N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

おウチ時間

生憎のこの時期。

好まずとも、おウチ時間が増えております。

と言いながらも 事務所滞在時間が長く実際にはあまり個人的なおウチ時間が増えた訳でもないような・・・。

 

てな事ではあるのですが

オーディオマニアでは全く無い私ですが、良い音は好きでしてギターと修行中のチェロをいじったり。

 

 

 

 

 

 

お手軽に音楽を楽しめるハードも手に入りやすい良い世の中になりましたね。

 

 

最近のリラックスタイムは

AppleTVとampがあればお手軽に良い音楽しめます。

JBLの古いSPとdenon、私くらいのナガラ聞きには十分な音を出してくれます。

 

こんなスペース。

ご自分用にいかがでしょうか?

 

瓦屋根の平家

去年ご縁を頂き、何度も何度もご来社頂きながら少しづつご相談を進めて行かさせて頂き丁度1年、・・らしいです。(ご主人が覚えておられましたが私は実感無く楽しく進めさせて頂けました)

今春お引き渡しした「気比の家」に続いて地域型グリーン化住宅(長寿命型)として認定を受け完成予定は11月末、年内お引渡しのスケジュールで進めさせて頂きます。

 

【 竣工パース 】

燻し色の瓦屋根、ガルバ縦ハゼの下屋。

1間半全開口のLDKサッシュにガラリ格子を組み合わせて適度な包まれ感と相反する開放感を楽しんで頂けるデザインとなったと思います。

玄関はユダ木工の伊礼引き戸。モールテックスの間仕切り壁。

サンワカンパニーのステンレスキッチン。

そしてハーフユニットバス。

1400Φの丸テーブルにYチェアーなどなど。

住まい心地の目安の一つの指標数値であるU A=0.3(heat20G2)。

 

素晴らしいお住まいになるのでお披露目会を開催させて頂きたいところなのですが時節柄・・・。

進捗はこのブログでお知らせ出来ればと考えております。

 

 

 

カンナ捌き

やっぱり大工さんは凄いなぁと今更思う私です。

大きな窓枠を私が絵に描いたのですが実際にはそんな幅(60cm)の板など無垢の板では有っても相当な高額になるので、多くは集成材と言われる板を貼り合わせたツギハギだらけの板を使われる事が当たり前なのです。

 

ですが、それは私も嫌いだし・・・と言う事で 我が棟梁が幅20cm厚み3.0cmの板を3枚組んで1枚の大きな板(これを幅はぎと言います)を作ってくれました。

 

いつ見ても素晴らしいカンナ捌き。

見るよりずっと重労働なのですが、嬉々としてカンナを掛けてくれます。

そんな棟梁が磨きをかけてくれたお住まいがもう時期完成致します。

 

下の IMG をクリックして下さい。棟梁の鉋捌きが見られます。

IMG_8729

ウンベラータ

雑務に追われ更新をサボっておりました。

さてさて
更新が出来ていない間にウンベラータが伸び過ぎてしまいました。

なんともだらしない・・・。

今の季節ならバッサリ切り詰めても大丈夫とは思うのですが、今回初めて取り木と言う手法で仕立て直してみようと思い立ちました。

で、必要な資材をHSで調達。

ま、なんの変哲もない水苔・チョイ高めのものをチョイス。

ここから幹の表面を薄く削ぎ取ってラップにて包む。

くるんだ水苔にたっぷり水を吸わせてラップの上下を紐で結ぶ。

こんな感じです。

 

今の時期ならバッサリ切ってバケツに切った幹を2週間程度漬けていたら根っこが出て来る確率はほぼ100%のはずですが今回はこの方式。

ま、やって見たかった・・・・のです。

 

うーん楽しみ。

水苔を乾かさない程度に水やりをしながら根っこの登場をお待ちしようと思います。

 

では、また。

山野草

山野草なるものをはじめてお店で買いました。

どうです?かわいいでしょう。

他にも沢山の山野草が置いてあるお店でしたので、近いうちに再訪予定です。

 

器も合わせて購入しました。

立杭の器ですが、数百円でした。 安すぎですね。

クローバーのようでクローバーではありません。

 

山野草、マイブームです。

Qlio Lock (キュリオロック)、素晴らしい。

新し物好きの方からすれば、今頃感満載な事ですがようやく私の事務所にも電子キーであるこのQlioLockがやって来ました。

確か2、3年前に発売されたものですがその時は『そんなんいらんやろ』と私も否定派でした。

住まい手さんから頂いたキーホルダーのテトラ熊に事務所の鍵を付けて毎日開け閉め。時々鍵を忘れて事務員さんが来るまで待っていたりという事もしばしば。

もうその頃にはQlioの事も忘れていて鍵無くさない様にしないとね、くらいに思っておりました。

 

そんな中、リフォーム相談をしている方からこの電子キーのお話が出て来たのです。

すっかり忘れていた私でしたが、意外に安価なのと元来の新し物好きの性格から即日Amazonしたのでした。

 

流石Amazon、翌日には事務所に到着。

早速取り付けました。所要時間は説明書読んでアプリ入れて全て合わせて30分くらい。

簡単です。

真っ直ぐな線のようなツマミがアイフォンで操作できるのです。

しかもハンズフリー。

ドアに近づいたら、もう鍵は開いております。

そして離れたら オートロック。 閉まるのです。

今回は事務所なのでオートロック機構は外しましたがご自宅なら有用な仕組みだと思いますね。

 

で、事務所と我が家は30分くらいの距離になるのですが

「 あれ、事務所閉めたっけ?」の時には

この白い充電器見た箱、ハブと言うものです。

これ別売りではありますが、インターネット経由で自宅からでも鍵の開け閉めが出来てしまうのです。

凄い便利。安心なのです。

もう一つの機能

いつ誰が何時何分に開けたか、施錠したか?までインターネット経由でスマホで確認も出来る。

これまた便利、安心です。

 

このような機能が付いているドアもLIXILさんもYKKAPさんからも発売されておりますが、10万円くらいもする贅沢オプション。

これでは中々買えません。

ですがQlio Lockはこのインターネット機能をつけても3万円以下(消費税込み)。

まぁまぁな価格ですが一度使うと納得できる機能でありました。

因みに

数千円の類似品も何種類か発売されておりました。

Qlioをポチった後に知ったので少し焦りましたがお試しにはそちらも良いかも知れませんね。

ただし、誤動作なんかで締め出される可能性も高いので鍵は常に携帯される事をお勧めします。

 

QlioLOck 。

私は大満足ですので、多分エヌズの住まい手さんにはお勧めすると思います。

但馬は至る所、木だらけ。

ですが、身近に木を感じられる公園は少ないですよね。

何たる事か・・と思っております。

 

さて、

先日の新築工事のお打ち合わせで外溝(がいこう)工事ってどれぐらい費用をかけたら良いのでしょうか?と聞かれる事がありました。

外溝・・・と言っても門だったり塀だったり駐車場だったりと色々なものがその範疇に入りますのでなかなか言い難い所なのです。

多くの家作りの予算配分のなかで実際のところ外溝にどれくらいかかるか?またどれくらいかけなくてはいけないか・・・答えはケースバイケースです。

すいません、なんじゃそれ・・と言う答えですね。

ですが実際 やってみないと分からないが正直な所ですのでご容赦ください。

 

とは言え

大体の目安的な金額くらいは・・・ と食い下がられる質問者さんも居られます。

そんな時の答えは

どれ位の余裕予算がございますか?その予算の範囲で最優先させたいと考えておられるところはどこでしょうか? です。

だって駐車場といっても1台なのか3台なのかで当然費用は変わってきます。

門だって安ぽいメーカー製のワイヤー式の門を考えられているのか、はたまた 欅の木の門なのか 全く費用は違ってくるのはご理解頂けると思います。

 

大抵はお住まいの方に多くの費用を掛けられた後の余った費用と言うのでしょうか、そう、ほとんど残っておりません。

造成地に点在する新しいお住まいのほとんどがカーポートとワイヤー式フェンス、土間は砕石のまま・・・。

お住まいに予算のほとんどを使い果たした結果だと思われます。

 

けど、どうでしょう・・家の中が立派なら外はまぁどうでも良い    でしょうか?

下着が上等なものなら上着は・・・では無いですよね?

やはりそこはバランス。

 

もっと言えば

外には『重点的に費用を掛けられるべき』だと私は思っております。

お住まいで言えば 屋根、外壁、窓。

そして

お庭、駐車場も後回しには出来ないものです。

この5点を満足できるものにした後の予算でお住まいを考えていかれる事をお勧めしたいと考えます。

 

各々に理由はあるのですが私の文才ではうまくお伝えすることが出来ませんので、お会いした時に。

 

具体的な一例として

先日お引き渡しを終えたお住まいの木を植える前、後をお見せ致しますね。

(お住まいの工事がほぼ完成した状態。)

なんだか少し寒い感じですね。

ここから外溝(がいこう)に着手します。

先ずは ウッドデッキ

 

 

そこから

ガビオンならずワイヤーで組まれた鋼製カゴ(ジャカゴ)に大きめな石を詰めてみたり・・・。

などなどしながら木を数本、大栗石の土間、玉竜を植え込んで行きました。

正面入り口側にアオダモとナツハゼを植え込んで。

デッキ側にはシャラの木。

 

ウッドデッキの目隠しをご所望だったので

この壁のような塀は左右に動くのです。

 

さて 如何でしょう?

外溝着手前 (R3.03.09)

ほぼ完成 (R3.03.18)

 

 

先日お伺いした時には新芽も出て来てちょっと落ち着いて来ておりました。

やはり 少し緑があるだけでお住まいそのものが随分と映えるように思われませんでしょうか?

着手から1ヶ月半。母屋と離れがあるお住まい。

まずは離れからと先行して施工を行い、離れは目処が建ったので母屋の方に注力し出しての2週間。

ようやく内外部の解体も終わり、補強、穴埋めをしながらの外断熱施工も目処がたってきました。

 

くたびれた内装材は全部撤去。

途中で模様替えを繰り返されたであろう様々な跡が見られる躯体。

断熱、気密などとは縁の無い作りと施工。

少しずつ、しっかりと不具合箇所を見極めて修繕。そして取り替え。

昭和感満載のリビング(だろうスペース)も丸裸にしました。

大開口が気持ち良いですね。

なので、大きな引き込みサッシが入ります。(予定)

土壁の隙間には先ずコーキングとウレタンスプレーを詰めたり塗り込んだりして最低限の気密処理を順次行っていきます。

 

 

じわじわと基本性能を上げていく地道な作業は設計担当のY君がやってくれました。

 

ここまで手を入れた上で完成予想図を仕上げて行きます。

 

 

単なる模様替えのリフォーム、リノベーションとは全く違った取り組みをしておりますので

これが

このように生まれ変わります。(の予定です・・・。)

 

模様替え

築70年以上のお住まいの模様替えのご相談を頂いたので、出掛けて行きました。

私と同世代のご夫婦。
過ごし易いお住まいを当然ながらお望みでした。

けれど全てに限りがあるもの。
最大公約数を見つけるのも大事なご提案。

という訳で

サクッと帰宅後に描いてみました。

うーん、ダサい。

戒めの為公開いたしますが、ダサい原因はわかっております。

そう、床と高さの関係が悪すぎるからナノです。

 

この写真のお住まいは先日お引き渡しした気比の家。

天井高さ2200。

ただ、2000の高さに鴨居を設けたので狭い空間ですがグッと重心が落ちた出立となりました。

狭い空間であればある程、低くしないとどうも落ち着かない。

と師匠から私は教えを頂いておりますのに、本日のcadの設定が天井高2500となっておりましたのでどうも宜しくない。

落ち着かない空間になってしまいました。

 

 

何言ってんだか・・・と思われたならご自宅で一度お試しください。

布を2100(くらい)の高さに広げてみるとあら不思議。

6畳間がおしゃれな空間に早変わりしますから。

ではでは。

修正案をお待ちください。

 

Replan さん

いつ頃だっけか・・・確か去年。

大阪で工務店仲間と集まった。

公会堂で話しましょうよとお誘いを受け但馬からノコノコ出て行った。

雑誌の名前は Replan。

北海道で出版されている雑誌さんが記事を書くからおいでよ。とのお誘い。

まぁ久しぶりの新住協のQ1部会の皆さんと会えるのだからと出かけて行ったのを覚えておりました。

で、コロナの大流行で出版もままならず・・・。

 

忘れていた頃に出版されるとの報を受けた。

で、紙面はこんな感じ。

おぉ。え。タバコ吸ってる?

の様に見えますが、気の所為です。

でも

中央右側の私、タバコ吸ってる様に見えますよね。

ほんま気の所為です。

 

 

取材と言ってもほぼ雑談。

好き放題言っていた様な、じゃ無かったような。

けれど間違いなく集まった彼らは私より(かなり)若い優秀な設計士ばかり。

熱い建築談義に花が咲きました。

いやホンマ妬ましい、いや羨ましい限りでした。

 

 

とは言え、まだまだ私も頑張ります。

 

という訳でReplan。

もう発売されているはず。

どこかで見かけたらお買い求めくださいませ。

 

シラス壁

シラス壁。

何度見ても上品な味わいだなぁと惚れ直します。

この壁に似合うのはやはり無着色の無垢の木。

 

 

シラス壁、無垢の木、そして灯台躑躅と石。

如何でしょうか?

家は商品なのか

「家」は商品なのかな。

商いである以上、工務店にとって家は商品なのかも知れない、いや確かに商品なのだろう。

もっとも効率よく利益を上げるために考えられたモノが商品なのだろう。

 

とすれば

私が考え、悩みながら顧客と創り上げていくものは商品では決して無い。

私が職人と住まい手とともに作り上げていくものは住まいだ。

住まいを商品と呼ぶ商人たちがいる。

その様な商人たちに嫌気を感じております。

 

なので

同じ志を持つ技術者を求めております。

 

夕暮れ

お披露目会終了後にお引き渡し予定の気比の家。

大きなデッキにガラリ格子戸から灯りが漏れて影が映る。

 

ゆっくり時間が流れてます。

ガビオン、なんか感じ良いな。
と思っておりましたがなかなか作る機会が無かったんです。

ガビオン????ですよね。
いわゆる石壁です。

Pinterestから引用させて戴きました。

 

弊社土木部では河川工事なんかでよく採用される蛇籠(ジャカゴ)と呼ばれる網目状の箱に石材を詰め込んでいたのですが建築にはあまり採用されていませんでした。

まぁコンクリートで作る擁壁よりも安価に作れるので造成地でのお住まいに土留として採用した事はあったのですが、おしゃれな石壁(ガビオン)は無かったのです。

で、この度の作庭案件で初めて作って見ましたのでご紹介致します。

ガビオンで検索されたらおわかりになるのですが、このカゴ状の部材がやたら高い。
コレはいけん!というくらい高いのです。
なので私は土木部の資材問屋さんから溶接金網(マス目5cm)を購入しました。
土木資材なのでドブ付けなり亜鉛メッキ製品があるのでは?と期待しましたが、無しとの事。
意を決して、普通品(すぐ錆びる)しか無いなら塗るか・・・とトタン用の塗料をHMから調達。

出来上がり寸法を頭の中で想定して、チョキチョキと溶接金網を切って行きました。

切ったり塗ったりは面白く無いので省略しますが、筋肉痛になりますのでやめられた方が良いですよ。

 

で、ここからは組み立て作業。

まずは角を出して・・・2mmの針金をペンチで括り付けます。

ざっと組み上がりました。

約4mの全長。

ガビオンでnetで出てくるものはほとんどが奥行きの短いもの。せいぜい20cm程度。

まぁそれじゃおもろく無いと私は奥行き45cmとしました。コレだけあれば万が一車が突っ込んできても跳ね返せる自重となるはず。

美的感性も刺激されておりますが、今回は初めてなので先ずは丈夫さで行こうと思っておりますので・・。

 

さぁカゴも想定の位置に設置完了。ここで私は事務所に戻らねばならない事情の為、甥っ子であるY君の感性を期待して現場を離れました。

約2時間後に戻ってきたらば、

お、出来上がっているでは無いですか!

手前の石壁は土木部の助っ人のT君が積んでくれた物、奥は甥っ子Y君。

うーむ、やはり年季が違うなぁ・・でもまぁ合格点。

うーん、奥側のカゴは、ちょこっとお腹が出ているねぇ。

 

 

さて

デッキ側にも一列のガビオンを作っておりましたが、切った溶接金網の切り口に若干のバリが出ておりましたので、早速 サンダーを使って除去作業を言い付けました。

 

ズボンを引っ掛けたら破れちゃうし、怪我の原因にもなりそうなのでやっぱり丁寧にサンダーを掛けましょうね。

 

普段は

私が描いた絵をCADで作図するのが主たる彼の業務なのですが、そこはやはり現場を知らねば一人前の設計士にはなれない訳でして、決して私が彼を酷使している訳ではありません。念の為。

 

とかなんとか言いながら午後6時を過ぎたので本日終了。

あとは明日に致しましょうと業務終了と相成りました。

 

作庭着手前

 

格子も施工して雑物を片付け、本日の作業終了時です。

こんな感じなりました。

如何でしょう?

 

 

けど電柱が気になるなぁ・・・。

 

引き込み障子

幅2m、高さ2mの大きな一枚の引き込み障子。

そうLWのサッシに合わせて建具屋さんに作って頂きました。

こんな感じです。

 

大抵の障子は2枚で出来ておりますが、どうも見た目がスッキリしない・・・。

いや、普通の障子も良いんですが、吉村障子と呼ばれる縦横の桟が同じ太さ(厚さ)のこの障子がやっぱり好きだなと私は思っております。

なので、

NSにとって、この障子(吉村障子)が普通なのです。

普通は人によって違いますもんね。

 

この障子の良いところの一つは完全に引き込めるってところ。

大抵は片側だけしか開けない。

全開口が出来るLWに合わせる障子はやはり引き込み障子しか考えられません。

できればこの吉村障子を併せてご採用頂くことがお勧めです。

 

 

 

実物は27-28のお披露目会にて貴方自身でお確かめ下さい。

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

お問い合わせ下さい。