彌吉のブログ
何にも無い部屋。娘が引っ越しする部屋です。
さて照明も何も無い部屋ですが、どんな風な暮らしを始めるんだろうと父として少し心配なのです。
iPadで描いてみたり消されたり・・・。
何はともあれ、照明がついてないままではどうしようも無いので何度か使っているFlame さんの灯から選んで見ました。
これはダイニングに。
ガラスが良い味を出してくれるこの子は玄関ホールに。
取り敢えずぶら下げた部屋の畳がいい味出しておりますが、それはそれとして後日に。
しかし
灯りを変えたり増やしたり。
楽しいもんです。
———————————————————————————————————————————
これはFlamさん。事務所の手洗いにぶら下げております。 娘のところには似合わないかも。
しかし 灯りって大事だなと思います。
ついでに我が家の灯り。
ダイニングにぶら下げております。
この灯りはパナソニックさん。
わりと好きな形で何回か使わせてもらっております。
PERA
これも我が家ですが。
私が好きな建築家の中村好文先生がデザインされたものです。
伊礼先生も多用されておりますね。
灯さなくても、コロンとした形が素敵だなと思っております。
今日は新築のお住まいの現場で「ペンダント、何処にぶら下げる?」で悩みまくり
すまい手さんにお昼休み急遽お願いして来て頂き 決めて頂きました。
図面上では見えて来ない空気感と言うんでしょうか、私達が良いと思う事が正解なのだ、なんて思っておりませんので、素直にお尋ねすることも少なくないのです。
灯りは場所がちょっと違うだけで照らされた時、違う空間になるのですから責任重大です。
一緒に悩んで頂きます。(笑)
———————————————————————————————————————————
新しいお住まい、性能値も気になりますよね。
光熱費も耐震性だって。もちろん外観や生活動線。
洗濯はどこで、干すのはどこ?。ゴミ箱、ゴミ出しはどうする?・・考え出すと沼です。
そして家具はどうする?
難問山積です。
大丈夫です、どうにでもなります。
ですが
灯りの事も少し考えて下さいね。
私達は木の家を創っております。
改めて、そんなことを思いました。
大空間を求め太い梁や桁、柱を用いたその空間はとても伸びやかで美しいものです。
この骨組みを竜骨と呼ぶそうです。
竜の骨、まさしくその通り。力強く住まいを支えてくれます。
もうこのままで良いのかなと思う程、木組の美しさがそう思わせてくれます。
今更ながらですが、
「石油由来の建材まみれの家作り」から「素のままの家作り」に戻ることは出来ないのでしょうか?
効率のみ望んだ末に住む人の健康を蝕む素材に包まれた住まいに疑問は感じないのでしょうか?
すっぴんの家 と呼ばれた住まい作りの考え方がありました。
いや今でも頑なに堅持されている作り手も残っております。
そんな家作りをさせて欲しいと願う私達です。
素直にそう思うのですが
壁もない柱と桁だけの空間が一番美しいですね。
よく使う外壁は 杉板とシラスそとん壁。
今日はそとん壁と基礎の境目にある水切り板金の色について監督から再確認を受け、住まい手さんにお尋ねをしました。
板金屋根にタニタハウジングのガルバを使用しているのでやっぱり此処もタニタさんのものを採用すべきだろうとお勧めのプレートを2色に絞ってサンプル写真を撮って選んで頂きました。
左がガンメタ。右がシルバー。 どちらも良い色でしょ?
ほんま悩ましい。 此処で間違えるとなんだかなぁとなるので細心の注意が必要です。
たかが水切り板金の色ですが、されど・・・・・なのです。
どちらが選ばれたかは後日 見て頂こうと思います。
因みにこんな色もあります。 色で印象変わりますよ。 此処も真面目に悩みましょうね。
このパースは現在建設中のお住まいです。
この形が出来るまでにはかなりの時間が・・・実はそうでもありません。
ただ、大方の形が出来て来てから詳細な部分の詰めで沢山の時間が必要となります。
外観が出来ても家作りは続いていきます・ほんま 大変なのです。(笑)
今日はそんな住まい作りの初期段階のお話をしたいと思います。
家を建てる ぞ!
住まいを考える時、どこから考えていきますか?
やっぱり間取りでしょうか?
みなさん大好きです、家事動線やら内装イメージの一体感やら。
いやいや悪いって言ってるのではありません。
全て大切な事です。
ただ、意外と失敗することがあるのです。
使い易いが暮らし易いには直結しません。
ましてや性能だけが良くても気持ち良くも暮らし易いとはなら無いことも多くあります。
難しいですね。
ほんと、難しいです。
こんな風にあんなふうにと色々な事例を探せばネットから幾らでも素敵なお住まいは探せます。
ただ、ご自分にとって素晴らしいものかどうかはわから無いものです。
ネットの情報はあくまで他人の事例なのですから。
————————————————————————————————————
ご自分の感性を大事にされ、一切私たちの事を聞かれ無い方。
反対に
全て私たちに委ねられる方。
最悪なのは
金を払うんだから良い案をお前たちが提案しろ、プロだろ? 的な挑戦的な方。
この様な方は私は無理なのでお断り致しますが・・。
さて、
前述の2例。どちらが良い家が出来るでしょうか?
両方とも「難しい」。 です。
朧げながらでも住みたい形というか暮らし方をお伝え頂きたいですね、そして「予算額」。
(金は払うから・・・って方は別次元の方なので置いておいて。 )
普通の方の場合ですが、ズバリ
思われているご予算では思われている仕様のお住まいは出来ないことのほうが多いです。
いくらかっこいい、性能の高い住まいの設計が出来たとしても予算が無ければ創ることは出来ません。
家だけではなく、暮らすためには家具も必要でしょうし、食器も家電も必要です。
庭も砕石だらけのままじゃ・・・・・・・・ですよね。
何度も家作りをされた方でも予算配分は難しいと思います。
まずは
「総予算に合った家作り」を考えていかなくては元も子も無いのです。
間取りもいいけど、まず予算。
なんか寂しいですが、現実です。
家を建てるぞ!と決心されたのなら
ご家族の住まい作りのご予算をはみ出さずに、良い住まいを作れるように信頼出来る相談相手的な方(パートナー)を探される事が最良の家作りに繋がると私は思うのです。
ですので、
私達もそんなパートナーに選んで頂くには
予算に合った住まいの形を私たちもわかり易い形で見て頂ける様にしないといけ無いのです。
というジレンマが但馬町家を企画したきっかけです、ほんまに。
(続く)
お問合せを頂く方が聞かれるので、お答えはしますが性能値を特にセールスポイントにしてはおりません。
新住協に所属もしておりますし、性能値を大事には思っております。
が、しかし
性能値、そんなに重要かな?と本心では思っております。
基本的な事をちゃんとやれば数値は自ずと向上します。
そう、ちゃんとやれレバ どんな工務店さんでも そこそこ出せます。
ましてや、
設計時に算出される性能値は所謂机上の計算ですので、実際のところ「ホンマかいな」と思う(お住まいの)時もあります。
設計性能値を一番に掲げて
「 だから 良い家なんだ 」 と言われる方も居られますが、どうなんでしょうね。
まぁ、悪いよりは良い値の方が良いに決まっておりますが、それなりに予算も掛かりますので、「性能値一辺倒では良い住まいは出来ない」と私は思っております。
極端な話、性能値は2の次(つまり3番目?)で良いのではなんて思います。
なんか叱られそうですが、人の暮らしは建物性能だけで語れませんよね。
僕なんかは、見た目も重要に感じますし、ダラァっとしたい時や、ちょっと気取って楽器なんかをいじったり出来たら・・
なんて住まいに対して色々思うところが多いです。
実際のところ、性能値なんてたかが数値。
まぁまぁ、そこそこで良いんでは無いでしょうかね?。
え?数値で言えば0.3から0.4 近辺で充分では無いでしょうか。 そう思いますけどね。
地震祭、上棟祭を終え住まいの形が見えて来ました。
ご覧下さい。
上棟のその日、一番のお仕事は施主による柱建て。
本当は「いの一番の柱」を建てて頂きたいのだが、安全第一で足場の良いところを棟梁に選んでもらって・・となります。
力強く、確実なかけや。
いつもの職方が手際良く組み上げてくれます。
夕刻にはウルトのルーフィングを張り終えられ夜露に備え作業終了。
丁度、一週間後の今日。
無垢の木の魅力を積極的に求められるご主人とモダンな奥様。
お二人のお好みと私の想いを重ねて、弥栄の平家は出来ていきます。
もちろん、各職方の技術があっての事ですね。
設計性能は Ua=0.35 heat20 G2に0.01足りなかった・・・ 。
とは言え
BELSは当然ながらの5つ星。