彌吉のブログ
私は実はZEHやPV嫌いです。
嫌いなのですが、住まい手さんがお望みとアラバお聞きをする。と言うスタイルです。
嫌いな理由はまた別の機会で。
とは言え
当社もZEHビルダーでしてSiiに登録を致してはおります。
当然、ご存知だとは思いますがこのZEH、お国から認定を頂かなくては補助金を頂けません。
補助金を頂き導入費用(イニシャル)の実質負担を減らし、イニシャルを数年で稼ぎ出してその後の生活ランニングをほぼゼロに出来ると言う結構なものではあるのですが(私は嫌い。)このZEH認定なるものはBELS計算をして星5住宅(一次エネルギー削減率25%以上)でも高効率のPVを屋根一杯に載せてもナカナカ達成しないハードルのまだまだ高い仕組みになっているのです。
まぁそれに気がついて『ニアリーZEHなる基準』を創られた訳ですが、そもそもこの計算方法が間違っているんじゃないかなぁと私は思う訳です。
今更ながら釈迦に説法ですがZEHとは平たく言えば
日常のエネルギーの収支をゼロにする。
その手法として躯体の断熱性能を上げ、高効率機器を使用し生活の一次エネルギー消費を削減、足らない部分はPVで賄う。と記憶しております。
本題ですが
ZEH計算をすると結構な省エネ住宅を作っても20枚以上の高効率PVを載せなくてはZEHには成らない仕組みがなんだかおかしいなぁと思う訳です。(PVの製造、廃棄に関わるエネルギーはさておいて と言う考えも嫌いな一因なんですが・・・。)
地球温暖化防止のために化石エネルギー使用量を減らすのが急務な筈なのに『PVいっぱい載せ住宅』を量産するような仕組みに何故しちゃったんだろう。
ZEH(の理想)のハードルを下げ、少量でもPVを載せてもらえるように導入費用相当の補助金も出して・・・と言うのが本筋だと私は思うのです。
で、今度は蓄電池業界が市場を狙っているようです。(商魂たくましいもんですね。)
そろそろ正気に戻らないと地球が暮らせない星になっちまいそうですぜ。