彌吉のブログ
屋根垂木 とか。
屋根の垂木 (たるき) ってご存知ですか?
今日、私の娘と話していたんですが「なにそれ?」との返事。
だわなぁと話しはじめました。
「軒はわかるわ、軒先貸したら母屋なんとかの軒やろ?。」
まあ、その通り。
そう、「その軒先を貸せるぐらいに屋根を長く、と言うか、深くするのに、屋根垂木を太く、長くするんだわ」なんて会話をしました。
多分、通じた と思いたい。
大きく張り出した屋根を見ながらの会話でしたので、通じてるはずです。
で、この屋根の出はどれ位が良いかと言うか、すべきかどうかの話では無いのですが、私は「出来るだけ屋根を大きく張り出すべき」と考えております。
私達が住んでいる地方は比較的土地に余裕がある場合が多い気がします。であれば迷う事なく大きな屋根をおすすめします。
諸説御座いますが、簡単な言い方をすれば相合傘をするのであればどんな傘が良いでしょうか?
デスね、コレが答えです。
相手も濡れさせたく無いし、勿論、自分も。
同じ様に家もできるだけ外壁を濡らさない様にしておくべきなのです。
当たり前の簡単な事ですよね、すいません。
では
どんな風に屋根を大きくすれば良いでしょうか?
そうです、それなりに考えないと屋根が折れる事故につながります。
私たちの地域は積雪1.5m。 そんなに積もらんで と言う声が聞こえますがそう規程されているんですよ。
なので、その雪が屋根の先に積もっても大丈夫なように対処しておくべきなのです。
そんな屋根、えらいゴツいモノになりそうですね、古いお住まいにある「蔵」をイメージして下さい。あんな屋根が折れる時もあるんですが、まぁ老朽化して弱くなってしまった屋根だからしょうがないかも知れませんが折れない方がいいに決まってますよね。
厚み120mm、幅45mm、軒の出長さ1000mm。
この垂木を3尺ピッチで掛けるのが基本。
もっと長く、深く。も、出来ますが更なる補強が必要となりコストもグッときます。けど価値を感じて頂けるなら是非「軒下は深く長く」して下さいね。
豊岡の気比のお住まいがNSで一番深い屋根でしたのでご紹介します。
1200mmくらい延ばしたかな。
確か檜の170mm、断熱材を垂木に内蔵する仕様だったはずです。
こうする事で雨に住まいが濡れない高耐久の家が出来ると思っております。
軒、深くされませんか?。