彌吉のブログ
先日突然の電話を頂き、お会いした爽やかなご家族のリクエストを頂き、軒の深い瓦屋根の住まいを計画させて頂くことになった。
私の場合は特にやれる時にしないとダメなのです。
後回しには致しません。と自分に言い聞かせることにしております。
てな事で、
現在計画中の平家建てのお住まいの造作キッチン案の修正を一旦ペンディング。
boshの食洗機のテクスチャー、何処かあるかな 、気掛かりです。
気分転換に敷地図を読み込んでサクッと描いてみた。
敷地図と一枚の周辺写真を手掛かりに暮らしを想像するところから始める。
まぁ、いつもの事だけど取り掛かると止まらない。
住まい手さんと面談しながら組み上げるのも楽しいのだけど、こりに凝って熱が過ぎると予算オーバーの憂き目に。
これこそ、絵に描いた餅って言うのかな。
さて
今日のベストはココまで。レンダリングをチョコっとして確認。
多分、明日は明日で変わるんだろうけど。
屋根の形を変えた2ndを搾り出そう。新しい沼が出来た感じだ。
外観と室内、予算と設、暮らし・・・。何次元方程式なのだろう、難しいですね。
そとん壁の白い2階建は別案件。コレも気に入って頂いた。
格子戸もツボだそうで、同じ好みに安心。
そう言えば、
「プラン申込み書を頂く前には描かない」と決めていたんだけど、まぁ良いか。
僕がよく使っているCADは割と簡単に「らしいモノ」が創れる。
短時間で伝えられるツールとして重宝しております。
上の画像はそのCADで造った絵なのですがコレくらいなら5分程度でそれっぽい絵が描ける。
(間仕切り板が突き抜けているのはご愛嬌として欲しいですね。)
なので
住まい手さんとのキャッチボールが進み易いと思っております。まぁ時々暴投の様なキャッチボールもあるのですが。
てな事で
先生と呼ばれる方からは「お絵描き」と悪口も聞こえて来そうだけど私は現在のところ、コレがお気に入りだ。
建築の世界では超有名なCADって言えば「JW」。
WindowsになってからはJW winって言うのかな?まぁ知らんけど。
JWは正確な線が描けるけど、いかにも製図、図面。
いきなりテーブルに三面図が出て来ても多くの方には映像として認識頂けない。
住まい手さんには実像として理解出来ないモノはそれこそただの線なのだ。
「伝わってこそ意味がある」なんて思うのです。
なんと三郎が入院しておりました。
先生曰く「膵炎」。
食いしん坊な彼は私のご飯もねだるので太り気味でしたが、どうもそれがいかんかった様です。
味気の無いスチール製の監獄にエリザベスの彼。胸が痛いけど回復を願って先生に託します。
1週間の入院で元気を取り戻した彼は相変わらずの食いしん坊なのですが心を鬼にして「あげない」のです。
いい親父になった我が友。共に過ごした学生時代を大いに語った時間は宝モノだ。
企業戦士として中国やベトナム、アジア各地で青年期を捧げた彼らを誇りに思う私です。
また会う事を誓った夜でした。
で、深酒をした翌日は
さくらさんに会って参りました。
そんなこんなの2月16日17日の東京の私です。
天井。なんのこだわりも無いんでなんでも良いです。
・・・・・・・・。
大抵の方はそうなのかも知れませんね。施工したことはないですが青空のような天井がとか、星空の壁紙を求めらる方もいらっしゃるようですが大抵は白っぽい壁紙で仕上げられて居ります。
けれど私は「板天井」をお薦めする事が多いのです。
なぜか。
兎に角、「素敵なのですから、お薦めしない訳にはいかない」 なんて思って居ります。
こんな感じです。
如何でしょうか?
3月8日
我が故郷但馬地方にも、ようやく良い天気が続く季節がやって来た。
外壁の施工は当然外仕事になる訳で雨が降れば屋内の作業、晴れたら外仕事。
天気のご都合を聞きながらの作業日程。
悩ましいのですが託された施主とのお引き渡し時期を遅らせる事も出来ず、と本当に天気には泣かされることが多いのです。
縦の通気胴縁と杉板を縦に貼るための横胴縁がご覧いただけます。
(ここは大事な所なのですが)現代の机上の高性能を謳う性能競争には現れない「住まい」としての基本的な性能を担保する箇所。
極端な話、外壁はなんだって良いんです、あくまで表面を装うものであって、その内側に行われている作業が肝心かなめ。非常に大事なのであります。
そう
しっかり通気を取れる仕様とする、そして万が一、外壁からの水の侵入があっても室内側に影響なきように設る。コーキング、シーリングと呼ばれる接着剤的なものに頼った設計では但馬では短寿命な住まいとなってしまいかねませんのでちゃんとした通気が出来る壁にしないといけません。
右手の壁には間隔を狭めた下地板が見えますがここはシラスそとん壁用の下地。間隔を狭めて塗り壁にヒビが入らないようにしっかりと下地を作りらねばなりません。
当然ながら、ここもちゃんと空気が通るように下地を組んでおります。
(シラス壁を全面に採用した久美浜の平家 築6年目かな)
今回のお住まいも南面にシラスそとん壁を採用して居りますので余計に好天が待ち遠しかったのです。
気温も徐々に上がって来て最低気温が10度以上になれば安心してそとん壁施工に取り掛かれます。もうじきです。
インターフォンとか取り付け用の塀を天竜焼杉を使用して作らせて頂きました。
うん、自画自賛になりますがとっても綺麗だと思います。
少し経って根が張ると綺麗な緑が賑やかに彩ってくれます。
こちらは日高のお住まい。猫ちゃんと暮らされている御宅の前庭です。
この写真は竣工2年目くらいだと思いますが、緑が出てきてとっても綺麗だなぁとご紹介をさせて頂きました。
天竜焼杉、とっても焼きが深くて陰影の濃い素敵な板です。多用させて頂きたいのですが一点だけ問題があります。
壁にもたれると服を汚す。 これ当たり前のことなんですが表面が炭になっているので汚れてホンマ当たり前なんです。
でもお子さんはそんなのお構い無しですので、そういうところには使わない。
とする事でみんな幸せでいられますね。
天竜焼杉、おすすめします。
けど普通の板壁も悪く無いですよ。
ではまた。
今日は朝からこれ。ちょこっと修繕。
家内の実家、義理母さんから修理依頼。
どうもスイッチの具合が悪そうだ。定番のスイッチ故障前兆候か。
手持ちにSWなんぞある訳もなく取り敢えずカバーを取ってみた。
SWのカバーは手で簡単に取り外せるのですが、めくってみるとこんな感じなのです。
おでましです。正面の青っぽい塊がSW本体です。
で、ここから新鮮な冷たい空気がビューと吹き込んできました。
まぁこれも定番。何処ぞのWB工法だったか壁の中を空気が走るって言ってたけど、こんな感じかな。
やたら冷たい風なのでWBでは無い。だと思う。
昭和な家の典型的な壁内通気層、って感じでした。
まぁ空気が流れるってのは悪くは無いんだが、寒すぎて。
外気と遮断した上で壁体内に通気層の如く空気が流れるのであれば、まぁいいかな。
WB工法わりかし良いのかも知れません。天井のプロペラは受け付けんけど。
と言うことで壁の中に風が吹く家を体感させて頂いたのです。
数値だけに右往左往しないけど暖かいお住まいが必要な住まい手さんは事務所に遊びにお越し下さい。
ではまた。
寒くなったり意外に暖かい日が続いたり。
そう言いながら確実に但馬の冬が訪れてきます。間違いなく。
去年、凍害で瀕死の状態だったウンベラータ君はなんとか持ち直して我が家で育ってくれておりますが背が伸び過ぎてライトに近過ぎで不味い状態となっております。
事務所移動も時期を逸してしまい、今更無理。
上手いこと行かないもんですね。
さて
築25年を越す我が家は断熱気密のレベルは当時の標準、そう、ほぼ無断熱(土壁の家です)。リフォームをしてリビングだけは少し手を入れましたが、NSのお住まい基準で言えば多分欠格仕様。ダメダメです。
まぁ時代が時代だけにしょうがないんですが、お風呂だけはどうにかしないと最悪の事態を招きそうです。
早く断熱浴槽だけでも導入しないとエネルギーの垂れ流し状態ですから体にも財布にもジワジワ効いてきます。
そんな(劣悪な)家に住んでるからこそ暖かいお住まいをご提案したいとなる訳です。
そう、最低を知ってるからこその強みとしております。
現在外気は9.2度、私の寝室(無人)は11.5度、無暖房の三郎部屋(1名・1匹、断熱改修済み)は16.1度、今居るLDKは22.9度(暖房切ってから2時間強)なんとか過ごせますが寝室はほぼ外気ですので電気敷き毛布を先週から導入しました。
なんか電線(磁気)に包まれているようで気持ち悪いけど寒いよりましと妥協しております。
よくある勘違い
高断熱仕様にしたから無暖房でも暖かいハズ・・・コレ勘違いです。少しのエネルギーも足さないであったかい家になる訳ないです。
高断熱の家と言っても自分で勝手に発熱はしませんし、暖かくはなりません。
日射取得を考慮した設計をすれば少しはマシですが「樹脂サッシで日射取得型ガラスを入れれば・・・」と言っても日射取得量で言えば樹脂でもアルミでも昔ながらのシングルガラスには勝てません。室温を上げるほどの日射は残念ながら頂けません。
シングルガラスの日向ぼっこ そう言う意味では最高です。
なんだか分かりにくいですがそうなんです。
高断熱の家(自称)よりも高気密の家(無駄な隙間がない家)の方が実は寒くないっていう事実も知っておいて下さい。
まぁ費用と住まい心地とのバランス感覚は大変難しいのですがネット情報を鵜呑みにされないで下さいね。
いやほんま、(自称)高断熱住宅はそこかしこに存在しております。
G2標準なんて言われるフランチャイズさんもありますしね。
私なんか昨今の住宅性能競争的なものに、だんだんとしらけてきております。
家は冬だけでは無いぜ。ましてや不細工な家は悪だぜ、なんて思っておりますから。
まぁ冬だけじゃないし夏も春もあるよねぇ。冬も夏も暖かい家ってどうなんでしょうね?
さて
但馬は但馬の気候に合った住まいを と思ってOMソーラのご提案をしてはおりますがナカナカ浸透しませんね。
OMの日射取得は素晴らしいんですよ、晴れた日だけ限定なんで但馬ではその恩恵を頂けるのは極まれなんですけどね。
だからですかね、やっぱり。
それに比べて
薪ストーブ、良いですね。漏れ漏れのお住まいでも俄然あったかいです。
まぁ漏れてた方が危なく無いくらい空気を使います。排気計画も大切ですね。
外気導入を検討された薪ストーブなら問題ないですけど、なんちゃって高断熱・高気密住宅ではご注意下さい。
薪ストーブ大好きなら漏れもれの低気密住宅がお勧めです。そのほうが薪ストーブ楽しめます。
いっその事、窓を開けた状態で冷気を室内に入れ込みながらの薪ストーブ最高です。
ま、コレも極端かな。
色々申しましたが(極端な言い方をすれば)
開けっぱなしの戸を閉めるだけで部屋は暖かくなる。昔から言われて来た通りです。
先ずはどこからか解らない漏れ気や隙間を無くすこと。
そして熱を出来るだけ貯める事(外に漏らさない)。計算なんて(だけでは)計れません。
なんて言うと どこからかお叱りを頂きそうですね。このくらいにしときます。
ではまた。
このポスト、カッコいいでしょ。憧れております。個人的に欲しい。うちには似合わないけど。
いつの間にかというか必然的に季節が移ろうとしている。
寒くなり出してって訳では無いのですがいろんな事が目白押し状態となる。
お待たせばかりで本当に申し訳無いのだが、どうしようも無く・・・。
とは言え、ちゃんと段取り取っていかねばならんと褌締めていきます。
さて冬が近くなった我が家では
妻君が干し柿をと柿を剥いてくれた。私は干す係。
数が多く、コレも大仕事なのだ。
柿は寒風に晒すと良いはず。だから少し早いのでは?と思ってもそこはそこ、妻君に物申すことは無い。
育てている観葉植物君たちも順次室内へ引っ越しをする事にした。
昨年末に貰ってきたウンベラーター君は2m超と背が高すぎて我が家の居間では窮屈になってしまったので、事務所にと思うのだが約30kmのドライブをどうするかと思案しどころなのである。
少し整理をしてこの子達の居場所を確保出来たけど、去年と今年の幼子の収容先が決まらない。増やし過ぎたか・・・。
我が家には窓際にちっちゃな畳のスペースがある。
半畳たたみが縦に3枚、横は1枚の1.5畳のココが意外に気持ち良い。
気持ちいいと子供も犬も、もちろん私もゴロゴロしてしまう。
今日は久し振りに遠くに住んでいる孫君が遊びに来てくれて、この椅子を持ち出して遊んだり外を見たり。とにかく楽しそうだ。
少々、畳は傷むのだか全く気にならない。
傷のほとんどは愛犬三郎くんの爪痕だけど。
小上がりの窓辺の畳スペース、お勧めです。
三角の椅子は徳島のKIKIさんから購入したもの、3歳児から5歳児くらいに丁度良い寸法です。
住まいは小さめが良い のではと言われ久しいのですが、観葉植物の世界も同じなのです。
特に冬に向けてのこの時期が引っ越しの適期かと思います。
なぜ小さめが良いのか?
大きい方がのびのび育てられるのではないか?と誰しも思われる事ですが、事、観葉植物に関しては小さめが良い場合が多くあります。
で、なんで?
植物を枯らしたり弱らせたりする原因の大半は水に関する事です。
そう、水をあげすぎたり、あげなさ過ぎたり・・・。思い当たる方も多いのではないでしょうか?
上げ過ぎの場合、いつまでも土が乾かず大事な根っこが腐ってしまうことが最大要因です。おすすめは少し小さいくらいの鉢に植え込む事。
植物が欲する量の水分量ってなかなか判断が難しいです。目安は土が乾いたら・・・なんて誰もがご存じの水やり目安ですが、いつまでも乾かない土はどうしたもんでしょう?
土が悪いんだろうか、と優しい方は心配して土を入れ替えたり毎日土の表面を指で触って状態を確認したり とかなかなか大変ですよね。
これ簡単に解消できます。
ズバリ 鉢を小さくしてしまうとOKです。
多くの方は早く大きくしたい、水やりを少なくしたいと思われて少し大きめの鉢に植えられる傾向があるように思います。けれど大きな鉢に植え替えるとそれほど成長していない植物の根っこが大量の土に含まれている水分を吸い上げ切れずに土中がジメジメした状態が長く続きます。
これが一番悪い状態です。
土に含まれるのは水分だけでなく腐朽菌やらなんやらが存在しておりますので、水分量が多いと、かびたり腐ったりしやすくなるんです。
だからちょっと小さめの鉢に入れてあげて土が乾くタイミングをワザと早くしてあげる事です。
水が足りなくてちょっと干からびたり元気がなくなったなら溢れるほど水を上げたら良いのです。
植物は一生懸命水を吸い上げてすぐに元気を取り戻します。
そう、大事なのは愛情ではなく水管理です。
我が家のレンガレンシス君、冬を迎えるのあたり支度を致します。
夏の間は水をいっぱい吸ってくれる成長期ですが、これから寒くなると水の吸い上げも鈍くなってしまいますので、前述の通り根腐れが心配です。
と言うことで10号鉢から7号鉢に鉢下げを行いました。
引き抜くと
伸びた根っこもあるけど
なんだか細い根っこがまだ不十分な状態のように見えます。
鉢下げをするのですから周辺の土をそっと削いで行きましょう。少しずつ丁寧に根っこを気遣ってあげて下さい。
ずっとコンパクトになったのですが同じデザインの鉢なのでその違いが写真ではわかりませんね。うーん残念。
とにかく鉢は小さめ、特に冬に向かって室内栽培に切り替える場合は必須のように思っております。
もちろん、ちゃんと水管理が出来る方はこんなことする必要はありません。けど意外と冬場の水管理って難しいんですよね。
カラカラよりはシットリくらいがいいと言う方もいらっしゃいますが、私はどっちも良くないと思うのです。
小さめの鉢にしてどのくらいでカラカラになるのか見て上げてください。
小さい鉢だとその管理が比較的簡単ですのでお勧めなのです。
と言うことでこの鉢下げ作業は8月の下旬に行って約2週間外で育てておりました。まぁ根っこが落ち着くのを待っていたのです。
ちょいと早めですが台風が近づいて来たので、この子だけ早めに室内に本日取り込みました。
鉢が小さいと鉢カバーの選択肢が増えますし、お安く買えます。
おすすめです。
そうそうお住まいも似たような理由で少し小さめをお勧めいたします。
今日は暑かったですね、夏日です。
そんな日を選んで(?)F様邸 出石の家の上棟をさせて頂きました。
が、かなりバテました。
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朝7時過ぎに現場到着。棟梁たちは先に到着し土台のシートをはいで準備を進めてくれてました。
この時点ではまだ涼しくその後の灼熱地獄的な気温を誰も想像しておりませんでした。
まずは恒例の柱建て。
棟梁が上手と手を叩いておりました。
さぁここからは大工さん達の舞台。どんどん柱を建てて行ってくれます。
午前中に棟が上がりました。
遠方にお住まいの住まい手さんですので上棟を確認頂いた上で帰京されました。
垂木を載せて玄関の下屋に着手、もうこの辺でバテバテ状態でした。
特に何にも私はしておりませんが・・・・。
夕方になってようやく気温も下がりラストスパート。
なんとか大屋根は屋根下地打ち付けまで完了。一安心。
下屋の登り梁は丸々4寸柱。3本取り付け完了し今日のところは許して貰いました。
なるべく低く、と意識した通りの出来。右のオタクがとっても大きく見えますね。
初冬お引き渡しのスケジュールですのでチャクチャクと音を立てながら進めていきますので、建築経過をお楽しみに。
床下点検口、そう毎日必要ないですよね。覗かないですよね。多分ご自身では。
キッチンに立つと点検口の上に立つことになります。
なんかブカブカしておりますし・・。
毎朝立つししょっちゅう手を洗う日常。なのに手洗いするたびにコレまた点検口の上に立たねばならない。
なんじゃこれは!と私は思うのですが如何でしょうか?
まぁ設計した御仁のいいそうなことは薄々わかるのです。
わかるのですが「じゃないだろう」と。
嫁いだ娘が住んでいる某ハウスメーカーさんの戸建品質の賃貸での事です。
コレじゃ戸建も想像つくわ。と憤りまくりの私でした。
いつやるか、いつやろうかと迷いまくっていましたが遂に行いました。
ご相談頂く住まい作りにおいても「小さめ」をお薦めしているのですが、コレもやっぱりそうなんです。
植木鉢。叱れそうですが大事な大事な観葉植物の植木鉢の事です。
この写真は既に左の鉢から右の鉢への植替えが済んだ状態なのです。
見てわかる様に2サイズダウンです。
なんで小さくするの?
そう、なんで? ですよね。
この子は去年の初冬に枯れかけていて無料で御自由にお持ち帰り下さいませと放置されていた子なので、出来得る限り大きな鉢で根っこをドンドン育てるぞぉと過保護にしておりました。
これが持ち帰り時の鉢。背の高いこの子に対して明らかに小さい。小さ過ぎるとお店の扱いにイラッとしながら大きな鉢に植え替えたのが11月24日。
植え替えてからは室内に持ち込んで植物ライト照射し寒かろうと石油ストーブを焚いてみたり・・。
ジワっと回復して来たので毎日一喜一憂しておりました。
ですがトップの葉っぱが落ちて来たり、かと思うと枯れ枝から新しい葉っぱが出て来てくれたりとヤキモキしておりました。
この写真は4月24日。そろそろ最低気温も15度を下回らない時期になって他の子は外に出しましたがこの子はまだ過保護状態。毎日帰宅してから眺めておりました。
気温も上がってきた5月29日。
なんとか各枝から葉っぱが少ないながら出揃ってきた。
外の環境に耐えられる体力もついて来たところだろうとタイミングを測っておりました。
6月11日。
ようやくウンベラータを外に出し代わりにアルティシマ君をリビングに迎えました。
この子はうちに来てから多分10年以上なる古株で、実はこの子も枯れかけての叩き売りで500円で連れ帰ったモノです。そんな彼ですが今ではいっぱい枝分けした子供が住まい手さん宅に嫁いで行っております。
で外に出したウンベラータ君は如何なった?
期待に違わずスクスクと育っていってくれているのですが如何もいまいち。
根の張り方もまだまだ弱い感じ。きっと鉢が大きすぎて根が回りきれてないんじゃないか・・・と引取り時の鉢の小さ過ぎると感じていた思いが実は正解なのでは?と思い始めたのです。
「鉢が大きいイコール根が育つ余地がいっぱいでドンドン育つ」なんて事を目論んでいたけどマダマダこの子の力ではこの鉢の栄養を吸いきれていなくて根が常に濡れた状態なのでは?と思う様になったのです。
と思ってしまったのですから即行動です。
左が植替えまでの鉢、右が現在の鉢。2回り以上小さいですが連れ帰った時の鉢よりは大きいのです。いかに今までの鉢が大きかったがわかりますね。
コレが正解かどうかは寒くなるまでにわかると思います。根っこが地表にまで出る様になったら今回の植替えが正解だったと思いますがいかに。
住まいも住まう人、住まいかたで必要な大きさがあると思うのです。
無用に大きいと維持管理が出来ない、手入れがで出来なくて荒れ放題。やろうと思っても高額な修繕費用が掛かる。なのでほったらかし。
コレじゃ苦痛しか残りません。
少し小さめでも10年もすれば家族構成も変わって来ますし、最大人員に合わせた家作りは如何かと。
質より量はねぇ。
懐石料理の良さが最近分かりかけたお年頃の私です。
ついでに亀くん水槽もお掃除してあげましたのでご機嫌でした。
名前はまだ無い。