彌吉のブログ
透湿防水シートとは?
晴天になった休日。妻と二人で訪れた現場。
てな事はさて置いて。
2階と1階のシートが違う銘柄なのは既にお気づきでしょうか?
2階は日本製、フクビさんの製品で「スーパーエアテックス」。一般普及品です、よく使われております。
1階はデュポンの「タイベック」、これまたよく使われているのかな?
両者のお値段はそこそこ違います。
が、性能差は私は良く分かりません。
自分で比較試験をした訳では無いのですから。知識としてはメーカーさんの受け売り程度。
けれど触れば分かります。目を瞑っていても多分どなたでも判られると思います。
さて
この透湿防水紙は紙自体に湿度を通す小さな穴が室内側から外に向けて湿度を放出する為に、そして外部からの水分を室内側(と言っても耐力壁)に伝えないような性質を持っております。ま、そうあるべき性能を持っている物だと信じておりますが実験はまだしておりません。
なのでメーカーさん公表の数値を鵜呑みにしている状態なのです。これってよく無いのですね。
このスーパーエアテックスは JIS A 6111:2016(透湿防水シートB適合品)だ
タイベックの物性表(性能と読み替えても良いかと)
上記の物性表から読み取れるのはタイベックの方が性能的に良いようですね。
では、良い方を使えば良いじゃん てなりますよね。勿論そうです。
そうなんですが、今回のお住まいは2階はそとん壁、この下地にも防水効果抜群のモルタルと防水紙が施行されます。
そして断熱材はセルロースを施工(結露計算済)となっておりますので求める透湿抵抗はJIS規格クリアで充分と判断し、お安いもので充分だなと判断しております。
加えて
勿論の通気工法であり、クロス通気胴縁施工でもあるので2階については透湿防水シートは不要かとも思われますが、とはいかず。との判断です。
あーめんどくさい事を申しました。
簡単に言うと
重要でも無いものにブランド品を贅沢に使ってたり高級品を使っていることを自慢するのは「ダサい」と思っております。
(けれどドイツのウルトさん、これとっても良いですよねお高いですが。)
そうそう、
一時期猛烈に営業攻勢がありました「遮熱シート」。
あれって「室温が下げられる」なんて本当でしょうかね?
なんかそう言う売り込み文句でしたが、私は積極的に使っておりません。
なんか、効果を信じられないからです。だって透湿防水シートが貼られるのは外壁の裏側なのですから。
まぁどこの業界でもありがちな 盲信商品 的な印象を私は持っております。
が、「どうしても」と言われるならば使うかも知れません。
私には効果の保証出来ませんけどね。(爆)