N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

小さくする

住まいは小さめが良い のではと言われ久しいのですが、観葉植物の世界も同じなのです。

特に冬に向けてのこの時期が引っ越しの適期かと思います。

なぜ小さめが良いのか?

大きい方がのびのび育てられるのではないか?と誰しも思われる事ですが、事、観葉植物に関しては小さめが良い場合が多くあります。

で、なんで?

植物を枯らしたり弱らせたりする原因の大半は水に関する事です。

そう、水をあげすぎたり、あげなさ過ぎたり・・・。思い当たる方も多いのではないでしょうか?

上げ過ぎの場合、いつまでも土が乾かず大事な根っこが腐ってしまうことが最大要因です。おすすめは少し小さいくらいの鉢に植え込む事。

植物が欲する量の水分量ってなかなか判断が難しいです。目安は土が乾いたら・・・なんて誰もがご存じの水やり目安ですが、いつまでも乾かない土はどうしたもんでしょう?

土が悪いんだろうか、と優しい方は心配して土を入れ替えたり毎日土の表面を指で触って状態を確認したり とかなかなか大変ですよね。

これ簡単に解消できます。

ズバリ 鉢を小さくしてしまうとOKです。

多くの方は早く大きくしたい、水やりを少なくしたいと思われて少し大きめの鉢に植えられる傾向があるように思います。けれど大きな鉢に植え替えるとそれほど成長していない植物の根っこが大量の土に含まれている水分を吸い上げ切れずに土中がジメジメした状態が長く続きます。

これが一番悪い状態です。

土に含まれるのは水分だけでなく腐朽菌やらなんやらが存在しておりますので、水分量が多いと、かびたり腐ったりしやすくなるんです。

だからちょっと小さめの鉢に入れてあげて土が乾くタイミングをワザと早くしてあげる事です。

水が足りなくてちょっと干からびたり元気がなくなったなら溢れるほど水を上げたら良いのです。

植物は一生懸命水を吸い上げてすぐに元気を取り戻します。

そう、大事なのは愛情ではなく水管理です。

我が家のレンガレンシス君、冬を迎えるのあたり支度を致します。

夏の間は水をいっぱい吸ってくれる成長期ですが、これから寒くなると水の吸い上げも鈍くなってしまいますので、前述の通り根腐れが心配です。

と言うことで10号鉢から7号鉢に鉢下げを行いました。

引き抜くと

伸びた根っこもあるけど

なんだか細い根っこがまだ不十分な状態のように見えます。

鉢下げをするのですから周辺の土をそっと削いで行きましょう。少しずつ丁寧に根っこを気遣ってあげて下さい。

ずっとコンパクトになったのですが同じデザインの鉢なのでその違いが写真ではわかりませんね。うーん残念。

とにかく鉢は小さめ、特に冬に向かって室内栽培に切り替える場合は必須のように思っております。

もちろん、ちゃんと水管理が出来る方はこんなことする必要はありません。けど意外と冬場の水管理って難しいんですよね。

カラカラよりはシットリくらいがいいと言う方もいらっしゃいますが、私はどっちも良くないと思うのです。

小さめの鉢にしてどのくらいでカラカラになるのか見て上げてください。

小さい鉢だとその管理が比較的簡単ですのでお勧めなのです。

 

と言うことでこの鉢下げ作業は8月の下旬に行って約2週間外で育てておりました。まぁ根っこが落ち着くのを待っていたのです。

ちょいと早めですが台風が近づいて来たので、この子だけ早めに室内に本日取り込みました。

鉢が小さいと鉢カバーの選択肢が増えますし、お安く買えます。

おすすめです。

 

そうそうお住まいも似たような理由で少し小さめをお勧めいたします。

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

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