N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

今日は所用のついでと言ってはなんだけど、鳥取の建築大好き社長に会いに行った。

ノーアポでしかも午前11時30分。恐る恐る玄関を開けようとしていると奥様が私を見つけてすかさず『どうぞ』と招き入れてくれる。

いやぁアポも取ってない非礼な私をグイグイ引き入れてくださるのだ。

ついつい、その居心地の良さにお昼を過ぎ13:40。流石に申し訳ないので重い腰をあげたのだが、外に出ても建築談義が続いたのだ。

 

 

会話の詳細はここでご披露する訳にはいかないが、やはり鳥取の社長も私と同じ数値競争嫌いであった。

元々数値だけですま居心地を語らない方であったので、私と同じ感性をお持ちの方だとは思っていたが今日もその意を強くした訳だ。

 

誤解をされると困るので今更ながらに言うのだが、数値は嫌いだが、数値だけで語るのが嫌いな訳で、その気になれば幾らでもお望みどおりに数値を追いかける事は可能なのである。

これまた同意見なのだが、我々はその数値の先にあるものを提供すべきだと言う事に意味を感じているのだ。

以前にこのブログで書いた事があるが例えばプリウスも否定しないが乗って楽しいとは思わない車だ。そう、乗りたい車では無く、あくまで効率的な移動手段の一つだと言う事は認めるのだ。

でも自分の感性には合わないので自分の車としては購入意欲が沸かない車なのだ。

同じガソリンを食わない移動手段ならいっそのこと電気自動車の方が良いのだ。

日産リーフには新旧2台試乗だけだが1週間試乗をした。

もちろんテスラなら言うまでも無く大歓迎、それはチャチなエンジン車を凌駕する走る性能を持っているからだ。

 

でき得るなら

高燃費であり、住うことに楽しみを感じられる。そんな住まいを作りたいと切に思う今日この頃である。

もしここまで読んで頂いている方(いらっしゃるのであれば幸いだが)もう一言。

数値は良いようだけど、それだけだね。

なんて家が量産されない事を願うばかりである。

数値性能より大事なのが感性性能である。

と私は信じる。

住まいの性能

ネット上で住まいの性能が注目されておりますね。工務店社長や設計事務所さんが、「にわかYouTuber」となられております。

本当、今やネット時代。

いろんな会社さんのHPで競われているQ値、U値、C値、等々。

これから住まいを創られようと考えて居られる方は「数値が気になってしまって・・」。

では無いでしょうか?

そして、その数値に振り回されて右往左往。

何が良いのか悪いのか?

そのうち「まぁどうでも良いか?」となってしまって居られませんか?。

それで良いんです、正解です。数値競争なんて不毛な戦いです。

 

極端な言い方ですが 私も数値はどうでも良いと思うところがあります。

性能値は実験室で同様な条件下で測定されたものなら競争されるべきものかも知れませんが、住まいは周辺環境にすごく影響されるものですから、単にU値が良いから「すま居心地もいい」なんて事は実際にはあり得ませんし、同じ地域でも西向きのお宅や南向きのお宅では同じ性能であってもすま居心地は全く同じなんてあり得ません。

極端な話ですが「隙間風だらけの家」だって「天井にしか断熱材が入っていない家」だって、その置かれた環境によっては快適な住まい、居場所である可能性だってあるわけです。

なので

「数値の代償」に過ぎた対価を用意すると言うストレスを感じながら住まい作りをされなくて良いと私は思います。

 

確かに断熱性能をあげた住まいは快適です。

気密性能が高い住まいは正常な換気が行われます。

それが貴方のストレスを溜めない程度の対価で実現出来るのであれば是非こだわりを持って住まい作りを進めて頂いて結構です。

ただ、カタログ数値に踊らされないで下さい。

工務店、HMが提供する資料を鵜呑みにしないで下さい。商売のネタとしての数値かも知れないからです。

 

本当に必要なのは数値ではなく実感・体感で得られるであろう「心地よさ」なのですから。(その物差しになるであろう目安が住まいの性能数値だと言う事は承知の上で申しております。)

数値として表されて実感できるのは限られた条件下の体感温度だけかなと思っております。

私の現在の住まいは「現在語られている数値で言えば劣悪」です。

断熱材だって必要最低限しか入っておりません。

気密性能は測定すらしておりません。

ですが窓を開け放てば爽やかな風がとおり、心地よいのです。

夏だってクーラーをかける日は数えるほどです。多分、年に3日程度。

お伝えしたい事は

G3やパッシブハウス基準のUa値は・・・(気にされるべきは)とかの数値だけじゃ無いって事です。

数値に振りまわされがちな貴方が求める住まいが 「家族が健康で穏やかに過ごせる場所」であるのであれば

数値で言えば(結局、数値?! 笑)heat20のG1で良いのでは無いでしょうか?気密はボード気密で得られるC値1.0程度。

ただしそんな数値も「袋入りGWが標準」で「気密?」な工務店さんでは無理かも知れません。

工務店選びだけにはお気をつけ下さい。

とは言え、この数値性能であれば大袈裟な費用をかけなくても実現できる住まいの性能です。

可能であれば太陽のおかげを頂けるOMソーラを代表とする空気集熱式と呼ばれる装置で室内を温める仕組みをぜひ導入検討して下さい。

小春日和な暖かさを無料で体感できますよ。

前回に続き、「考えるシリーズ」です。

(断って置きますがあくまで私の主観と好みが多く含まれております)

 

さて

最近のお住まいに好まれて使われている通称「サイディング」。

サイディングって確か壁材って意味だった様にも思いますが、通称サイディングは各社からいろんな色柄が発売されとります。

それはもう厚いのから薄いのまで多種多様。

安いのから超高額だったり、まるでコンクリートの様なものだったり杉板に見間違えるものまでカメレオンの様に凄いものです。

 

そう、お察しの通り私は通称サイディングが嫌いです。

なぜか?本物に似せようとする姑息な発想がそもそも嫌いなのです。

けれどサイディングと言う製品が悪いわけでは決して無いのです。

それを(偽物)をさしたる抵抗も感じずに場所も用途も考えずに「こんな色柄いかが?」とお気楽にお勧めしてしまう輩が嫌いなのです。

主観過ぎたのでご気分悪くされましたらお許し下さい。

嫌いなものは嫌いと言ってしまう厄介なところがありますので。

 

では何が好きなんだ?

何を良いと思っているんだ?

なぜそう思うのか?

やはり一番良いなぁと思っている外壁は「シラスそとん壁」です。

落ち着いた色合いというか質感がぬかり無い。

そう、漆喰の白さではなくテカテカの質感でも無く、無骨なオヤジっぽい渋さがあるそんな仕上がりが長く続くのでベタ惚れです。

気温が低い時には施工に大変注意し無いと大変残念な仕上がりになってしまう難しいところはありますが、施工管理をきちっとすれば、そう恐れることは白色に限って言うとないですね。

そとん壁は色によっては難しい。

茶色は冬季施工はされ無いのが安全です。

私達も大失敗を致しました。

リカバリーに倍以上の心労を経験しましたので茶色だけは超慎重になります。

秋口着工であれば仕上げ塗りは4月位にさせていただける余裕がないとお受けすることは出来かねますが、この茶色もとっても良いんですよね。

私が所属しているグループの大先生「伊礼智」が好んで使っているのもこの茶色です。

このお宅は関東の工務店さんのモデルハウスとして建てられました。

全く同じものも私達で作る事も出来ますのでお問い合わせ下さい。

さて

下の写真は香住で作った私の父親の終の住処です。

若干、和に振ったデザインですが似合っていると思っております。

ただ仕上げ方法が伊礼さんのお宅とは違いますが、お気づきでしょうか?

伊礼さんはスチロごて仕上げをお好みとされておりますが私は掻き落とし仕上げを好んで採用しております。

が、決して対抗なんてしているつもりは毛頭御座いません。

スチロごても良いですが、掻き落としの方が質感が良い様に私は思って居るだけ。(笑)

追伸)

外壁のそとん壁に相性の良いのがやはり無垢の板ですね。

特に但馬地方で昔から多く使われている杉板の鎧張りと言う仕上げ方がそとん壁にもお似合いです。

また板を縦ばりにするとなぜかお洒落な出立にもなるのです。上の写真は松山にある伊丹十三さんの記念館。シャッキリして綺麗ですね。

私の大好きな中村弘文先生のデザインです。

 

杉板はそれだけでも良いし、そとん壁と合わせて使うのも良いですね、とっても良いです。

こちらのお宅は杉板と焼杉板を貼り分けております。

お気づきでしょうか?

杉板だけでも良いんです。

そとん壁プラス杉板外観をご紹介しておりましたが、実は杉板だけの仕上げも良いんです。

これは佐津のお宅ですが、上部を鎧張りとし正統派杉板仕上げとしております。

よく見られる壁に似ているでしょう?

けどちょっと違う収め方をしているのですが、内緒です。と言うかヨーク見ていただいたらすぐに分かるんですが・・・。

 

夏の夕暮れ時。

やっぱり明るい玄関がいいですよね。

けど、電気代がって気にされる向きもあろうかと思いますが、一晩五円以下程度なら毎晩つけてもお許しいただけるでしょうか?と奥様にご了解を頂いた上で照明計画をした事を思い出しました。

やっぱり、明るい玄関、いいですよね。

と言う事で

外壁はそとん壁、一部杉板なり無垢板。これが現在の私が最高に良いと感じている外壁です。

とは言うものの

一度はウッドロングエコという自然系保護塗料を使った板張りをさせて頂ける機会があれば・・・と望んでいるわけですが。

では、おやすみなさい。

 

窓を考える。

「窓を考える会社」 と言えば数年前 TVCMで盛んに言われていたYKK APさん。

この会社さんはあのファスナーでトップシュアのYKKさんのグループなんですよね。

ご存知だとは思いますが。

 

他にLIXILさん、三協立山さん、樹脂専門のエクセルシャノンさん。

木製サッシで有名なアイランドプロファイルさん、ガデリウスさん等々

沢山の会社さんが窓を扱われています。

で、エヌズプランはどこの窓を使っているのか?

今あげたメーカさんでシャノンさん以外は実際に使わせて頂いております。

採用するしないの判断基準は?

その目的に合った窓を選ぶ。と言う事でしょうか。

実際サッシの性能についても気にはします。

勿論、住宅の省エネ計算をする上で窓の性能は大きくその数値に影響を与えますので。

最近の比較的多いであろう建て方のお住まいは

片流れ(一方方向に屋根の勾配がある形)の屋根に縦すべり出し窓が点在。

ではないでしょうか?

一番お安く、また高気密高断熱ができる手法だからと思います。

けれど、どうでしょうか?素敵でしょうか?

かなり設計というかデザイン力がある方がプランニングしないと野暮ったい、不細工な家の出来上がりになります。いやなっておりますね。

 

窓の話から脱線しそうになりますので話を戻します。

 

窓を考える。

では何を考えるのでしょうか?

貴方は窓に何を求められますか?

明かり取り?風通し?それとも要らない?

 

そう、窓って必要ですか?

ほとんど開ける事の無い暮らしの中で窓って必要か?という風にも言われております。

で、じゃぁお前は?

私は絶対に「窓」は必要だと思う派です。

最近大流行の「すべり窓」は気密も取り易いのですが、そればっかりの家なんて耐えられません。潜水艦や飛行機じゃ無いんだからと、ついつい思ってしまいます。思われませんか?

私は2階の屋根にも出て行きたいのです。

そう屋根のメンテナンスの必要もありますし、ただ単に屋根から町を見たいのです。

そんな風な事は縦すべり出し窓では無理ですからね。

だから引き違い窓を採用します。

勿論なるだけ少なくしますが暮らしの上では必須の窓ですね。

 

性能は?

当然性能も気にしますよ。性能の良い窓も好きです。高額な窓も知っております。

ですがそれ以上に機能と見た目を優先するクセがあります。

あくまでクセです。

勿論、何故にこの窓を選んだ という理由もご説明致しますのでご安心下さい。

そこで性能はどうなんだ、どこが良いんだ?というところですね。

性能の重要な数値に「熱貫入率」がありますがメーカさんから公表されておりますので、ネットでお調べください。簡単に出てまいります。

私達は、これを所属する新住協のQ  PEX(といソフト:窓の性能によっての家全体の性能値を求めることが出来る。)で立地や形、日射の入り方等をシミュレーションして最適な窓を選んでいくのですが・・・。

あくまで目安として使わせてもらっております。

私は温熱バカではありませんので目安だけです。

実際、私の住む家は土壁の基本シングルガラス窓主体の家です。

ですので最近の窓での最低レベルとされる「ペアガラスサッシの断熱性の高さ」は実感しております。

(まだ建て替えれませんので我が家は実験場見たくなっております)

ましてやトリプルだったりアルゴンガス入りやクリプトンガスなんか入った窓なんて憧れております。ですが、それほど(価格はべらぼうに高くなりますが)ペアガラスと生活上の実感は実際そうは変わりません。

いや誤解を招きそうですのでしっかりお伝えしますが、間違いなく光熱費や生活感は良いガラスを使えば向上するはずです、事実でしょう。

ただしそれはかなり高次元の話であって多くの(我が家を含めての)無断熱住宅から言えばガラス云々より先ずはしっかりした断熱の住まいを作ろう!からなのです。

言いたい事は

「窓だけ高性能に変えてもダメ」だよ。って事です。

まぁ程度があるって事です。

今の時代でも我が家に近い性能の様な無断熱住宅とか日射も含め特に何も考えないアンチパッシブ系の家ならば「サーモスⅡーH」と言われる樹脂アルミ複合窓で充分「甲斐があるわぁ」と喜ばれる事でしょう。

そうそう最近の窓は半外付けって言われる仕様で外壁をいじらなくては取り付けられません。

なのでお手軽窓リフォームはやはり「インプラス」って呼ばれる内窓製品が最有力かと思います。

話は新築に戻します。

ハイコスパで多く使われているのが「ykkap330」。人気です。

私達はYKKさんのトリプルガラス仕様の430っていうサッシを全ての窓に使う御宅を今月末に上棟致しますので後日ご報告いたしますね。

さてYKKさんは神戸工場を作られてからかなりコストカットされお手軽に樹脂サッシが供給される様になりました。新住協の皆さんの主流もYKKさんの様です。

ただしLIXILさんの樹脂サッシ「エルスター」のその製品思想というのか設計の良さというのか、コスト的には少し高いけど強く支持される会社さんも多くあります。私もその1人です。

その他、意匠性を考えるとやはり主流は外国製とはなりますが木製サッシ。アイランドプロファイルさんの様な国産メーカさんも数社ありますが流通しにくいところがネックとなって気楽に採用し難いとこが残念ですね。

私も我が家に3枚採用させてもらっております。

 

最後に

窓を考える、暮らしを考える。それは家の性能だけでは測れない要素も多くある様に私は思っております。

ホテルの様な数日間だけ暮らす場所なら高気密高断熱を簡単に実現できますが、毎日暮らしていく自宅用の窓って考える点だったり必要だったりする点って多くあると思うのです。

断熱性能はかなり落ちますが大好きなサッシでLIXILさんのオープンウィンっていう全開できる掃き出し窓があります。

この窓は一世代前のアルミサッシ。

この窓の高性能版でLWという製品が昨年造られましたが3倍くらい高くなってしまっていて、お気軽にってわけには行きません。

願わくば「オープンウィン」の樹脂複合版の製品化です。

最高なのになぁ。

という事で窓についての徒然を書いてみました。全く参考にならなかったとお叱りの声もありそうですがお許しください。(笑)

 

私なりの結論と言うかは下記に纏まります。

1)家の性能に合わせた窓を選ぶ。

2)窓の性能数値だけでは選ばない。

3)小さな窓を複数個配置しない。

4)引き違い窓も恐れず採用する。

5)窓の性能だけに頼らず開口部全体として意匠も考える。

てな感じです。

 

では住宅性能についての要素の一つとして「窓」を考えてみました。

YouTuber

コロナ、いかがでしょうか。

全国的に小康状態の様な雰囲気が漂っておりますが、まだまだ安心できる状態ではありませんね。
ご自愛下さいませ。

さて、コロナ自粛ムードの中、建築業界からも多くのYouTuberが誕生して来ておりますね。

兵庫県での有名ところでは西明石の松尾設計事務所さんだったり姫路のクオホームさん。

毎日毎日、精力的に情報を発信されております。有用な情報も多く公開されておりますので一度は覗かれることをお勧め致します。

けれど

やはり市街地の建築屋さんであったり設計士さんですので、但馬の気候風土とは違った観点でお話しされているなぁと若干の違和感を私は感じることも多いです。
まぁ強ち間違いを言われているわけでは無いのでご参考にされて下さい。

 

そう言いながら私が感じた違和感は
エコな家を建てられないのなら(予算がないなら)建てないほうが良い。と受け取れるお話。

だろうけど、そう言っちゃおしまいですよね。

誰だって快適で健康寿命が長く光熱費だって少額。10年経たないうちに逆に貯金が出来るハイコスパ住宅。なんせ半袖でゴロゴロして暮らせて行けるんだから初期投資は無駄じゃない。
なんてPHJの講演会なんかで少し勉強をされた方なら分かっている、いや理解されている方もいらっしゃる事だろう。

だけど(ここからは私感です)
坪単価で言うと 100万円を超える住まいなんて易々と建てられる家族などこの但馬で何組あるだろうか?

我々建築に関わるものは、いや住まい作りを真剣に考えている者達は易々と建てられないご家族の為に予算に合わせた最高の住まいを考え、そして実現できる様に努力していく事が大切なのではないだろうか?

断熱も気密も大切、勿論空調設備も。そして創エネ。やれ消費エネルギーがどうだこうだと言われても何組のご家族が専門家でも難しいと言われる事柄を正確に理解して予算の中で取捨選択できるであろうか。

とは言え、専門家と(住まい手候補のご家族から)思われる我々工務店の中でも勉強熱心で先導的な考えや技法を習得されている方も決して多く無いのが残念な事なのだが。

 

YouTuberの先生達に触発された訳では決して無いのだが、私も自論もお伝えしておきます。

この但馬でエコで健康的な住宅は「32坪で4000万円以上」の予算が必要だろうと思う。
(なかなかドキドキする価格である。)
で、
低断熱低気密住宅と比べ数十年暮らせば 反対に「お得になる」と解っていてもこの御時世、先が見えないのに4千万以上の高額な住宅ローンは払えるけど組みたく無い。
けれど どこでもある様な安っぽい家なんて欲しくない。

予算の目安は3千3百万円(税込)程度かな。

と言う様なかなり勉強をされたご家族様・貴方。

新住協の断熱技術とOMソーラを駆使して
6地域G2、PV 4kwh・ZEH認定、BELS5つ星・第1種換気・高寿命基礎コンクリート、全館空調(OMX もしくはG−Air)
の快適エコな住まいを本気で作らせて頂きますのでお問い合わせ下さい。

ただし着工は来春から完成はお盆前です。

特に何も考えず家を建てる段取りがどんどん田舎で進んでいた。

と言う所謂、「人任せ家創り」で行われた自身の失敗を縷々お伝えしてもご参考にして頂くなんて。

と思い直しました。

まぁ何とかして大工さんは建ててくださったし、これと言って不具合を感じる事なく過ごせています。

寒い暑いはどうしようもなく築23年を迎えた昨年に泣けなしの予算を掛け、リビング・ダイニングだけ少し断熱改修を行いました。

私が建てた時代は断熱に対して日本国中が不感症だったので特段、私の家が酷いわけではなかったのですが、今の私があるのは(まぁ大した事はまだまだ無いのですが)この寒い家のお陰であるのは間違いないところですから、結果オーライだったと想うことにします。

 

ただ

私が忘れていたのだろうけど、当日に上棟日だと知り慌てて駆けつけたのは誰のせいだったのだろうか・・・。未だゲセン上棟日でした。

家をやっぱり建てるんだ。

と決められましたでしょうか?

 

それとも やめとこうか…。

 

 

では。

家を建てようと決められた理由はご家族で色々おありだろうと思います。

動機、それは大変大事なことですので、しっかりご夫婦で覚えておいてください。

メモにでも残して決して忘れない様にして下さい。

そう、ご夫婦の想いは大切にしておいて下さいね。

 

さて

一生に一度。多くの方は一度だけだと思います。

私も自分の家はやはり一度です。

と言っても全く勉強もせず、言われるままに…だった様な。

自分の失敗談ですのでお恥ずかしいのですが、反省も含めて思い出すままに書いて見ます。

 

 

当時、私は結婚して(多くの方々がそうだった様に)子供が出来、そろそろかなぁが動機だった様に思います。

 

仕事の関係で明石に住んでいながら、いずれ帰ってくるであろう香住に家を準備をしたのです。

当然と言うか、余計に「お任せ度合い」が高くなってしまったわけです。

決めたのは自分の部屋とリビングの部屋の壁仕上げだけ。

どこかの雑誌の部屋の写真を切り抜いて大工さんに「こんな感じで」とお願いしたのです。

 

そう、全く他の事なんか気にもせず、ただの見た目だけをお願いしたのです。

断熱と気密。光熱費、耐震性、維持管理。全く思いもせずに、また聞かされも相談も全く無いまま家造りは始まってしまったのです。

 

続く。

一体どうなってしまうんだろう。

コロナなんて大した事ないんじゃないの?とつい最近まで思っておりましたが、とんでもなく暢気な私でした。

 

さて、気分を変えて

生業の家つくりについて書かせていただこうと思います。

 

皆さんはどんなきっかけで家を建てようと思われたでしょうか?

結婚?子供が出来た、色んな理由があってそう、建てようと思われたんでしょう。

でも今一度、思い直してみたらどうでしょう?

 

大金を叩いてどうしても必要なのが「 家  」。なのでしょうか?

もしかしたら住まいでは無くもっと他に大事な事があるかも知れませんよ。

 

では、家を建てると揺るぎない決意をされているとして、どの様な家を誰に託されるのでしょうか?

その判断基準は何処にあるのでしょうか?

総額でしょうか?それとも地縁、血縁、商縁からでしょうか?見た目でしょうか?

 

ただ雨露をしのげる場所があればそれで良いのであれば、借家だったりアパートだったり選択肢は他にあると思います。

 

それでも、どうしても自分の家を建てようと思われるのであれば真剣に勉強をして下さい。

あなたの家族を守り育てる住まいなのですから地縁とかで託されるのは今一度考えなおされると良いのでは。

多くの方は数十年の住宅ローンを銀行で組まれ、生命保険をかけられます。

そう、命を担保にお金を借りて、家族の住まいを作られるわけです。

だから、騙されない様に(多くの工務店さんはそんなつもりはまったく持っておられません)。

託す側が何も調べず、学ばず、疑わずに自分にとって心地いい言葉のみを記憶して、その記憶と違う結果となった時に騙されたなどと叫ばれている様にも思えるのです。

だから、一生懸命勉強して下さい。

いや何も本を何冊も読んだり専門書を漁る様なことは必要ありません。

ネットでは、いろんな嘘も誤解も与えられます。

ご承知の事でしょうが残念ながらネットの情報には多くは偽りが混じっております。

嘘か誠か判断できるには相当な時間や勉強が必要です。

くれぐれもネットのおかしな情報には振り回されないでいてください。

じゃぁどうすれば ・・・。

私が憧れに近い気持ちを抱く建築家伊礼智さんが書かれた本が読みやすいかなぁと思います。

もう一冊読むとすれば西方設計の西方里見先生が書かれた本も良いと思います。

他にも良書はありますが迷うだけなので、上記の先生の2冊をじっくり読まれて下さい。

それで充分です。3回くらい読まれたら、なんとなくわかってきます。

そういうもんです。

 

そしてもう一つ。

気になる工務店の現場に行ってみて、そして質問しまくる。

家の性能や、ない故にそうしているのか?・・・。

 

「 そんなこと出来るかいな、聞けるかいな。

そもそも何をたずねたら良いかもわかんないわ。」

 

と思われるでしょうが現場が全てです。現場に答えの多くが転がっています。

 

だけれども、多くの方が其処をないがしろにされて、心地のいい営業マンの言葉に酔いしれて家つくりを始められている様に思えて仕方がないのです。

 

もう 一度言います。

 

本当に住まい(家)は必要なんでしょうか?。

何故、其処で建てられるのでしょうか?

 

ご自分の中に迷いなく「これこれだからこの人(会社)に託す。」と言えなければ今一度考え直されるべきなのです。

そう本気で思うのです。

 

最悪なのが 住宅ローンを通してくれる会社(工務店)だから・・・。

住宅ローンが通らないのは工務店が良いとか悪いわけではなく、あなたがまだ家を建てる時期に来ていないという事実だからなのです。

背伸びして無理して(住宅ローンを通して)家を求めるのは不幸になると真剣に思います、いますぐ中止されるべきです。

 

じゃぁ、

やはり「やすい家」しか建てれないからやすい家を建てる所に頼もう・・・。となってしまいますかね。

あなたが思われる、やすいお家とは坪単価30万円台のお家でしょうか?40万円でしょうか?それとも60万円でしょうか?

 

答えはその会社が建てた家を見たらすぐわかります。

皆さんも実はわかっておられるのです。

要した費用に見合った値打ちがあるものが良いのです、かけた費用以上の価値があるものが出来たなら「こりゃ安い」という事だと。

30万だから安いとは決してならないのです。40万でも高い家もありますし60万円でも安いなぁと思うお住まいも当然あるんです。

払った金額に見合った家を作るってほんと難しいですね、本気で思います。

 

次回はもっと具体的に家自体についてお伝え出来る様に致しますね。

 

 

大きな書斎、良いですねぇ。

私もそんな想いがあり作ってみました。

LDKから離れた個室。良い感じの小部屋です。

大型TVも置けるし勉強机兼用の長い無垢板テーブルだってあります。

愛犬の三郎君のハウスだって完備です。

でも居心地が悪いのです。

部屋が?

ではなく家族から離れた「個室」だから。

 

家族と言ってもやっぱり適度な距離は必要。

そう付かず離れずって言うのでしょうか?

 

 

と言いながらも

やっぱりソバが良いみたいです。

なのでリビングの片隅に自分の居場所を作りました。

とってもちっちゃなコーナーですが、僕にとっては良い感じなのです。

 

大きな家も部屋も良いんですが、そう良いんですが。

 

ちっちゃな細切れの家ではなくて大きなワンルームを上手にゆるーく仕切るのが良いと思うなぁ。

とは言え

コロナのせいで非日常な休日を送っております。
皆様も同様でしょうか・・・。

いろんな予定がキャンセルで、この先一体どうなる事だろうと心配ですよね。
学校の事、地域のこと、お仕事のこと。
心配しだしたらキリがありませんので「うつさないうつされない」為に休みの日は引き籠ろうと思っております。

 

さて

下の写真は 私の事務所の(レッドシダーの)ウッドデッキ。

塗料はマホガニー。ピカピカでした。

 

9年くらいで最初塗った保護塗料が綺麗に劣化してその役目を終えた状態となっておりました。

そのままにして置く訳にいかず、晴天が続いた先週に意を決して保護塗料を塗りなおしたのです。

でなんで塗るか・・・。

ここは裸足で歩く幼子も居ないし私が出るくらい。

じゃ、やはり耐久性が一番だ。だとしても膜を張る塗料はどうもいけない。きらい。

という事で少し臭いはありますが耐久を第一に考えクレオトップ(クレオソートの進化版)を採用しました。

加えてお安さも一番。

 

左手がクレオトップを塗ったエリア。

性質は水の様にサラサラ。そうサラダオイルの感じです。

なので塗るのも簡単。

塗装作業時は普通の塗料を塗る時の様な大袈裟な養生は不要。

加えて軍手よりビニール製の薄目の手袋が使いやすいのでオススメ。

筆や刷毛の後片付けは油性のシンナーが良い様です。

9年間放ったらかしって訳では無かったんですが、出来上がった当時の写真と比べると、かなり経年劣化は否めません。

自然な事ですので当然劣化します。

そんな変化がお嫌いなら樹脂製の板もどきも御座いますが・・・。

 

さぁクレオトップがどこ(いつ)まで保つか楽しみですね。

 

こんな時期ですが

明日、新しいご家族の為のお住まいに取り掛かる事になっております。

なぜか明日だけ雨天のようですが

少しだけお天道様のお蔭を期待しておる私です。

 

 

キッチン。
良いのがいっぱいあって迷いますね。

今日はそんなキッチンのリフォーム実例をご紹介します。

先ずは我が家の25年前から使い続けているキッチン。

年気が入った良いキッチンです、いやほんま。
まだまだシンクも綺麗。
ただ
扉の金具や扉自体が腐って来ていてたりトッテもプラスチックのショボいモノだったりと「そろそろえーんちゃう」との声もありながら…。

II型のキッチンをとも、考えたのですが、我が家は他にもたくさん手を入れなくてはいけない箇所だらけだったので消去法でII型は無くなってしまいました。

で許される筈も無く。
では「キッチン、此処もリフォームだ」
と取り掛かりました。


一番目に付くところは、扉とトッテ。
新品のキッチンでも此処でグレードが変わって来てグッと高価になっていく。
てな訳ですので此処を綺麗にしたら妻君も喜んでくれるかもね。

色々考えて最終的に採用したのが「リアテック」と言う壁紙の高級品的な材料。
リアルコンクリートの様だったり無垢の木の様な柄もあります。さすがリアテック。

とは言え私はやっぱり偽物が嫌いなので…..と悩んだ末の決断したのがこれ。

和紙の様な紅色と言うのか….。

ショボいトッテもホワイトアッシュを刻んで貰いました。

 


如何でしょうか?

我が家のキッチン、もう少し使ってくれそうです。

今日も忘備録的な独り言。

昨日と今日で2家族さんとお話しをさせて頂いた。
条件は街中の小さな敷地と郊外の大きな敷地。
正反対なのだ。

共通点は一つ。

住まいは小さめで良い事。

ありがたい様で難しい条件なのだが、小さな住まいの創り手としても著名な伊礼智さんが浮かんで来た。
もとよりファンである。
OMソーラーを設計に組み込まれる設計士としても有名な方。

此処はヒントを頂こうとレシピを何度目かの読了。

何度読んでも新しい気付きを頂ける良書であるなぁ。

さてと愛用のシャープペンと無印のB3用紙に向うが動かぬ事実。
若い住まい手さんは断熱性能と意匠性の両立も重視の様。
2世帯+αの住まい手は3度目の家創りだけに御要望も鋭い。

同じ時期に異なる味の住まいは私の許容範囲を超えそうだが、年甲斐も無く、やる気が湧いて来るモノ。
なんとか絞り出そう。

半間物入れ改造コーナーでの時間が増えそうだわ。

今日はあくまで私感のダラダラ記事ですので流し読みしていただければ幸いである。

高気密高断熱。
最近、業界内では聞き慣れた文言ではあるが、実は世間的にはまだまだ「なんじゃそれ?」の様だ。
社内での広報が悪いのではあるが我が社の別部門での実話だ。

全く力が抜けてしまう・・・と思うまでに伝える努力不足を嘆かねばと思う。

けども
この呼び方、高気密高断熱。
なんだか・・。
もっと、そう素敵な呼び方、表し方ってないもんだろうか?
マホービンの様な・・とか言いがちだった時代もあった。
全く受けないけども。

さて
現代ではやたらと数値をあげて数値競争の様相だ。
嫌いなパターンだけど逃げるわけにはいかないので、しょうがなく数値を公表しよう。

heat20のG2グレードが我がチームの推奨レベル。
高性能建材と棟梁の丁寧な施工力を持ってすれば特に難しい性能ではない。
なので殊更に言うほどのものでも無いと思っているけど言わなきゃ通じない、選ばれないと言うジレンマ。

 

これが好きなOMの姿のご紹介。

 

うん、こう言うのが好き。

最近の嫌なパターンの一つ。
設備に頼った商業主義の権化の様な「全館空調ブーム」。
やたら設備機器等の付属設備の性能競争。
住まう人は置いてけぼり。

まぁ寒いのも暑いのも困りものだが自然な空間、空気感を謳っていた我がOM君も今や全館空調の時代に飛び込んでいる。
多くの会員に支持されているようだから良いものなのだろうが天邪鬼がここでも首を持ち上げてきている。
いわゆる
OMよお前もか ・・・。なのだ。

その名も OMX。 xがつくのだ。
xとは確かわからんと言う意味を持っていたと思うのだが。
けれど呼称が OMX なのだ。

高性能な箱を作って太陽のお蔭を室内に取り込み、ほんのりとした温かさを頂く。
日向ぼっこのような心地よさを室内に・・・。が僕の好きなOMの姿だがどうやら多くの支持は「全館空調」なのだ。

OMX、僕が拒否反応を示しても良いものは良い訳で住まい手さんに紹介しないわけにはいかない。
良いもんだから、ためになるものだから。と頭では思っている。いや思おうとしているのです。

 

シンプルなOMが好きだと言う個人的な思いは一旦置いておき全館空調の高性能機器のOMXをご紹介する機会を多めにしようかなぁ。

 

澄み渡る

 

故郷の海です。

香美町香住区下浜(しものはま)三田浜海岸の冬は波穏やかで澄んでおりますね。
こんな住まいがお届けできれば幸せです。

足元に灯りを。

縁側にテープライト照明をつけたら意外にもいい感じだったので気になっていた玄関先の段差部に同じテープライトをつける事にした。
今日からお正月休みなのでゆったりと準備をしました。

綺麗、強固に取り付ける為にあまりモノのモアビらしき板に両目テープを。

LEDの粒間隔が大きめですがそこは安いモノですので甘受。

で、成果は

まずまず。
あたりが暗くなるのを待って完成写真とします。

ちょっと白っぽいかなぁ、シャンパンゴールドって色味らしいです。

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

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