N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

コレは愛犬三郎君がしょっちゅう飛び乗る小上がり畳のカマチ。

ヒノキ30mm板の表面が彼の爪で「傷まみれになっているのでなんとかしてよ」と

山ノ神の御要望を頂きました。

私自身は全く気にならないですがご希望を頂いたので重い腰をあげました。

傷は何処にでも付くもんなので、まぁそれは特別気にしなくとも なんて思っていてもやはり神のお言葉ですので。

まぁ

ココよりも杉板の床の方がそれはそれはとてつも無い傷が無数についているんだが。

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床を杉板やヒノキ板にするととても足触りが良くてスリッパなぞ履きたく無くなる。

事務所なら兎も角、自宅でスリッパを履くなんてどうかしていると思う私。

靴下だって脱ぎたい私である。

傷つくのを嫌って広葉樹の床板を選ばれる方にも是非にとお勧めしております。

傷ついた床を見て、それも良い感じだと思うか、ただの傷に見えるか。

まぁ普通の人は嫌かな。

そこはお任せしましょう。

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で、

そんな傷は綺麗に出来るのか?

 

 

出来ますぜ。

オービットサンダーなる電動工具で10数秒、それこそあっという間に。

軽く削りカスを湿ったタオルで拭けばこの通り。

 

なので「そう神経質にならないで」とお伝えしました。

 

 

そんなやりとりをそばで聞いていた心配そうな三郎君が愛おしいです。

孫来たる。

滋賀に嫁いだ長女。子宝に恵まれ出産前に一度帰省してくれた。

2人の男の子は例に漏れずゲーム三昧。

二人寝そべってゲームを覗き込みながら笑っている。

気がつけば二人とも裸足。

杉の床板が気持ちが良いのかな。

 

 

穏やかな優しい日になりました。

重い腰を

重い腰をようやく上げる。って自分自身を指すんですが仕事以外、そう個人的な事はなかなか出来ないダメ親父と自認しております。

その上でなんとかなんとかやる気を出そうと頑張って毎日を過ごしております。

と言うのも

約30年前から気になっていた「我が家の進入口問題」。

我が家は典型的な旗状地に建っておりまして道路面は古い我が社の倉庫。

この倉庫内に住んで居るんだろうと多くの方々から陰口めいたことを聞いた気がする。

半分冗談であるが、まぁその通りなのです。

で、これ以上先延ばしにするときっと永遠にしないだろうなと変な自信がある私ですから意を決して取り掛かることに致しました。

名付けて「奥におり⬜︎」。

コレは憧れている先生が掲げられていた表札だ。

 

とは言え予算は極小。倉庫の壁の補修を絡めて会社からいくらか援助して貰おうとも思うが仕上がり次第だな。

 

コレが我が家の入り口の倉庫。

腰壁モルタルもとうに寿命が来ている。

クラックには目をつむり、胴縁をビス打ち。

心配していたのだが意外にもビスはしっかりと効くようだ。

下地が出来ればこっちの物とコレまた松の胴縁を使って格子状に留めて行く事にした。

資材は基本的に余りモノ。綺麗では無いけど汚くも無い。

そんな材料を設計図無しで行き当たりでやっている。

棟梁のように行くわけも無いけど、まぁ一期工事として取り組んでみる。

格闘延5時間程度だろうか。

臭気筒も撤去して少しスッキリした気がする。

で、

気を良くして全ての松を留めつけた。

格子の様なモノが出現したのだが、やっぱりアラが目立つ。

松も足らない⋯。うーーむ。ここで思考停止となる。

 

ここから門柱や植栽をして奥に「住んで居そうな雰囲気」を出そうと思うのですがさてどうしたモノかな。

 

次回に続く。

整える

いい天気が続いておりますね。

世の中は連休中、私も少しはゆっくりです。

小庭が繁って来たので整えてみました。

散髪程度の剪定しか出来ませんが、自分なりに整えてみようと挑戦しております。

結果は数年後、いわゆる執行猶予中的な期間かな。

 

コハウチワカエデの剪定枝と言っても、わりかしと綺麗な御姿を魅せてくれる枝が在るモンですからポイと捨てる訳にもいかず。

そんな小枝を瓶に入れてみると小粋だね。

 

なんて楽しんでおります。

奏でる。

IMG_3342

 

連休前に聴かせて頂いた。

地元金比羅神宮の宮司さん。横笛、正式呼称は知らないけどまぁ横笛で間違っていないだろう。

何度聴いてもやっぱり生はキリッとして聴き惚れます。

 

 

さて

新しい家族の住処造りがいよいよ始まりました。

切土の造成地

香住区のF様邸の工事に着手します。

でも

弊社工務部は豊岡自動車道等、国、県の公共工事で手一杯。

そうなると

私に出番が参りました。喜んでいる訳ではありませんが闘志満々で向かっていきます。

 

 

うーん、デカい敷地です。

ちっちゃめなバックホーを現場に搬入してもらってペーパードライバーですが、なんとか掘ってみました。

意外にも乗れましたよ。

こんな大きな岩が出てくるのは山を切って造った「切土」の証拠。

堆積岩って言う土が固まって出来たモノだっけか、なかなかデカい。

地盤調査が楽しみです。

 

雨にたたられて少し泥濘に苦労しましたが都合3日間、削ったり掘ったりしながらガレージ予定地、前庭予定地が出来あがり、お住まいの大きさ、高さも現地に写しました。

コレで基礎工事の準備完了です。

 

ビフォー

アフター

 

 

細かなところの調整は残っておりますが、この様なお住まいを計画しております。

今回もシラスそとん壁、木外壁の大人しい出立ち。

内部は木製建具、造作収納満載の「彌吉の家」仕様です。

 

とても可憐な花を魅せてくれる「オトコヨウゾメ」。

たまらんなぁと思います。

 

私の小庭に早春の頃、植えこみました。

少し普段より多めに腐葉土を混ぜ込んで植えつけた御礼かな。

とても可愛らしい素敵な白い花を咲かせてくれました。。

 

浮気では無いのですが

造成工事現場のそばに目をひく木が私を誘っている様でした。

いやぁ実に素晴らしい枝ぶり。

我が家に迎え入れたいと思いますがいかんせん大木すぎる。

ここに住めたら良いんですが、どなたの土地だか分かりません。

随分と前に造成された住宅用土地です。

そうそう、もうじき下水道工事が行われるそうですので素晴らしい環境の宅地になります。

私に財力があればもう一軒建てたいところなのです。

場所は香住区内、病院にも5分の立地ですよ。

先日突然の電話を頂き、お会いした爽やかなご家族のリクエストを頂き、軒の深い瓦屋根の住まいを計画させて頂くことになった。

私の場合は特にやれる時にしないとダメなのです。

後回しには致しません。と自分に言い聞かせることにしております。

てな事で、

現在計画中の平家建てのお住まいの造作キッチン案の修正を一旦ペンディング。

boshの食洗機のテクスチャー、何処かあるかな 、気掛かりです。

 

気分転換に敷地図を読み込んでサクッと描いてみた。

敷地図と一枚の周辺写真を手掛かりに暮らしを想像するところから始める。

まぁ、いつもの事だけど取り掛かると止まらない。

 

住まい手さんと面談しながら組み上げるのも楽しいのだけど、こりに凝って熱が過ぎると予算オーバーの憂き目に。

これこそ、絵に描いた餅って言うのかな。

さて

今日のベストはココまで。レンダリングをチョコっとして確認。

多分、明日は明日で変わるんだろうけど。

屋根の形を変えた2ndを搾り出そう。新しい沼が出来た感じだ。

外観と室内、予算と設、暮らし・・・。何次元方程式なのだろう、難しいですね。

 

 

そとん壁の白い2階建は別案件。コレも気に入って頂いた。

格子戸もツボだそうで、同じ好みに安心。

 

そう言えば、

「プラン申込み書を頂く前には描かない」と決めていたんだけど、まぁ良いか。

私の伝え方

僕がよく使っているCADは割と簡単に「らしいモノ」が創れる。

短時間で伝えられるツールとして重宝しております。

上の画像はそのCADで造った絵なのですがコレくらいなら5分程度でそれっぽい絵が描ける。

(間仕切り板が突き抜けているのはご愛嬌として欲しいですね。)

 

なので

住まい手さんとのキャッチボールが進み易いと思っております。まぁ時々暴投の様なキャッチボールもあるのですが。

てな事で

先生と呼ばれる方からは「お絵描き」と悪口も聞こえて来そうだけど私は現在のところ、コレがお気に入りだ。

 

建築の世界では超有名なCADって言えば「JW」。

WindowsになってからはJW winって言うのかな?まぁ知らんけど。

JWは正確な線が描けるけど、いかにも製図、図面。

いきなりテーブルに三面図が出て来ても多くの方には映像として認識頂けない。

住まい手さんには実像として理解出来ないモノはそれこそただの線なのだ。

 

 

「伝わってこそ意味がある」なんて思うのです。

 

三郎、入院。

なんと三郎が入院しておりました。

先生曰く「膵炎」。

食いしん坊な彼は私のご飯もねだるので太り気味でしたが、どうもそれがいかんかった様です。

味気の無いスチール製の監獄にエリザベスの彼。胸が痛いけど回復を願って先生に託します。

 

 

1週間の入院で元気を取り戻した彼は相変わらずの食いしん坊なのですが心を鬼にして「あげない」のです。

 

 

同級生の集い

いい親父になった我が友。共に過ごした学生時代を大いに語った時間は宝モノだ。

企業戦士として中国やベトナム、アジア各地で青年期を捧げた彼らを誇りに思う私です。

また会う事を誓った夜でした。

 

で、深酒をした翌日は

さくらさんに会って参りました。

 

そんなこんなの2月16日17日の東京の私です。

板天井

天井。なんのこだわりも無いんでなんでも良いです。

・・・・・・・・。

大抵の方はそうなのかも知れませんね。施工したことはないですが青空のような天井がとか、星空の壁紙を求めらる方もいらっしゃるようですが大抵は白っぽい壁紙で仕上げられて居ります。

 

けれど私は「板天井」をお薦めする事が多いのです。

なぜか。

兎に角、「素敵なのですから、お薦めしない訳にはいかない」 なんて思って居ります。

 

こんな感じです。

如何でしょうか?

 

3月8日

我が故郷但馬地方にも、ようやく良い天気が続く季節がやって来た。

外壁の施工は当然外仕事になる訳で雨が降れば屋内の作業、晴れたら外仕事。

天気のご都合を聞きながらの作業日程。

悩ましいのですが託された施主とのお引き渡し時期を遅らせる事も出来ず、と本当に天気には泣かされることが多いのです。

縦の通気胴縁と杉板を縦に貼るための横胴縁がご覧いただけます。

(ここは大事な所なのですが)現代の机上の高性能を謳う性能競争には現れない「住まい」としての基本的な性能を担保する箇所。

極端な話、外壁はなんだって良いんです、あくまで表面を装うものであって、その内側に行われている作業が肝心かなめ。非常に大事なのであります。

そう

しっかり通気を取れる仕様とする、そして万が一、外壁からの水の侵入があっても室内側に影響なきように設る。コーキング、シーリングと呼ばれる接着剤的なものに頼った設計では但馬では短寿命な住まいとなってしまいかねませんのでちゃんとした通気が出来る壁にしないといけません。

 

右手の壁には間隔を狭めた下地板が見えますがここはシラスそとん壁用の下地。間隔を狭めて塗り壁にヒビが入らないようにしっかりと下地を作りらねばなりません。

当然ながら、ここもちゃんと空気が通るように下地を組んでおります。

(シラス壁を全面に採用した久美浜の平家 築6年目かな)

 

今回のお住まいも南面にシラスそとん壁を採用して居りますので余計に好天が待ち遠しかったのです。

気温も徐々に上がって来て最低気温が10度以上になれば安心してそとん壁施工に取り掛かれます。もうじきです。

インターフォンとか取り付け用の塀を天竜焼杉を使用して作らせて頂きました。

うん、自画自賛になりますがとっても綺麗だと思います。

 

少し経って根が張ると綺麗な緑が賑やかに彩ってくれます。

こちらは日高のお住まい。猫ちゃんと暮らされている御宅の前庭です。

この写真は竣工2年目くらいだと思いますが、緑が出てきてとっても綺麗だなぁとご紹介をさせて頂きました。

 

天竜焼杉、とっても焼きが深くて陰影の濃い素敵な板です。多用させて頂きたいのですが一点だけ問題があります。

 

 

壁にもたれると服を汚す。 これ当たり前のことなんですが表面が炭になっているので汚れてホンマ当たり前なんです。

でもお子さんはそんなのお構い無しですので、そういうところには使わない。

とする事でみんな幸せでいられますね。

天竜焼杉、おすすめします。

 

けど普通の板壁も悪く無いですよ。

 

ではまた。

今日は朝からこれ。ちょこっと修繕。

家内の実家、義理母さんから修理依頼。

どうもスイッチの具合が悪そうだ。定番のスイッチ故障前兆候か。

手持ちにSWなんぞある訳もなく取り敢えずカバーを取ってみた。

SWのカバーは手で簡単に取り外せるのですが、めくってみるとこんな感じなのです。

 

おでましです。正面の青っぽい塊がSW本体です。

で、ここから新鮮な冷たい空気がビューと吹き込んできました。

まぁこれも定番。何処ぞのWB工法だったか壁の中を空気が走るって言ってたけど、こんな感じかな。

やたら冷たい風なのでWBでは無い。だと思う。

 

昭和な家の典型的な壁内通気層、って感じでした。

まぁ空気が流れるってのは悪くは無いんだが、寒すぎて。

外気と遮断した上で壁体内に通気層の如く空気が流れるのであれば、まぁいいかな。

WB工法わりかし良いのかも知れません。天井のプロペラは受け付けんけど。

 

と言うことで壁の中に風が吹く家を体感させて頂いたのです。

数値だけに右往左往しないけど暖かいお住まいが必要な住まい手さんは事務所に遊びにお越し下さい。

ではまた。

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

お問い合わせ下さい。