彌吉のブログ
外壁仕上げに左官さんが来てくれていると言う連絡が監督からあり、夕方になってしまいましたが何とか弥栄町のお住まいの現場に駆け付けました。
いつものシラスそとん壁、掻き落とし仕上げの真っ最中。
リズミカルに掻き落としてくれております。
右側が塗り付けて半乾き状態の壁。ある程度固まった状態で「左官こて」から「剣山」に持ちかえ、表面をガリガリ削っていく。
何度見ても勿体無いなぁと言う気持ちが湧いてきますが、仕上がりを見るとこれまたいつもの通り、満足な表情が出て参ります。
シラス壁についてはメーカーさんのHPをご覧頂ければ詳しく解説されておりますので、私は私の主観でお伝え致します。
シラス壁には外壁のシラスそとん壁 と内装用の 中霧島壁、シラス漆喰等があります。
私たちの手がけるお住まいの外壁はほとんどシラスそとん壁です。
この写真は豊岡市気比のお住まい。今年の春にお引き渡しをさせて頂きました。
この様に1階部分に焼杉、2階はシラスそとん壁とすることが多いのです。
なぜ2階部分をシラス壁にするのか?
すぐに答えを言ってしまいますね。
ノーメンテ。そう、10年経ってもお手入れは原則不要。
まぁ
全く必要無いか、物理的に全く無いか?と詰問されれば無くもない(笑)
とお答えし無いと怖いんですが、私たちの手掛けたお住まいにおいてはいまだ「ノーメンテナンス」、つまりメンテナンスの必要に迫られた事が無いってのが事実だから
「原則不要」とお伝えしております。
だって
2階外壁なので、メンテには足場が必要になる。つまりメンテナンス費用が1階より多く掛かる。
メンテナンスはどうしてもついて回るのは、しょうがない事。
ですが、できればメンテナンスに費用が掛からない方が良いですよね。掛かるとしても少ない方が有難い。
メンテの必要な木の外壁を2階に採用するよりもノーメンテのシラス壁を2階に採用。
これが私達の定番。となっております。
なんか、押し売り調に聞こえますね。けれど良い外壁なのですよ、本当です。
弥栄のお住まい、下屋土間部のシラス掻き落とし仕上げ、本日の作業完了です。
シラスそとん壁、とても素敵な素材です。
ぜひ、ご採用ご検討下さい。