彌吉のブログ
寒くなったり意外に暖かい日が続いたり。
そう言いながら確実に但馬の冬が訪れてきます。間違いなく。
去年、凍害で瀕死の状態だったウンベラータ君はなんとか持ち直して我が家で育ってくれておりますが背が伸び過ぎてライトに近過ぎで不味い状態となっております。
事務所移動も時期を逸してしまい、今更無理。
上手いこと行かないもんですね。
さて
築25年を越す我が家は断熱気密のレベルは当時の標準、そう、ほぼ無断熱(土壁の家です)。リフォームをしてリビングだけは少し手を入れましたが、NSのお住まい基準で言えば多分欠格仕様。ダメダメです。
まぁ時代が時代だけにしょうがないんですが、お風呂だけはどうにかしないと最悪の事態を招きそうです。
早く断熱浴槽だけでも導入しないとエネルギーの垂れ流し状態ですから体にも財布にもジワジワ効いてきます。
そんな(劣悪な)家に住んでるからこそ暖かいお住まいをご提案したいとなる訳です。
そう、最低を知ってるからこその強みとしております。
現在外気は9.2度、私の寝室(無人)は11.5度、無暖房の三郎部屋(1名・1匹、断熱改修済み)は16.1度、今居るLDKは22.9度(暖房切ってから2時間強)なんとか過ごせますが寝室はほぼ外気ですので電気敷き毛布を先週から導入しました。
なんか電線(磁気)に包まれているようで気持ち悪いけど寒いよりましと妥協しております。
よくある勘違い
高断熱仕様にしたから無暖房でも暖かいハズ・・・コレ勘違いです。少しのエネルギーも足さないであったかい家になる訳ないです。
高断熱の家と言っても自分で勝手に発熱はしませんし、暖かくはなりません。
日射取得を考慮した設計をすれば少しはマシですが「樹脂サッシで日射取得型ガラスを入れれば・・・」と言っても日射取得量で言えば樹脂でもアルミでも昔ながらのシングルガラスには勝てません。室温を上げるほどの日射は残念ながら頂けません。
シングルガラスの日向ぼっこ そう言う意味では最高です。
なんだか分かりにくいですがそうなんです。
高断熱の家(自称)よりも高気密の家(無駄な隙間がない家)の方が実は寒くないっていう事実も知っておいて下さい。
まぁ費用と住まい心地とのバランス感覚は大変難しいのですがネット情報を鵜呑みにされないで下さいね。
いやほんま、(自称)高断熱住宅はそこかしこに存在しております。
G2標準なんて言われるフランチャイズさんもありますしね。
私なんか昨今の住宅性能競争的なものに、だんだんとしらけてきております。
家は冬だけでは無いぜ。ましてや不細工な家は悪だぜ、なんて思っておりますから。
まぁ冬だけじゃないし夏も春もあるよねぇ。冬も夏も暖かい家ってどうなんでしょうね?
さて
但馬は但馬の気候に合った住まいを と思ってOMソーラのご提案をしてはおりますがナカナカ浸透しませんね。
OMの日射取得は素晴らしいんですよ、晴れた日だけ限定なんで但馬ではその恩恵を頂けるのは極まれなんですけどね。
だからですかね、やっぱり。
それに比べて
薪ストーブ、良いですね。漏れ漏れのお住まいでも俄然あったかいです。
まぁ漏れてた方が危なく無いくらい空気を使います。排気計画も大切ですね。
外気導入を検討された薪ストーブなら問題ないですけど、なんちゃって高断熱・高気密住宅ではご注意下さい。
薪ストーブ大好きなら漏れもれの低気密住宅がお勧めです。そのほうが薪ストーブ楽しめます。
いっその事、窓を開けた状態で冷気を室内に入れ込みながらの薪ストーブ最高です。
ま、コレも極端かな。
色々申しましたが(極端な言い方をすれば)
開けっぱなしの戸を閉めるだけで部屋は暖かくなる。昔から言われて来た通りです。
先ずはどこからか解らない漏れ気や隙間を無くすこと。
そして熱を出来るだけ貯める事(外に漏らさない)。計算なんて(だけでは)計れません。
なんて言うと どこからかお叱りを頂きそうですね。このくらいにしときます。
ではまた。
このポスト、カッコいいでしょ。憧れております。個人的に欲しい。うちには似合わないけど。