彌吉のブログ
雪の中の1週間が終わりそうだと思いきや、今、雪起こしが盛大に鳴っておりました。
雪が降り出し、寒さも本格的になって来ました。
冬本番ですね。
新築、リフォームを考える時に実現したい優先順位の中の上位には「暖かさ」が必ず挙げられます。
だとしても「無暖房で15度以下にならない家にしてね」と具体的に言われた事がありません。
なぜでしょうね?。
何処の工務店でも「暖かい家になりますよ」とか言うようですが、なに基準で暖かいって言っているのかってわかられてますか?。
私にはわかりません。
コレは想像ですが、どうやら、その工務店で今まで建てて来られたお住まいに比べ暖かい家って事なのかと。
では今までの家の寒さってどんなものかなぁ。
そうです、数値基準で比較出来ない、していない。
どうもそんな程度の「いい加減な暖かい寒い基準」のようです。
という事でせめて一つのモノサシとしての数値を私は大事にして欲しいなと考えております。
勉強されている方にはお馴染みのC値です。
なんじゃそれ?と思われましたか?
でも断熱材をいくら厚く入れてもこのC値が悪いお住まいでは「寒いまま」なのです。
C値についてはネットでお調べ下さい。詳しく上手に説明されているページは直ぐに見つかりますので。
なので今日は弊社の気密施工の一端をお見せします。
窓が暖かいお住まいを作る上で最重要と言うことはご存知の事でしょうから窓の部分を見て頂きます。
この黒いテープをサッシの枠外周に貼ります。
このテープはジワジワと膨張して窓と窓枠の隙間を埋めていきます。
気密だけならコレで終わりですが、窓には防水性も求められますので、窓枠に雨水が侵入して来ないようにテープを貼り、更に気密性をあげていきます。
窓の下部には専用の防水シートも敷き込んでおります。
このように内側、外側ともに防水と気密性を上げる目的での専用資材をふんだんに使って
やっと彌吉の家で基準としているC値と言われる数値が0.5以下になるのです。
どれくらいが普通の家なの? 実際のところ私は他社の家を測定した事が有りませんがC値10程度らしいです。
そもそも現在ではC値の基準数値が設けておられないので、以前定められていた数値ですとC値2程度でも高気密住宅と呼ばれていたようです。
そうそうC値は小さい方が良い数値ですね。
(ピンク色のテープは傷防止用の養生テープです)
気密施工と防水性向上の為にはとても手間が掛かります。
しかし、この手間を掛けなくては「暖かい家」は出来ないのです。
最後に
いくら断熱材の厚みを厚くしてもサッシを樹脂のトリプルにしても気密が1.0以上なら意味は無い。
ではまた。