N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

基礎工事

香住区山手に建設中のF様邸。

基礎工事について。

住まいつくりで無関心な工種はズバリ基礎工事。

大工さんですら全く関心無い方のほうが圧倒的多数派だ。だってつい最近まで石に直接柱を建てて住まいを作って来たのだからしょうがない、かもしれませんが。

時代は変わって「耐震強度」が関心事となったが、基礎の耐震性については忘れられているように思うのは私だけであろうか?。

実は真面目な話、基礎工事で用いるコンクリートにもその耐用年数に差があるのだけど、ご存知だろうか?

しかし

強く耐久性の高いコンクリートの規格を用いても打設方法、時期、打設後の養生によって全く異なる性能となるのだ。コンクリートはナマモノなのだ。

うんぬん申し上げたが、正確に伝える知識と文才は私には無いのでこの程度で終える。

基礎工事を見られた方や工務店の現場の方なら「おや?」と思われたかも知れないが多くの工務店がされる基礎工事とは型枠の建て方が違うのです。

一般的には床下にあたるスラブと呼ばれる平らな部分に一番最初にコンクリートを流し込む。

その後、立ち上がりと呼ばれるタテ方向の型枠にコンクリートを流し込むのだ。

普通ならば、そうだ。

弊社ではそこから違うのだ。

そう、外側の縦部分からコンクリートを打設しているのがお分かりだろうか?

いわゆる「一体打ち」と呼ばれる基礎打設方法が弊社のあたり前となっている。

 

何が良いの?

気になる方はネットで「一体打ち 基礎」で検索下されば情報は出て来ますので割愛します。

まぁあたり前ですので大した事ではありません。

けど

それ以外の基礎工事は弊社では御法度です。

だって比較して「私は良くないと思う」からだ。

単純だけど極めて明確な意志で弊社の基礎コンクリートは「一体打ち」以外はしない事に決まっております。

で、打ち上がった基礎コンクリートはこんな感じです。

ツルッとしたコンクリート面が綺麗ですが、左官屋さんが私に言ったことが忘れられない。

曰く「基礎コンクリート面が綺麗過ぎて化粧が出来ん」。

そりゃそうだ。

我が基礎には厚塗り化粧は不要、左官屋さんの出る幕は基礎工事では無いのである。

 

 

続きます。

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

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