彌吉のブログ
窓辺を考える
どちらのお宅にも必ずある大きなサッシ。
床から天井近くまである掃き出しサッシ(ホウキでゴミを掃き出せる大きなもの)。
けど今の時代ホウキで掃除をされるご家庭ってあるのだろうか・・・。
などと考えると、今の時代なんと呼べばいいのだろうか?。
まぁ一旦この考察はやめときますが・・・。
窓辺、大事ですよね。特に見たい景色がある立地では私達はとても大事にします。
時々お隣の室外機が置いてある向きに大きなサッシ(開口)を設けられているお宅もありますが、何なんでしょうね、あれ。
究極の選択として窓無しを採用した方がいい方角もありますね。
見たく無いものは見ないで済むようにした方が良いです、そうご自宅は我儘で良いんですから。
という事でこんな窓って如何でしょうか?
なんだ?ちょい広い目の窓か? と思われた方はもう一度 ご覧ください。
サッシに付き物の上下の枠が無いぞ。 と気付かれた方は 「さすが」 です。
真ん中に一本、柱のような物がサッシの縦枠ですが左右の枠、上下の枠は視界から隠されております。
結構な開放感がありますよね。
でもそれだけではありません。このサッシは完全に仕舞う事が出来るんです。
意味わかりませんか?
次の写真をご覧下さい。
真ん中の縦枠が無くなっていますよね?
外した訳ではありません、左手壁側に仕舞っております。
(クレセント(窓の鍵)が左手の木の枠に見えるでしょ?、ようく見ると縦枠がチョビッと見えておりますね。)
で、このオタクの窓辺は、これだけではありません。
実は障子も仕舞い込んでおります。
障子を出したら、こんな感じになります。
グッと落ち着いた印象になりますね。
やっぱり障子はいいもんです。
しかし障子を閉めたら、風が通らなくなるね・・・。レースカーテンがいいね。
というご意見もあろうと思いますが、通風を考慮して雪見障子にして見ました。
ご覧ください。
見たく無いお向かいが視界から無くなり、風だけが通る。
これ最高ですね。
しかも網戸仕様で、軒も深いので雨降りの時でも窓開けっ放しで大丈夫。
いい風が通ってくれます。
で、もう一度障子を仕舞いこむと
ダン!と大開口がお目見えです。(横幅2750mm、高さ2000mmの大開口。)
ガラスはアルゴン入りのペアガラス、樹脂枠に樹脂スペーサ。性能もまずまず最上級です。
普通のサッシと是非、見比べて下さい。
くどい様ですが窓辺、大切です。
何を見るのか見えるのか?人は通るのか風だけで良いのか?
そんなこんな「窓を考える・・・」事が大事です。
そう、こんなCMありましたが、このサッシはYKKAPさんの物ではありません。
知る人ぞこそ知る・・・・・樹脂サッシの老舗。
北海道生まれの道産子、エクセルシャノンさんの特注サッシです。
おそらく但馬では他に無いサッシだろうと思いますので、ご興味あればお声がけ下さい。
実はLIXILさんにも大開口のサッシが製品化されております。
気比のオタクで先日お引き渡しをしたお住まいで採用して頂きましたのでご紹介致します。
こちらは横幅2000cm、高さも200cmの正方形。一枚ガラスです。
製品完成度はLIXILさんが上。(気密もしっかり取れます)
ですが価格も約2倍近いものでなかなかお高く、それならば木製サッシにしようかなぁ と迷いが出て参ります。
気密性・耐久性を考えると このLIXIL LW 一択かも知れませんが 実現できる開口はシャノンや木製サッシの方が大きいしお安い。
悩ましい窓辺の考察は 住まい手と場所 によって正解が変わる 魔物 です。