彌吉のブログ
かねて準備が進んでいた「門」が建つ日が来た。
と言うのも、秋空の悪いほうが続きおひさま待ちだったのだ。
先行して門柱だけは建ててもらっていて、桁、垂木をいまや遅しと今日を待ち侘びていた。
今日は久しぶりの晴天、良い方の秋空だ。
柱の中心、傾きを調整しながら桁となる4寸柱をコミセンで留めつける。
30:40の細い垂木を5寸間隔で留めていく。
前と後ろを同寸法とし、天秤よろしくバランスを取ろうと言う魂胆だ。
垂木の出は600mm、前後で1200。数字以上に軒が深い。
整然と並んだ垂木に杉板を天井板とした。
奥に見えるのが玄関だ。この玄関庇の垂木は尺ピッチ。
門の垂木を5寸ピッチとし、奥行きを感じさせる間隔とした。
8時過ぎから組み上げてくれ、3時の休憩前に大方組み上がった。
PCパース以上のサラッとした若々しい風情と言うのだろうか、なんか良いなぁと。
今回NSとしては初めての「華奢な門」の形なのだ。
雪国ゆえの補強も必要である。
どうしても野暮ったくなってしまうのだが4本柱を建てて、小屋風の正統な門が安全なのだ。
ただ、そうするととても印象が重くなりすぎる。
若い住まい手には 等々と私の中で思案六法であったのだ。
そんな想いをひきづりながらも
「私の思い通りの形を」
と今回ばかりは棟梁に無理を言ってしまったのだ。
豪雪対策は完成引き渡しまでに腹を決めるつもりだ。
そんなこんなで本日も日没終了。
なにわともあれ月明かりに照らされた建築は美しい。