彌吉のブログ
大工さんの造作家具
御依頼を頂かなくてもnsの家には漏れ無くついて来る「造作家具」。
私の自宅でも便利に使っている「造作家具」、全て大工さんの…と言うより「ナニワ棟梁の造作家具」なのである。
家具職人でもあった棟梁は食器棚やテーブル、書斎の書棚等をサラッと形にしてくれる。
大変ありがたい。
高級な材を使ってしまうととても手が出せなくなる造作家具であるので「えー塩梅」を模索しながら使用材を選び生活の道具を作るように心がけている。
この造作家具は香美町一日市の某邸で作っているものだ。製作途中ではあるが見て頂く。
食器棚2段、生活家電や、道具箱なんかを置く中間棚、下部は雑多なモノを仕舞うエリアを想定。
左手には冷蔵庫を収める箱。
冷蔵庫って実際、悪目立ちしてませんか?
この様に冷蔵庫も同じシナで作った箱に入れると食器棚と同じ見映えとなり特有の違和感が無くなるのでオススメしております。
幅1800高さ2300程度の大きめな箱、まぁ高いところは使いづらいので軽い空き箱やらお盆程度の住処となるのであろう。
実際、これくらいの大きさが邪魔にもならず収納力は意外にも大きいのである。
このオープンな中間棚は高さ500あるので電子レンジでも置ける様になっている。
幅が1800、約畳一枚分なのでレンジ5台は並ぶ。必要無いか…。
すべてを隠す収納もスッキリするのだが、生活の中ではイチイチ開けなくても探せるこの様なオープンな棚が重宝すると私は思うのだ。如何でしょう?。
私の手が目障りかも知れないが、引戸の取手はモアビという硬い板を削ったモノ。
この引手のデザインは伊礼智先生のiWorks家具。
小ぶりで主張しすぎない大きさが好みなのである。
今回の扉材はラワン。
シナ材で作った本体と色を分けてみた。違和感無い。
現場は仕上げの真っ只中なのでまだ雑然として居るが照明を入れ、壁を仕上げた状態で再度見て頂こうかと思っております。