彌吉のブログ
[工法・技術]
空気の入り口
空気の入口と出口。
空気は入口があっても出口が無いと動きません。
ですよね。
お住まいも空気が動かないと腐ってしまいます。
何故でしょう?
コレって学問的には、すごく難しいけど実際のところ皆さんご存知。
動かんやつは水だって腐るのです。もちろん人だってそうです。
では
住まいではどうでしょうか。どこに空気の入口があってどの様に流れて何処から出ていくのか。
空気を上手く動かして流れやすくして余計なモノを住まいの外に出すことが重要ですよね。
コレってOMソーラーがお得意なんですが、まぁ特殊な機構ですのでご興味のある方はOMソーラーのHPをご覧くださいませ。
前置きがとても長くなりましたが、
空気の入口の一つは外壁の最下端此処に設けられている給気口から外壁の内側に通されている通気層を通って屋根に向けて上昇していくルートと
屋根の軒先付近に設けられた給気口から屋根の通気層を通り最上段の棟から放出する2つのルートが主だと言えます。
板に黒い隙間が見えるところが吸入口です。
特別公開しますが、メッシュと軒天板を貼る前段階です。コレを見ればどうやって空気が動くかはお分かり頂けるはずです。
もちろん虫が入らないようにステンレスメッシュを仕込んでおります。
このステンレスメッシュ。
既製品では適したモノが見当たらないのでモノタロウからステンレスメッシュを購入して現場監督が給気口サイズに合わせて切って作ってくれております。
床断熱だろうが基礎断熱であってもほぼこの様な仕組みで空気を吸って吐いております。
この通気をちゃんと取れないお住まいがちょくちょく見られるカビと思われるモノに汚された外壁のお家です。
多分、複合的にダメダメだと思われるから終の住処としては論外ですよね。