彌吉のブログ
今日は小雨模様の日曜日。
春に向けて自邸小庭を創っております。
我が愛車に載る小岩を社有地から運んで洗って見ました。
今日はこの岩に添える「玉竜」も植え込んでみます。
作業は単純、鍬で土を掘り込んで小岩と玉竜を好みに植え込むだけ。
とても簡単ですし、強いので誰でも出来ます。
ポイントは植えた後に足で踏む事。
踏むのはグリグリでは無くて、グーッと真上から踏み込むだけです。
グリグリは御法度です。
植えた直後ですからまだ落ち着いていませんね、一月くらい経って自分で水を吸えるようになったら「らしく」なるはずなのです。
玉竜だけじゃ寂しいので、日高のコメリさんで出会った「土佐水木」を添えました。
3−4月が開花時期、花が終わると丸い葉っぱが出て来ます。
小さめに育てて行きます。
手に持っているモノ、なんでしょう?
黒くてなんだか凸凹しているモノ。
そう、瓦を留め付ける資材です。
何がどう良いのか?少し考えて頂ければわかる単純な利点なのです。
瓦屋根にはこんな便利資材が各種ありますが、「そんなん、必要ない」と仰る先輩たちが居られるのも事実。
けどねぇ大事な屋根を傷めないようにとの気遣いはやはり必要だと思うわけです。
なので私は瓦屋さんにお願いして使ってもらっております。
もちろん屋根の内側通気も超大事。
瓦屋根だから通気層は必要ないんだ、って真顔で言ってた時代があった様ですよ。
打合せにはLINEとiPadとAppleペンシルが便利。
現場周りをして写真を撮って、事務所で再確認。で、気のついたところをメモしておく。
必要であれば監督にLINE。コレも現代の技術ってもんですね。
困るのが
図面も老眼で見えづらいから見てない。(これはアウトでしょ。)と割と真面目に仰る職人さんも居られる。うーーむ。
なので写真にメモして印刷して現場に貼っておき、休み時間に雑談まじりにお伝えすることになった。
LINE、使ってくれたら大変ありがたいのだけど、無理強いはやはり無理。
完 成
鴨居の高さ、表札板、エコキュート隠しアンド収納開戸等
上手に納めてくださいました。
で、ここからは建具屋さんにお願いして格子引戸を拵えてもらいました。
建具屋さんに造ってもらう引戸格子戸は大工さんに造ってもらうものとは一味違ってどちらかと言えば 繊細 なのです。
そう
「瀬戸の花嫁」のようにココから嫁いでほしいなぁ
なんて、ご主人と雑談があったような、なかったような。
実は
私の中では、いたって真面目に『瀬戸の花嫁』をお願いしたいと思っております。
秋田杉の建具グレードの杉。
お高いですが綺麗です。
先日突然の電話を頂き、お会いした爽やかなご家族のリクエストを頂き、軒の深い瓦屋根の住まいを計画させて頂くことになった。
私の場合は特にやれる時にしないとダメなのです。
後回しには致しません。と自分に言い聞かせることにしております。
てな事で、
現在計画中の平家建てのお住まいの造作キッチン案の修正を一旦ペンディング。
boshの食洗機のテクスチャー、何処かあるかな 、気掛かりです。
気分転換に敷地図を読み込んでサクッと描いてみた。
敷地図と一枚の周辺写真を手掛かりに暮らしを想像するところから始める。
まぁ、いつもの事だけど取り掛かると止まらない。
住まい手さんと面談しながら組み上げるのも楽しいのだけど、こりに凝って熱が過ぎると予算オーバーの憂き目に。
これこそ、絵に描いた餅って言うのかな。
さて
今日のベストはココまで。レンダリングをチョコっとして確認。
多分、明日は明日で変わるんだろうけど。
屋根の形を変えた2ndを搾り出そう。新しい沼が出来た感じだ。
外観と室内、予算と設、暮らし・・・。何次元方程式なのだろう、難しいですね。
そとん壁の白い2階建は別案件。コレも気に入って頂いた。
格子戸もツボだそうで、同じ好みに安心。
そう言えば、
「プラン申込み書を頂く前には描かない」と決めていたんだけど、まぁ良いか。
作庭 (さくてい) って言葉を初めて聞いたのは20年くらい前だったと思い出します。
静岡の作庭家 河西先生のお弟子さんから名刺を頂いた時に初めて「作庭家」の文字に触れた。
京都で大きなお庭やそれこそ猫の額のお庭を数多く手掛けられていたお弟子さん達に香住でお仕事をして頂いた。
なにを学べたんだろうか、なにか学んだんだろうか。
きっとなにか残ってるはずですが、
まぁ自己流。「 彌吉の小庭 」です。
ようやく我が家の庭に手を入れる事が出来そうです。
自社の山からひろってきた小岩と玉竜、杉苔。
庭が大き過ぎるので、先ずはここから始めます。
ちっちゃな細い木の根元です。
陽当たりの良いところには砂ゴケを添えてみます。
自邸ですのでゆっくりと小さな小さな小庭をつなげてみようかと思います。
楽しみなのです。
家創りも待って頂いておりますが、小庭、幾つ造れるだろうかな。
僕がよく使っているCADは割と簡単に「らしいモノ」が創れる。
短時間で伝えられるツールとして重宝しております。
上の画像はそのCADで造った絵なのですがコレくらいなら5分程度でそれっぽい絵が描ける。
(間仕切り板が突き抜けているのはご愛嬌として欲しいですね。)
なので
住まい手さんとのキャッチボールが進み易いと思っております。まぁ時々暴投の様なキャッチボールもあるのですが。
てな事で
先生と呼ばれる方からは「お絵描き」と悪口も聞こえて来そうだけど私は現在のところ、コレがお気に入りだ。
建築の世界では超有名なCADって言えば「JW」。
WindowsになってからはJW winって言うのかな?まぁ知らんけど。
JWは正確な線が描けるけど、いかにも製図、図面。
いきなりテーブルに三面図が出て来ても多くの方には映像として認識頂けない。
住まい手さんには実像として理解出来ないモノはそれこそただの線なのだ。
「伝わってこそ意味がある」なんて思うのです。
なんと三郎が入院しておりました。
先生曰く「膵炎」。
食いしん坊な彼は私のご飯もねだるので太り気味でしたが、どうもそれがいかんかった様です。
味気の無いスチール製の監獄にエリザベスの彼。胸が痛いけど回復を願って先生に託します。
1週間の入院で元気を取り戻した彼は相変わらずの食いしん坊なのですが心を鬼にして「あげない」のです。