彌吉のブログ
[工法・技術]
杉天井板の施工
当たり前ですが住まいには床があり壁があり、そして天井があります。
施工の順番は各社それぞれでしょうが、多くは床、壁下地、天井下地。天井仕上げ、壁仕上げ。でしょうか。
今日はちょうど天井板の施工に掛かっておりましたのでご紹介致します。
大工さんが3人。ふたりは板はり(一枚が3m以上なので一人では板が撓んでしまいます)。
棟梁が様子を見ながら板をちょうど良い長さに切る、と言う分担作業をされておりました。
リズミカルに『切る合わせる嵌める留める』の繰り返し。
なかなか簡単ではありません。
照明を極力排除したデザインのお住まい。
なので天井板は約9m以上。
つまり1枚の板では足りませんので3枚の板を使って一列が出来ます。
大工さんは簡単そうに作業をされてますが、この上向きの作業、かなりキツいのです。
2200mmの低めの天井ですが脚立無しでは、やはり無理。
フローリングと同じホッチキスの針のような釘を使って留めつけていきます。
このペースであれば一日で15坪(30畳)の天井板が貼れますが、ダウンライトなどを多灯するデザインだったり、凸凹があるような部屋だと一気に効率は下がりそうですね。
完成事例として我が家のリビング天井をご覧ください。
産地は違いますが同じ杉の白・上小。
少し色が落ち着いて来てくれてます。
MBPの配線が邪魔でした・・。