彌吉のブログ
住まいには緑が必要です。
とは言っても忙しくて手が掛けられないわ…が正直なところでは無いでしょうか?
ですよね、けど緑があるとグッとお住まいに愛着が湧くのも事実です。
ちょっとだけの時間で済む程度のお手軽なお庭も出来ますので、これからお住まいを考えられる方は緑予算を是非取られる事をお勧め致します。
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まぁ残念な家作りの代表選手は時々見かける「砕石敷きのまま」のオタク。
半年経ってもまだ工事中なのかと見間違えるほどのオタクも造成地の中で見かけます。
設計段階で全く外回りに予算を取っておられずに、進められたんだろうなぁと勝手な想像を私はしておりますが、そんなのは造り手の責任だと私は思っております。
住まい手さんは言われるがままにお住まいだけに予算を掛けられただけ。工務店は家にさえ予算を掛けて貰えば良いと考えられたんでしょうね。残念です。
予算はお住まいだけじゃ無く、新居に相応しい家具や家電、駐車場。そしてお庭の緑にも残してあげて下さい。
極端な話、家自体はそれほどでも無いのに立派なお宅に見えるのは門や塀、そしてお庭の緑のお陰って言うような古い御宅が多くあります。
その反対が家だけにしか予算をかけず、いつまで経っても砕石の上に妙に不釣り合いな新居が建っている風景です。
非常に残念な街並みの出来上がりですね。
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じゃぁ幾らくらい予算をとって置いたら良いのでしょうか?。
そうですよね。一体幾らくらいなんでしょう。
土地の大きさにも家の外観によっても違うことは想像通りです。
特に和風庭園ともなると庭だけでも500万円以上最低覚悟しておかないとダメです。
そんなには出せないわ・・・小さな庭でいいわぁと思われますよね。
けどカーポートも必須だし、歩道だってお洒落にしたいし、街灯だって欲しいとなると具体的に言えば、専門業者さんに全てお任せならば最低200万程度からだと思います。
けどもご自分で出来る事も割と多いので、コンクリート仕事や庭石積み、園路以外ならスコップと根気があれば大丈夫じゃ無いかなと思います。
とは言え、せっかくのお休み、子育て真っ最中の方々は中々そんな時間すら取れないのも事実です。
なので私は嫌がられない範囲のミニ庭園をつくらせて貰うこともしばしば有ります。
もちろん予算もごく僅かです。ほぼ材料の仕入れ価格のみの事が多くなって来ております。
まぁ私が自身の体を使ってやる事ですので・・・。
今日も実は小庭を作って来ました。休日返上です。
好きだから出来る事ですが、技量はまだまだですのでご容赦頂きます。
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今日の現場の一月前の写真がこれです。
手前のアスファルトと斜路になったコンクリートの間、奥行き80cm 幅約200cmが今回の小庭用地です。
当初住まい手さんは全部コンクリートで埋めちゃって欲しいとのご希望でしたが私が反対したのが今回の小庭作りの原因です。
庭を嫌がられていたのは落ち葉や土の流出、庭木の水遣り等々のお世話が出来ないからとの事でした。
ならば、手間のかからない庭なら良いんでしょ?そう言う小庭をデザインするからやらせてと言ってしまったのでした。
今から思えば、住まい手さんの方が一枚上だったんでは無いかなぁとも思えてきましたが、後の祭り。
まぁ経緯はそうとしても手間の掛からない小庭の緑を考えた時に浮かんだのが
何度も使って来ている、杉苔と玉竜。土砂流出対策として伊勢砂利との組み合わせ。そして自然石。
ただこれだけでは形が整わないので、住まい手さんに交渉の末 灯台躑躅(ドウダンツツジ)の小木を植える事にしたのです。
で、本日のお昼前の状態がこれ。
前日の夕方に先行して作業した杉苔と自然石(小岩)のエリアに添えるようにドウダンツツジを配置。
これって意外に難しく、生花の世界に通じる感性が必要だと毎度ながら思いやられる始末。
ご想像の通り私は生花習った事は御座いません。
なので何度も向きと位置、高さを微調整しながら最後は独断で決めて行きました。
本日の午後2時くらいにはこの状態まで出来てきましたが、約残り半分の面積用の杉苔を事務所に置いたままに今更ながらに気が付き一旦終了。
後ろの斜路は左官さんの仕上げ待ちなのでコンクリートの壁が剥き出し状態。ご容赦下さい。
それを差し引いてもちょっと寂しい背景です。
さてさて、どうしたモンだろうと小竹を握りながら唸りましたが真夏の様な土砂降りが降ってきて作業中止と相成りました。
明日は左官さんが玄関の踏み込み石の仮置きに来て下さる事になっているので相談してみようかしら。
杉苔、お手間要らずの玉竜の次に、お勧めの緑です。
苔と言ってもお日様が好きな種類ですので扱いやすいのでお勧め出来ます。