N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

気密測定第1回目。

本日、日本住環境さんに神戸から来て頂き、香美町で建設中の某邸の気密測定をして頂きました。

このお宅はU a値0.35で地域区分6の当地ではG2を超え区分4におけるG2並みの高断熱仕様となっております。

さて気密試験を行うタイミングとしては全ての施工を終えた状態で行う場合と施工途中で行う場合があります。

今回はサッシ、玄関引戸、電力引込みと充填断熱材を入れ、各部屋に電気配線を入れる途中と言う状態。室内側気密シートは配線の施工待ち箇所は気密シート無しと言う状態での試験としました。

なぜこの状態で気密試験を受けた理由は施工途中であるので気密不良箇所の修繕が可能、もしくは気密不良箇所の特定がし易いと考えての事であります。

つまり全ての施工を終えた後では手直しが出来ない場合が想定される為であります。

 

これが結果です。

C値0.6 。

室内側気密施工途中でもあり、暮らしの利便性を考え引き違いサッシを3箇所3枚玄関引戸の構成を考えると合格と思える数値でありました。勿論、気密を求めて各所に気密テープを貼ったりしない素の状態です。

まぁ試しにと玄関引戸に目張りテープを貼ってみたのですが数値には変化が無かった様ですので純粋に躯体の気密性能だと推察されます。

 

と言う事で

C値0.6を確保した上で室内側気密シートの施工を進め、更に気密性能を高めるベースが整ったと言う訳です。この結果は現場管理者と各施工者の協力の下の結果と満足をしております。

過去、C値=5.0でも高気密住宅と言われて居た事を思うと素晴らしい数値である訳ですが私は闇雲に気密性能を高める事を旨としておりません。

換気装置の性能を発揮させるのには必要にして充分と言われるC値1.0以下は当然ですが(高気密性能を競われている一部のマニアックな方々からお叱りを受けそうですが)0.5であろうと0.2だろうと実感として大差ない様に感じているからです。

またそれ以上に施工費用の増加と時間の負担を住まい手に求める事に若干違和感を禁じ得ない訳です。

まぁ

何事もほどほどに・・・が本音でもあります。

 

と言う事で第1回目の気密試験と言うか気密測定の結果を受け竣工に向け一つづつ丁寧な施工を現場スタッフにお願いし、結果として0.5以下となれば喜ばしいと思う訳です。

そうです、数値に拘らないと言った側からですが、もう一度竣工前に気密測定を行います。(笑)

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

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