N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

着手から1ヶ月半。母屋と離れがあるお住まい。

まずは離れからと先行して施工を行い、離れは目処が建ったので母屋の方に注力し出しての2週間。

ようやく内外部の解体も終わり、補強、穴埋めをしながらの外断熱施工も目処がたってきました。

 

くたびれた内装材は全部撤去。

途中で模様替えを繰り返されたであろう様々な跡が見られる躯体。

断熱、気密などとは縁の無い作りと施工。

少しずつ、しっかりと不具合箇所を見極めて修繕。そして取り替え。

昭和感満載のリビング(だろうスペース)も丸裸にしました。

大開口が気持ち良いですね。

なので、大きな引き込みサッシが入ります。(予定)

土壁の隙間には先ずコーキングとウレタンスプレーを詰めたり塗り込んだりして最低限の気密処理を順次行っていきます。

 

 

じわじわと基本性能を上げていく地道な作業は設計担当のY君がやってくれました。

 

ここまで手を入れた上で完成予想図を仕上げて行きます。

 

 

単なる模様替えのリフォーム、リノベーションとは全く違った取り組みをしておりますので

これが

このように生まれ変わります。(の予定です・・・。)

 

昭和なお住まいを令和の家族に合わせた住まいに生まれ変わるお手伝いをさせて頂いております。

重機械を使って解体するのは簡単ですが、今回は丁寧に大工さんに骨組みの状態を確認して貰いながら順番にバラして行って貰っております。

着手から、そろそろ2週間。ほとんどの気になる部分は目視できるようになりましたので、手を入れなければならない場所、費用も見えて来ました。

何度かリフォームされたであろうこのお宅は至るところにその痕跡が見えます。

今回、私達が手を入れさせて頂き、また数十年後に新しい暮らしをされる時にも恥ずかしく無い仕事を納めたいなと思うところです。

 

予算以上の仕事でお渡し出来るよう、コストの配分に注意しながらも寒くないお住まいに生まれ変わる予定です。

とか何とか言いながらも、但馬初のモノも採用予定。

きっと『我が家にも採用して欲しい』と思われる筈です。

 

ではお楽しみに。

リフォームというのかリビルトの範疇なのか。

大規模改修と言うのが適切かも知れません。

昭和なお住まいを購入され、今の家族の為に大らかな暮らしの出来るような改修のご相談を受けております。

以前の暮らしでもご家族にとって最適な間取りだったのかは別にして、まずは一旦 裸にして骨組みを再点検。

現れたのが土壁。

(断熱材が一切ない無断熱住宅でした)

えーですね。

良いんですが、やっぱりこのままでは寒すぎる。

なかなかの難題であることは間違い無いのですが土壁のお住まいの性能向上はどこまで出来るのかやり甲斐のあるお仕事となりそうです。

ともあれ

現代の暮らしに合わせたデザインで仕立て直しを試みます。

コストと快適性のバランス。 工期もタイト。三重苦以上かな。

今回も棟梁はじめ職方には苦労をかけてしまいそうですね・・・・。

 

とっても難しい改修となりますが楽しみでもあります。

年明け早々、キッチンの蛇口がおかしくなっておりました。

そう、蛇口の口というか先端に取り付けてある(多分どの蛇口にもある)水流調整用のキャップが外れてしまい、家内に不便をかけておりました。

なかなか蛇口交換てのは億劫になる仕事なので先延ばしをしておりましたが、本日、重い腰をあげて作業を行うことに。

あまり美しくない蛇口ですがご容赦下さい。

写真中央に位置する水栓にガーゼのような物が巻き付けてあります。

これが整流を助けてくれるように家内がつけたガーゼです。

流石に2ヶ月ほったらかしと言うのは色々と不味いので・・・。

 

水栓(蛇口)はキッチンの場合、ご存知のシンクの後ろ側に配置される事が殆どなのです。

つまり、ほとんど隙間のないところに取り付けられている訳なのです。その為、専用工具も売っているのですが、そこは時間と工夫で凌いで何とかして外す事が出来ました。

ここまでで約20分。

と言うわけで

新しい蛇口を取り付けることにしました。

 

上から蛇口を差し込むとシンクの中からはこう見えます。

隙間は約10cmくらい。

なので専用工具がいるのですが私は持っておりません。

繰り返しますが『時間と工夫』で何とかしました。

私は意地もあって何とかしましたが、

そんなに高い物ではないのでご購入されても良いかな?

そうそう、シンクの中にはこんなハンドルがついております。

作業はまずこのハンドル(蛇口)をしっかり閉めてから行いました。

その後、お湯用のホース(メッシュホースに赤い点)、上水用のホースメッシュホースに青い点)の袋ナットを19のスパナを使って緩めた後に蛇口本体の取り外しを行って下さいね。

 

 

 

ビフォー

Amazonで買ったスプレー付きの大きめな蛇口。

我が家では不評でした・・・・。

 

アフター

シンプルな物がやはり使い易いようです。

家内にも好評です。今のところ・・。

 

自宅で過ごす時間はいかがですか?

友人達はクーラの効いた部屋でダラダラしているわとグウたら亭主像まんまの様相。

私も同じような時間を過ごしておりますので何も言う事は御座いません。

いつもの私の居場所に彼もやって来て寝転んだり足を舐めたりと過ごす時間が楽しいもんです。

 

いまだにタバコをやめない私ですから換気扇を仕込んだ私用のコーナーが自宅にあります。

帰宅したらホボこの場所に陣取って寝るまで動きません。

このコーナーが無ければ私は蒸し暑い外でのホタル族となったはずですが、ミニリフォームを昨年行った時に内緒で装備したプロペラファンが快適な私の居場所を作ってくれました。

いや、本当に想定以上。快適快適です。

 

新築でもリフォームにおいても是非ご自分の居場所を忘れずお造り下さい。

たった90cmにも満たない物入れだったところが私の快適な居場所になったのです。

狭いくらいが丁度いい感じなのです。

 

キッチン。
良いのがいっぱいあって迷いますね。

今日はそんなキッチンのリフォーム実例をご紹介します。

先ずは我が家の25年前から使い続けているキッチン。

年気が入った良いキッチンです、いやほんま。
まだまだシンクも綺麗。
ただ
扉の金具や扉自体が腐って来ていてたりトッテもプラスチックのショボいモノだったりと「そろそろえーんちゃう」との声もありながら…。

II型のキッチンをとも、考えたのですが、我が家は他にもたくさん手を入れなくてはいけない箇所だらけだったので消去法でII型は無くなってしまいました。

で許される筈も無く。
では「キッチン、此処もリフォームだ」
と取り掛かりました。


一番目に付くところは、扉とトッテ。
新品のキッチンでも此処でグレードが変わって来てグッと高価になっていく。
てな訳ですので此処を綺麗にしたら妻君も喜んでくれるかもね。

色々考えて最終的に採用したのが「リアテック」と言う壁紙の高級品的な材料。
リアルコンクリートの様だったり無垢の木の様な柄もあります。さすがリアテック。

とは言え私はやっぱり偽物が嫌いなので…..と悩んだ末の決断したのがこれ。

和紙の様な紅色と言うのか….。

ショボいトッテもホワイトアッシュを刻んで貰いました。

 


如何でしょうか?

我が家のキッチン、もう少し使ってくれそうです。

掃き出し窓があっても外に出ない。 窓すら開け無い。
若しくは
出たくても出られ無い。 隣の家の窓があるので開けられない。
そんな住まいが多く作られています。
立地のせいでしょうか?設計の力不足でしょうか⋯。

少しだけでも他の予算を融通して外に出られる、外に出たくなる窓辺を作りたいと私は思っています。

さて
築25年の我が家。
不都合なところだらけなのですが、今の私と妻にとって「 好き 」を大事に修繕ポイントの絞り込みをはじめました。
もちろん予算は極小。使えるモノは極力再利用と言う何重苦のリフォームになりました。
多分、御参考にしては頂けないでしょうが、我が家のワガママを出来るだけ盛り込んだ状態を御共感頂ければ幸いです。

以前の窓辺がこちら。
窓辺には寒くて誰も寄り付く事は無かったのです。
まぁ 当然ですね。

屋根も無いので雨の日は開けることなど出来ません。

最大公約数を求めた結果がこの雛壇縁側です。
( 予算がキツキツなので今回は波板で屋根を葺きました。)

そんなに大きく無くてもいいんです。走り廻る歳では無いので。
時々訪れる娘夫婦と孫達が座ってお菓子なんかを食べられたら充分。

新しい大型家電も良いんですが、その予算を窓辺に掛けて得られる楽しみもありそうですね。
私は
ジャンパーを着込んで星を見ながらウイスキーってのも気持ち良いですよ。

 

現在の施工状況。
いつもの癖で大方完成した処から、もうチョイ手を入れて行きます。

御希望の方には我が家を公開致しますね。
お楽しみに。

棟梁にこさえて貰った食器棚の大組が出来たので室内に本日搬入しました。

 

シナランバーを使ってリーズナブルな造作家具を住まい手さんに納めて来ましたが、やっと我が家の番が来ました。

壁面を覆う2台の食器棚。
多分、我が家の食器だけではスカスカな予感ですが⋯。

新築でもリフォームでもジャストサイズな家具は街の家具屋さんで探すのはほぼ無理では無いでしょうか?
私と言えば幸運にも出会えたとしても価格的に無理だったりしました。

我が家のリフォーム。
もうじき完成しますのでご紹介致しますね。

主婦は忙しいのです。
朝は特に。
という事で少しでも朝の作業の時短を図るため、壁をくり抜いてみました。

正面左にトイレ、壁の後ろに洗面脱衣、そして洗濯機、お風呂が有ります。

なのでこの正面引戸を開けて右に曲がって、更に洗面所の引戸を開けて行かなくては洗面所には行けません。

なんて事は無い距離ですが朝のピーク時にはこの「なんて事無い距離」が一手間増やす事になるのです。

ではどうすれば⋯。

 

はい、もう簡単です。

壁に穴を開けて直接洗面所に行ける様にが奥様の強力なリクエスト。

大工さんにお願いして大鉈をふるって貰いました。( 実際は電動工具 )

 

 

真正面にお風呂のドアが見えますよね。

御要望通り、キッチンから一直線に洗面と洗濯機に行く事が出来る様になりました。

古いお住まいは寒いのでやたらドアや壁が多いので、使い勝手が劣ることもあります。
出来れば間仕切り壁の無い空間が暮らし易いのですが、今度は寒くてしょうがない⋯、ってとこです。

使いがってを取るか、寒さを堪えるか?難しいとこかな。

でも大丈夫。断熱をきちんと考えてリフォームすれば良いのです。

どちらのお宅にもある「 掃き出し窓 」。
けど、お掃除の時って掃き出します?、我が家はただの一度もありません。

縁側、窓辺。 気持ちの良い場所であるべき。と私は思うのです。
そんな想いを形にして見ようと今、模様替えを兼ねて窓辺を作り替えております。

現在の我が家の窓辺は寒いだけで、全く楽しくない場所。
寒く暑い窓辺には子供達も近寄らない無用な場所でありました。

けども、生まれ育った幼児期の思い出の窓辺は楽しい場所だったのです。
スイカを食べたり、花火をしたり。天気の良い日はゴロゴロしたり。
きっと気密も断熱も考えて作られていない窓辺でもなぜだか気持ちの良い場所だったと記憶しております。

楽しい窓辺を再現したい、増えた家族に楽しめる窓辺を感じて欲しい。
そんな思いを形にしてみようと軽いお財布なのに挑んでみました。

そんなこんなで消費税が上がると言うのに9月30日に着手。

なにせ時間も費用も無い、ケチケチ修繕なので
現場を預かる監督員と棟梁に迷惑千万のクライアントになってしまっております。

案は現場を見ながらiPadで現場に伝えます。

横長の窓、内縁側とつながる外縁側。腰掛けられるデッキ。雨が降ってもボヤッと出来る深めの屋根。

こんな窓辺になる「はず」です。

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

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