彌吉のブログ
[工法・技術]
棟梁の格子
小さなfix窓が剥き出しってのが如何にも我慢出来ず、格子戸でカバーする事に。
普通は建具職人さんの仕事の範疇である。
ただNSの棟梁はサクッと作ってくれる。大変有り難いのです。
松の板から切り出して溝をついて組み立てる。
簡単そうだけど普通の大工さんなら全く出来ない。
うっかり普通の大工さんに頼むと叱られる事になるのだが、我が棟梁は涼しい顔で採寸してくれる。
綺麗な柾目の松に一手間掛けて ただの板を格子に変えてくれるのだ。
本当は無垢のままとしたいのだが、外部なのでそうとも行かず最近はノンロットのクリアで保護している。
塗料もいろんな会社が製造販売されているのだが実績として信頼できる塗料は今のところノンロット。
ただ、もっと耐久性が高く無垢の風合いも傷めない塗料を現在試験中なので近いうちにシオン社にとって変わるかも知れない。
今回はノンロットさんで仕上げて貰う、さて潮風混じりの場所でその耐久性はいかに。
楽しみなのである。
今日現場に行くと組み上がってクリアを塗ったものが天日干しされていた。
建具職人さんが作ったものにまったく引けを取らない綺麗な格子が出来たていた。
住まい手さんにその価値を伝えたいところだが、そこはさり気なくしておこう。