N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

防蟻って、どうされておりますか?

防蟻ってどうされておりますか? とお問い合わせを頂きました。

そう、シロアリ対策の事です。
当然ご存知だと思っていたのですが、HPでもお知らせしていなかったかも。
と言う事で
改めて お伝えさせて頂きます。

防蟻処理について弊社の考え方。
シロアリとは、住まいの最大の敵と言っても過言では無い大敵です。
知らぬ間にお住まいの大切な部分を密かにまた着実に音もたてずに食い散らかすからです。
羽ありが飛び立つ時に青くなってももうどうしようもありません。
かなり食害が広がっている事を覚悟しなくてはなりません。

対策は?
まずは

1)シロアリに屋内に入られない仕組みを作る事だと思います。
2)シロアリが万一屋内に入ったとしても食べたくない、食べられない対策を施す事。
3)基礎周辺に土の部分がある場合はなるべく乾燥させた状態とし蟻道が作られていないかの点検をする事。

言い出したらキリがないくらいの『べからず集』はございますのでこの程度とさせて戴きます。

シロアリに入られない仕組み

シロアリの多くは基礎から侵入してくるようです。
なので基礎に隙間があったりひび割れたりしていたら、どうぞ入って下さい、と言っているようなモノ。

基礎は隙間が出来ない一体打ち基礎とされて下さい。

基礎コンクリートの壁をよーく見て下さい。継ぎ目が全くないでしょ?

 

食べられない対策
これは木材を食べようとしたシロアリが居たとしても食べたくならないような木材加工を施すしかありません。
と言っても人体にも危険を及ぼす楽剤を散布するわけにも行きません。

もうかれこれ10年以上前にはシロアリ対策の薬剤が人体に強烈な異常をもたらすとして使用禁止になったのです。そんな、きつい薬剤を室内、基礎周辺に撒いていたのですからシックハウス症候群という謎な病気がどんどん増えていった訳です。

では、何が良いか?

私は気化しないホウサンの散布が有効だと思っております。

 

ホウ酸は気化しないので雨水等で流されない限り木材に存在し防蟻効果を発揮してくれる事が期待出来るからです。流されない限り有効なのってお得ですよね。

詳しくは 『ホウサン 防蟻』 で検索されて見てください。

いっぱいその道の方のお話が出てくるはずです。

 

ここからは私感ですのでご了承ください。

 

いろいろ考察した結果私が良いと思えるシロアリ対策は
1)一体打ち基礎
2)ホウサンによる防蟻処理
3)シロアリ被害が想定される地域ならば構造体全部処理

一体打ち基礎は必須、2、3のホウ酸は処理は建てられる場所や周辺状態によるところでの検討が必要と言う事です。

とは言え温暖化が年々進む世界です、今までは食害の無かった地域でも食害発生が報告されているようですので時々はお住まいの周辺に湿った木材が放置されていないか?基礎周辺に蟻道(アリの道)というなんだかモコモコした見慣れぬものが基礎立ち上りに付いていないかの日常点検もお勧め致します。

特にシロアリの女王アリが分家する季節(4月から5月中旬)にはシロアリの羽アリがいないか?また周辺で見かけないか?と特に注意をされて下さい。

世の中、絶対はありません。なので最善を尽くし、選択していくしかないように思っております。
もちろん、私も同じ住まい手なので今後も有効な情報をお知らせしていくように致しますね。

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

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