彌吉のブログ
外構(がいこう)工事。
外周りの作業になります。なのでここは陣頭指揮を私がします。というか私自身も作業をします。
とは言え
造園もそうですが、外構は力仕事が中心となりますので若手スタッフの力を最大限発揮してもらってのことではあります。
駐車スペースとの区切りとして竹野町青井浜付近から切り出した基礎石を並べていきます。
ご要望もあり地上から12cmくらいの高さになるように地盤を掘って据え付けていきます。
今回はノリに乗って
玄関の入り口まで青井石を据え付けました。
うん、なかなかいい出来です。
白い雪が舞っておりますね、寒い時期です。
この後に左官さんに仕上げて貰うか我がチームで仕上げるか迷うとこれではありますが。
もうじき、仕上げます。お楽しみにして下さい。
左官と右官ってなんでしょう。
先ずは右官さん、これ大工さんの事です。そして左官さん、塗り壁の職人さんのことを言います。
左官さんはなんとなく耳馴染みがありますが右官さんって大工さんの事だったんですね、私も知らなった。
とにかく
NSは大工さん(右官さん)と左官さんで作ってもらう住まいを得意というか、そんな住まいしか建てて居ません。
なんせ「無垢の木と塗り壁で創る日本の家」という大層なことをHPで書いているくらいですからペラペラの今の時代の住まいは建てることはいまさら出来ませんし、ご要望頂いてもお受けしません。
まぁそんな感じです。
今日は出石の家さんの玄関内土間が仕上がりましたので少し紹介させて頂きます。
いつも玄関の上がり口には石を納めます。まぁこれもあーだ。こーだと自分なりに悩む所なのですが、この度はこのようにしました。
いろんな意味を自分なりに考えてのことですが、この形が閃きましたので、これを左官さんに託しました。
また、いつも小石を3つ選んで1組とし4組を土間に埋め込んでもらっております。これも私が選んでいますが今後は住まい手さんに選んでいただくのもいいのかなぁと思い出してます。
で今回は
を
に置いて欲しいと左官さんに託しました。
左官さんっていいですよね。カッコイイです。
本日、土木スタッフの力を借りて玄関周りを整理、石入れを行った。
前日におっかなびっくりの私が数年ぶりに香住から石材を運び入れた。いやぁ大変でした。
100kg超の石材ですので、とても一人で動かせないので半ば放置の搬入でした。
で、本日。
糸を張ってラインを揃えて土を掘り、セメントと砂を混合してゆっくりと確実に並べていく。
助かりました。
先ずは車止めを仕上げて、難関の玄関土間に。
でかい、重い。これを人力で行うスタッフの力に改めて感謝なのです。
さて明日、内玄関の仕上げになります。
いつもの三丁掛け。綺麗に収まりますように。
楽しみなのである。
中庭のスペース、どうしたもんか。
竹野の青井石。基礎に使われていたモノのストックを見ながら思いを巡らす。いつも堂々巡りだが。
この石を庭に利用しようと思い、弊社土木スタッフの力を借りて据え付けていくことに決めた。
これまたストックしていた切り出した石。幅150cmの大物。これも使おう。
現場搬入、据え付け
若手のスタッフ2名が細道を潜り抜け運んでくれる。感謝だ。
沓脱石になるのでレベルは大事と水平にこだわってくれるスタッフにこれまた感謝だ。
石は3人掛で搬入し、庭土も一輪車で運び込んだ。うーん、なかなかの重労働。
還暦越えのおっさんがやれる訳もなくないが、そこはそこ。
出来ることをしようと本日、香住谷(かすんだん)の自社山から採取した苔を散りばめた。
完成までもう少し。時間はそうも無い・・・。焦るね。
喜んでくれたらとの思いだけが私のエネルギーだ。
出石の家もそろそろ竣工。
細々と最後の仕上げに各職方の力を頂いて居ります。
私といえば
その仕上げ方を考える訳ですが、なかなか進まないのです。
これダァという閃きが起こらない時、これが一番辛い。
ということで玄関に入って部屋に入るときに一歩土間から床に上がる時、ここで靴を脱いでねの印の為の踏み石をあーでもない、こーでも無いと何度もパズルした石の下塗りが乾いたので早速踏んで見ました。
右足、左足 上手に載せられました。合格です。
足元の小さな石は 8個、訳はご想像くだされ。
おっさんのスリッパでお目汚し失礼しました。
お気づきかどうかですが、
石は敢えて檜板に少し潜らせて配置して居ります。
階段の蹴込みと同じ理屈なのです。しかし
下塗り状態でもなんか三和土みたいな素朴な素敵がありますね。
なんかこれで良いと思ってしまいます。
おすまし檜の無節板でお出迎えです。
住まいに入れば靴を脱ぐ。
庭から住まいに入るときも靴を脱ぐ。
当然ですが、どう脱ぐかどこで脱ぐか。ですね。
特に初めてお訪ねしたお客様、まぁ私ですがどこで靴を脱いだらいいか悩ましいオタクが割とあります。
お客なのだから真ん中から・・とはいかず右端から靴を脱ぐことが多いのです。
ここで脱いだら良いんだよ と言う印が欲しいなぁといつも思うのです。
なので靴を脱ぐ場所はここだと言う印をいつも大事にしております。
この度は出石のお住まい。なので特に注意してみました。
平石に丸石を組み合わせ。今回はこれをご提案しております。
ただ最後の最後に上下を逆にさせて貰いました。
いつもの左官の橘さんにあとは託す訳です。
この後仕上げの上塗りを施すのですが、良いじゃないですか?。
良いかんじです。
いつか自分でコテを握り、作り上げたいと思う私です。
寒くなったり意外に暖かい日が続いたり。
そう言いながら確実に但馬の冬が訪れてきます。間違いなく。
去年、凍害で瀕死の状態だったウンベラータ君はなんとか持ち直して我が家で育ってくれておりますが背が伸び過ぎてライトに近過ぎで不味い状態となっております。
事務所移動も時期を逸してしまい、今更無理。
上手いこと行かないもんですね。
さて
築25年を越す我が家は断熱気密のレベルは当時の標準、そう、ほぼ無断熱(土壁の家です)。リフォームをしてリビングだけは少し手を入れましたが、NSのお住まい基準で言えば多分欠格仕様。ダメダメです。
まぁ時代が時代だけにしょうがないんですが、お風呂だけはどうにかしないと最悪の事態を招きそうです。
早く断熱浴槽だけでも導入しないとエネルギーの垂れ流し状態ですから体にも財布にもジワジワ効いてきます。
そんな(劣悪な)家に住んでるからこそ暖かいお住まいをご提案したいとなる訳です。
そう、最低を知ってるからこその強みとしております。
現在外気は9.2度、私の寝室(無人)は11.5度、無暖房の三郎部屋(1名・1匹、断熱改修済み)は16.1度、今居るLDKは22.9度(暖房切ってから2時間強)なんとか過ごせますが寝室はほぼ外気ですので電気敷き毛布を先週から導入しました。
なんか電線(磁気)に包まれているようで気持ち悪いけど寒いよりましと妥協しております。
よくある勘違い
高断熱仕様にしたから無暖房でも暖かいハズ・・・コレ勘違いです。少しのエネルギーも足さないであったかい家になる訳ないです。
高断熱の家と言っても自分で勝手に発熱はしませんし、暖かくはなりません。
日射取得を考慮した設計をすれば少しはマシですが「樹脂サッシで日射取得型ガラスを入れれば・・・」と言っても日射取得量で言えば樹脂でもアルミでも昔ながらのシングルガラスには勝てません。室温を上げるほどの日射は残念ながら頂けません。
シングルガラスの日向ぼっこ そう言う意味では最高です。
なんだか分かりにくいですがそうなんです。
高断熱の家(自称)よりも高気密の家(無駄な隙間がない家)の方が実は寒くないっていう事実も知っておいて下さい。
まぁ費用と住まい心地とのバランス感覚は大変難しいのですがネット情報を鵜呑みにされないで下さいね。
いやほんま、(自称)高断熱住宅はそこかしこに存在しております。
G2標準なんて言われるフランチャイズさんもありますしね。
私なんか昨今の住宅性能競争的なものに、だんだんとしらけてきております。
家は冬だけでは無いぜ。ましてや不細工な家は悪だぜ、なんて思っておりますから。
まぁ冬だけじゃないし夏も春もあるよねぇ。冬も夏も暖かい家ってどうなんでしょうね?
さて
但馬は但馬の気候に合った住まいを と思ってOMソーラのご提案をしてはおりますがナカナカ浸透しませんね。
OMの日射取得は素晴らしいんですよ、晴れた日だけ限定なんで但馬ではその恩恵を頂けるのは極まれなんですけどね。
だからですかね、やっぱり。
それに比べて
薪ストーブ、良いですね。漏れ漏れのお住まいでも俄然あったかいです。
まぁ漏れてた方が危なく無いくらい空気を使います。排気計画も大切ですね。
外気導入を検討された薪ストーブなら問題ないですけど、なんちゃって高断熱・高気密住宅ではご注意下さい。
薪ストーブ大好きなら漏れもれの低気密住宅がお勧めです。そのほうが薪ストーブ楽しめます。
いっその事、窓を開けた状態で冷気を室内に入れ込みながらの薪ストーブ最高です。
ま、コレも極端かな。
色々申しましたが(極端な言い方をすれば)
開けっぱなしの戸を閉めるだけで部屋は暖かくなる。昔から言われて来た通りです。
先ずはどこからか解らない漏れ気や隙間を無くすこと。
そして熱を出来るだけ貯める事(外に漏らさない)。計算なんて(だけでは)計れません。
なんて言うと どこからかお叱りを頂きそうですね。このくらいにしときます。
ではまた。
このポスト、カッコいいでしょ。憧れております。個人的に欲しい。うちには似合わないけど。