)0.5であろうと0.2だろうと実感として大差ない様に感じているからです。
またそれ以上に施工費用の増加と時間の負担を住まい手に求める事に若干違和感を禁じ得ない訳です。
まぁ
何事もほどほどに・・・が本音でもあります。
と言う事で第1回目の気密試験と言うか気密測定の結果を受け竣工に向け一つづつ丁寧な施工を現場スタッフにお願いし、結果として0.5以下となれば喜ばしいと思う訳です。
そうです、数値に拘らないと言った側からですが、もう一度竣工前に気密測定を行います。(笑)
こんばんは。7月6日午前2時前です。
家族が寝静まって居ます。静かな宅内ですが微かな音がしております。昼間では気が付かない程度の音ですがやはり深夜。小さな音が聞こえてきます。
その音の出所と言うと
私のこもり部屋、勉強部屋とも言っておりますが。
このスペースの上部に付けたパナさんの換気扇です。
この換気扇、引っ張る紐が付いておりまして一回引くと排気モード、もう一度引くと吸気モード、そしてもう一回引くと停止となります。
私はまだタバコを吸う人でありまして家人から煙たがられる訳であります。まぁ時代的に当然なのでしょうが・・・。
と言う訳でタバコを室内で吸う時はこの換気扇にお世話になっているのです。
かなり強力な換気能力を持っているのでタバコの臭いは家人に指摘される事なく無難に過ごせております。
つまり3種換気が正常に働いている状態と言えるのでしょう。
ただこの3種換気、他の場所からの汚れた空気を私の部屋に強制的に引き込んで部屋のタバコの空気を含めて外へ放出しているので、その部屋にいる私は少し息苦しく感じる場面もあります。
まぁ、排気経路のバッファに位置している訳ですから当然なのです。
で、この換気扇の紐をもう一回引くと、そう、吸気モードになり新鮮な空気が部屋に引き込まれる状態になります。
この状態でタバコを吸うと最高に私は気持ちがいい訳ですが、そうは行かないですね。
実際、今の様にタバコを吸わずにいると、とても気持ちが良いです。
呼吸が楽になるのが実感できるのです。
これって新鮮な空気、つまり酸素が供給されているからだろうと思います。
人間が必要な空気量は大きな気球並みと言われております。また部屋内の必要酸素量もネットで調べれば出てきますので興味のある方は後程お調べください。
一般的な新築のお宅の多くは第3種換気と言われる換気方法を採用されております。
勿論、真面目に体積を計算し採用する換気扇の能力を検討し適切に配置されている筈ですが、全てのお宅がそうされているかは私にはわかりかねます。
もしかしたら、価格だけで選んだ安い10cm径の換気扇(パイプファン)を6個くらいつけてたら充分だろう?てな感覚でトイレ、洗面、LDK、寝室等に吸気口とセットで・・・かも知れませんが。
勿論、換気性能には気密性能が直結した問題でもあります。
まだ高気密なんて息苦しいだけだ・・なんて言われる工務店さんがおられる様ですが決してそう様な事はありません。まぁ今更言うことではありませんね。
適切な気密性を持った箱であれば計画的な換気が行えるのですが、『どこから吸気されるかわからない低気密なお宅』ではまともな換気(湿気の排出)が出来ずに結露リスクを高めたり、低酸素な場所が意図せずに造られてしまうんですから、やはり気密性能は必須なのです。
では、どれくらい?が気になる所ですね。
私の所属する新住協関西の工務店さんの多くがC値=0.5以下が当たり前ですので私もそれを一つの目安にしております。
この気密性能って奴は施工精度に正比例します、つまり手作業の精度によるところが大きくて見様見真似では出来るものではありません。
当然、気密性能を上げる為の資材や方法がありますので意中の工務店さんに一度お尋ねされる事をお勧め致します。
そうそう、今日は気密のことをウダウダ書き散らかす目的では無かったのでお話を戻します。
換気には第1種換気、第2種換気、第3種換気の3種類がありますが一般的なお住まいには第3種換気が多く採用されております。
ただこの第3種換気にもダクトレス、ダクト式とこれまた種類があるのですが圧倒的にダクトレス第3種換気と呼ばれるものです。
いや悪いと言っている訳ではありません。気密もしっかり取れてさえいれば第3種換気で充分な換気は出来る筈です。そう設計されて居るはずです。
ただ気密資材も使わず気密測定もせず、『まぁ大体・・・』なんて言ってる工務店では換気性能は期待されないで下さい。
もう予言の世界に入るくらいのえー加減な希望的観測ですから論外です。
論外なお話は置いておいて・・・・。
家作りを勉強された方は第1種換気が大好きです。
それもダクトレスタイプを好まれる方が多い様に思います。私如きではその優劣を語るほどの知見も持ち合わせておりませんが、実感として第1種換気の性能を出せるのはやはりダクト式だと思っております。ダクト式であれば部屋毎に必要吸気量や排気量の計算が正確にできる事は勿論であり期待値的な希望的観測ではなく機械的な性能、能力がはっきりとしている状態で吸排気計画が机上であっても可能である訳ですから安心ですよね。
ダクトレスは吸ったり吐いたりが同一パイプであるところがそもそも『???』と思うところではあります。
さて
OMソーラからも近年全館空調のシステムが相次いで発売されました。
OMXとパッシブエアコンの2機種であります。
その性能は全国のメンバー工務店で実証されておりますので良きものと信じておりますが私はまだ施工実績がございませんので真偽は解りかねます。(OMのHPで詳しく解説されておりますのでここでは割愛させて頂きますね)
長くなりましたが私が今日お伝えしたかった事は
第2種換気って気持ちいいわぁ です。
ご存知の様に第1種換気は吸気も排気も専用換気扇で行われるのですが、その吸気のみを採用したものが第2種換気と呼ばれる換気方法です。
聞くところによると精密機械工場やクリーンルーム、手術室ではこの2種換気方式を採用されて要る様です。
勿論、吸気側にそれ相当の浄化機能を持たせている訳ですが常に新鮮な空気を取り入れると言うよりも室内を加圧して、吸気箇所以外からの流入空気を止める、つまり微細なゴミ等の流入を止めると言うことを重点とされている様です。
一般的な住まいで考えると
第2種換気は新鮮空気つまり酸素たっぷりな綺麗な空気を取り入れられて気持ち良いわぁと言うことです。
(まぁ大都会では無理ですが)但馬のような環境であれば2種換気の恩恵に預かれる場所は多いのではないかなぁ。少なくても私の住む香住の環境であれば殆どのお宅で有効ですよね。
勿論
予算が許されるのであれば熱交換も含めたダクト式第1種換気が最適解であろう事は間違い無いですのです。熱交換の一種換気の導入費用はダクト工事も含めておおよそ100万円。
高額かどうかは意見の分かれるところだと思います。
まとめとして
お住まいのある場所、条件によって最適な換気方法はあります。
ただ何処であっても安心なのは
やはりダクト式第1種換気方法と私は思っております。
その次はダクト式第3種換気。抜群にコストパフォーマンスが高いです。
そのお宅で勉強部屋や空気が汚れやすい部屋(タバコ部屋)などに第2種換気を追加する。
これが最適なお住まいも多くあると思います。
最後が
大多数のお住まいで採用されている第3種ダクトレス換気、(コストだけで言えば最優等生の)第3種換気、通称パイプファンです。
最下位で大多数てのが気に入らんですね。
ちなみに
私が好きなOMソーラって実は第2種換気なのです。
温めながら換気をする。しかも太陽熱で。
開発者の今は亡き奥村先生(東京藝術大学教授)は『OMは換気装置だ』と言われて居たとかなんとか。
うーん、素晴らしい。
外観も豪華な設備も大事ですが、住う人達にとって室内の空気環境ってもっと大切な事なので換気にもご興味を持って頂ければと願います。