彌吉のブログ
[工法・技術]
棟瓦(ムネカワラ)
不順な天候の合間を狙って瓦職人さんが棟瓦を葺いてくれました。
仕上げの漆喰は後日となりますがここまできたら一安心。
綺麗な瓦だなぁと何度目でも思えます。
この瓦は 燻瓦(いぶし瓦)と呼ばれる種類のものです。
京都や趣のある建物によく採用されている瓦です。そうそうお寺さんも大抵は燻瓦ですね。
屋根葺き材としてガルバを使用することもあるのですが私はこの燻瓦が一番好きなので多用して居ります。
地元でよく使われているテカテカ光っている塗瓦(ぬり瓦)はどうも好きになれないのですが、まぁ、あれはあれで良いところもありますのでお好みでどうぞ。
ただし
私は燻瓦をお薦めいたします。単なる好みです。すいません。
さて
この写真は年末にお引き渡しをした出石柳のお住まいの夕景です。
ぼんやり照らされた瓦屋根。如何でしょうか? えーですねぇ。
お隣の瓦がテカっているのにお気づきでしょうか?
燻瓦のしっとりとした陰影が私は堪らんのです。
こちらは3年前にお引き渡しした気比のお住まい。
ガルバの屋根です。
屋根の形で印象は随分と変わりますね。
ではまた。