彌吉のブログ
昨年11月下旬に上棟しました気比のお住まいがいよいよ完成致します。
この度
施主様の御好意によりお披露目会をさせて頂ける事になりました。
兵庫県産材で作る家
(彌吉の家)
日 時:令和 3 年 3 月 27 日 ・ 28 日 両日とも 10:00から16:00
場 所 : 豊岡市気比 地内
参加方法:HPのお問い合わせフォームにて『お披露目会参加希望』とご記入頂き、参加希望日時をお知らせください。
場所等をご返信致します。
なを緊急連絡先は090-1671-1270 (中村)です。
コロナ禍の為、限定開催させて頂きます。
緊急事態宣言は解除されてはおりますが、感染予防措置を十分に考慮頂き、マスク等着用の上お越しくださるようお願いを申し上げます。
なを
小さなお子様同伴のご来場は大変申し訳無いのですがご遠慮頂けます様お願いを申し上げます。
戸袋(とぶくろ)が出来ました。
正面に見えるのはlixilさんの全開口サッシLW。
規格サイズ最大の2m*2m仕様を用いました。
N Sの事務所では1.8*1.97仕様。特注サイズでしたので今回のサイズより小さいのに高い・・・物になっております。
全てにおいて既製品サイズを上手に使うって事が大事ですね。
今回のLWで改めて思い知らされました。
それくらい事務所用LWは高くついてたんです・・・。
で、
改めて今までNSで作らせて頂いた戸袋についてもご紹介を致します。
そもそも
戸袋とは(私が幼い頃はどこのお家にも雨戸がついておりましたのでその)雨戸を仕舞うためのものだとご理解ください。近年と言うか昭和60年台から平成にかけて急速にアルミサッシが普及して来だしてからこの雨戸用戸袋がめっきり採用されなくなりました。アルミで出来た戸袋もありましたが物騒な都会以外ではあまり採用されていなかったとおもいます。
で、『アルミサッシ+網戸剥き出し』のお住まいが一般的になって来たように思います。
途端に『安っぽい出立というかのっぺらぼうな印象のお住まい』が量産されだしたのですね。
なんだかなぁ・・・と私自身は思っておりましたのでご提案をする機会があれば漏れなく採用されだしたのです。
やはり私と同じように味気ない外観では満足されない方もいらしたんですね。
1) ヒノキの戸袋
ヒノキの板を使用した戸袋ですね。
この中に格子が納められております。
2) 栗の戸袋
縦格子の真ん中にあるのが栗の板で造られた戸袋です。
こ栗の板はツキのみと言う加工を大阪の橘さんにして頂いたものでとても美しい物に仕上がったと思います。
3)杉の戸袋
これはNSの事務所のLWで作った杉板の戸袋です。
無塗装で経年変化を試験したおります。
私としては塗料で色をつけるのは如何か・・とも思うのですが、まぁこれはご採用されるご家族にお任せします。
もちろん、風雨に晒される場所での採用であれば塗装をお勧めするのですがしっかり軒を出した状態であるならば無塗装が一番と思う次第なのです。
4)ヘムの戸袋
最新の戸袋は大阪のチャネルオリジナルさんから頂いたヘムの板で戸袋を作って貰いました。
当初、事務所と同じ杉でと考えていたのですが、現場からの声もあり初めてのヘムの採用となったわけです。
戸袋が出来るまでは横格子ガラリを仕舞ってもガラリが丸見え。
まぁこれはコレで綺麗なのですが、問題はガラリを出した時に例の網戸が丸見えになるので、これが許せないと思うんです。
と言うことで
ヘムの板はおとなしい色合いですので焼杉の黒と杉の赤と喧嘩せずにおさまりました。
横格子を引き出してもスッキリした印象ですよね?。大開口ですが横格子のお陰でLDKの中も程よく目隠しされております。
更に
室内側には障子もつきます。
コレがまた素敵な印象を与えて来れます。
後日ご紹介を致します。
リクエストにお応えしてウッドデッキと言うか縁台を作らせて頂きました。
先ずは出来上がり写真を。
エヌズプランの事務所にもデッキはありますが、ここまで大きくはありません。
デッキ材はレッドシダーと言う材ですが、約10年ほぼほったらかしです。
2度くらい塗ったかなぁ・・・と言うレベル。
まぁ楽ちんです。
このデッキは 広さ、なんと28m2。
約8坪、畳で言えば16枚(畳)。でっかいです。
4m、幅12cm、厚さ3cmのデッキ材を約7m ズラッと並べました。
当初は庇下の1.5m*7m程度の広さを杉材でと考えておりました。
が、どうせなら・・・と材と面積的に許される範囲の最大でやることにしました。
デッキ材はセランガンバツ(南洋材)。
とっても重い板で比重は0.98。ほぼ水と一緒ですね。
と言うわけでは無いのですが、高耐久な材料です。
デッキはとても気持ちの良いものですが、当然メンテナンスが伴います。
手を掛けてあげれば長い期間使えるものですが、全く・・・であれば杉材では5年程度で腐りが始まることが多いです。
まぁお安いのだから腐れば替えるぜ、と言うことなら、それはそれでOK。
ホームセンターでも売られている足場板を利用すれば3000円/枚程度ですので、まぁそういうのもアリかな。
今回は風通しのとても良い立地であり地面が砂地と言う乾燥した状態だったのですが、土の場合は湿気対策としてコンクリートを地面にされる事をお勧めします。
どうしても通風が悪くなると想定される場合は湿気で土台を腐らせ易いので、その対策をしておきましょうと言う事です。
ここまで大きくなくても気持ちの良い居場所になることは間違い無し。
晴れた日にはテーブルや椅子を持ち出してノンビリしましょうね。
是非! とおすすめしたいものです。
SNS。
私もLINEやFBを多少やっております。
便利ですね、確かに。
ただなかなか大変です。既読スルーは出来ないし、かと言って机に齧り付いていると細君からの評価も何してんだか・・・となってしまう事もあり。
ついついアレもこれもと話して(書いて)いると直ぐに1時間くらいは経ってしまうものだし。
まぁ、コロナ禍の時代。
非接触でお打ち合わせ出来るツールとしてSNS、重宝しております。
今晩はリビルト案件でのご相談でざっと2時間。
なかなかの長丁場でした。
最近はいろんなサイズの洗濯機もあるので、画面分割して右側でnet、左画面でLINE。手元にiPad
と高校生みたいな事をしながらお打ち合わせを進めました。
多分、僕の年齢ではそう多く無い仕事の仕方では無いだろうか・・。
まぁLINEしながらiPadのグッドノートで描いたものを送ったりと脳味噌フル回転の初老(これは40代か・・・)、よりおじさんの私にはキツいものがありました。
なのでLINEでのお打ち合わせは30分程度としてやって下さい。
ではまた。
豊岡市1時間圏内で木の家を作っております。
エヌズプラン 中村 晃
気比には福井建設さんの大きな採石場があります事、ご存知でしょうか?。
弊社土木部門で大変お世話になっている八鹿町の建設会社さんの持ち山です。
竣工間近で外溝の仕上げに悩ましい思いをしておりましたが
今朝思い切って2Tダンプで3tくらい頂くことにしました。
運ばれてきた大きな石。多分一つが10kg以上の大物ばかり。
砕石の中でも大きなものを大栗と言いますが、その大栗を選んで見ました。
今は砕けた岩の粉が付いていて白っぽく見えますが、雨で洗われたら良い色となる。
過日発注したアオダモもそろそろ入荷するはず。
山採りのアオダモと大栗。
どんな味わいを出してくれるか・・・・楽しみです。
ご縁を頂き、早一年。
いよいよ進みます。
小雨が降り出しましたがスタッフ2名と現地で縄張りに出向きました。
丹後は弥栄の家
大きな寄棟と大開口。
NSの新しい形のご提案となりました。
準備頂いた敷地にピッタリハマって一安心です。
出来上がりは
こんな感じの出立となる予定。
お土産に『どうぞ!』と頂いた各種の人参。
帰宅後早速、
細君の手料理で美味しく頂きました。
K様、有り難うございました。
如何でしょ、お住まいに庭木を植えられておりますか?。
お庭に、玄関周りにシンボルツリーって植えられませんか?
家を建てたけど庭木まで手が回らんわ。
それよりデカいTVや最新式のエアコン、ロボット掃除機の方が役に立つ。
庭木なんて何言ってるんだか・・・
心の声が聞こえそうです。
けれどもう一度。
庭木を植えられませんか?
こんなスペースがあれば植えられます。
例えば
アセビ
例えば
シャラ(夏椿)の木
こんなアオダモなんかも
素敵ですね。
また近所に植えられている紅梅。
ええですね。
家庭という言葉があるように
家には庭がないと如何にもこうにも いかんのではないかなぁと思うわけでして。
小さな木でも植えられるスペースをどうか残しておいて下さい。
一昨年に初めてお電話をいただいたY様。
初めましてからそろそろ2年が経ちます。
新しいご家族も増え幸せいっぱいな若いご家族です。
そんなご家族の故郷になれる家をつくらせて頂きました。
先日足場も取れて全景が見れるようになりました。
横顔だけでもご覧下さい。
去年の良い夫婦の日に上棟。
今春、お引き渡し予定。
やっぱり4ヶ月は掛かってしまう、もう少し早くとも思うが既製品中心の住まい作りではないのでしょうがない事かな。
さて、もう一息。
内部の仕上げが待っております。
3月下旬にはお披露目が出来るかもしれません、お楽しみに。
ご存知でしょうか?ナショナル住宅という会社が家を作っていたのを。
『家を作るならぁ、家を作るならぁああ、草の燃える匂いのするカーペットを敷きたいと思うのであります。』加藤和彦(1971)
などと軽やかに唄っておられました。
まぁ良い時代でしたね。僕はこの歌が大好きです。
そして小坂明子さん、確か中学生だったな。とても好きでしたし、初めてのTV出演の時ドキドキして見ていた事を覚えています。
今、さまざまな事情で家を建てよう、買おうとされている方からご相談を受けるのですが、この時の僕のドキドキと同じようにきっとときめいておられるんだろうな。
と言うより
ときめいて 欲しいな、イヤ 下さい。 なんてお願いに近い気持ちなのです。
情報過多の時代ですが加藤清彦さんや小坂明子さんが家作りに感じた思いってやっぱり大事だなぁと私自身思う訳でして。
やれ断熱がどうの気密がどうの(お前が言うなと言われそうですが)とインターネット情報の上っ面に振り回された家作りではなく、本当に大事な人を守るため、過ごすために建てる家なんだ。
なんて基本中の基本の『真の目的を見失った家作り』になっておられやしないか不安になることがあります。
断熱も気密も素材も耐震も全て家族を守り育てる為に少しでも良いものをと言うお心は大切なのですが、なんとお伝するのが私の思いを正確に表せるのか・・・。
開けっ広げの小さな家が良いのではないでしょうか?
食洗機といえばパナソニックと思っておりましたが、この度、Boschの食洗機を使って貰う事になりました。
この機種はセオライトなる鉱石の発熱を利用してジワッと食器を乾燥させる機能が付いたものであります。私も知らなかった事ですが海外製の食洗機は洗う事にかけてはピカイチで、乾燥機能は2の次。
と言うか、必要なのそんなの・・・って思想で作られているものがほとんどなのだそうです。
なので、日本的発想での食洗機は食器洗い乾燥機なので一番日本人気質を理解してくれているであろうこのBoschをお勧めした次第なのです。
忙しい家事から少しでも解放してくれる便利家電は積極的におすすめする私ですが、使用感などを後日お知らせできるように奥様にお願いをする予定ですのでお楽しみに。
そうそう、bosch君は45cm仕様と60cm仕様(横幅)も2機種あります。
60cm仕様はフライパンまで楽々洗えるそうで、楽しみです。
パナソニックでは想像もできませんでしたが、いや凄い。
海外製の便利家電と言うか製品は色々あります。
またご紹介致します。
ご覧のキッチンはセミオーダーで作りました。
フルオーダーキッチンではちょっと手が出ませんよね。
けどアリキタリな日本メーカの既製キッチンはちょっとやだなと思われる奥様にお勧めなセミオーダーキッチン。
日本製のキッチンとそんなに価格的に高価なものにはなりませんのでオタクにも如何でしょう?
ミーレだってつけられますよ。
では、また。
昭和なお住まいを令和の家族に合わせた住まいに生まれ変わるお手伝いをさせて頂いております。
重機械を使って解体するのは簡単ですが、今回は丁寧に大工さんに骨組みの状態を確認して貰いながら順番にバラして行って貰っております。
着手から、そろそろ2週間。ほとんどの気になる部分は目視できるようになりましたので、手を入れなければならない場所、費用も見えて来ました。
何度かリフォームされたであろうこのお宅は至るところにその痕跡が見えます。
今回、私達が手を入れさせて頂き、また数十年後に新しい暮らしをされる時にも恥ずかしく無い仕事を納めたいなと思うところです。
予算以上の仕事でお渡し出来るよう、コストの配分に注意しながらも寒くないお住まいに生まれ変わる予定です。
とか何とか言いながらも、但馬初のモノも採用予定。
きっと『我が家にも採用して欲しい』と思われる筈です。
ではお楽しみに。
リフォームというのかリビルトの範疇なのか。
大規模改修と言うのが適切かも知れません。
昭和なお住まいを購入され、今の家族の為に大らかな暮らしの出来るような改修のご相談を受けております。
以前の暮らしでもご家族にとって最適な間取りだったのかは別にして、まずは一旦 裸にして骨組みを再点検。
現れたのが土壁。
(断熱材が一切ない無断熱住宅でした)
えーですね。
良いんですが、やっぱりこのままでは寒すぎる。
なかなかの難題であることは間違い無いのですが土壁のお住まいの性能向上はどこまで出来るのかやり甲斐のあるお仕事となりそうです。
ともあれ
現代の暮らしに合わせたデザインで仕立て直しを試みます。
コストと快適性のバランス。 工期もタイト。三重苦以上かな。
今回も棟梁はじめ職方には苦労をかけてしまいそうですね・・・・。
とっても難しい改修となりますが楽しみでもあります。
年明け早々、キッチンの蛇口がおかしくなっておりました。
そう、蛇口の口というか先端に取り付けてある(多分どの蛇口にもある)水流調整用のキャップが外れてしまい、家内に不便をかけておりました。
なかなか蛇口交換てのは億劫になる仕事なので先延ばしをしておりましたが、本日、重い腰をあげて作業を行うことに。
あまり美しくない蛇口ですがご容赦下さい。
写真中央に位置する水栓にガーゼのような物が巻き付けてあります。
これが整流を助けてくれるように家内がつけたガーゼです。
流石に2ヶ月ほったらかしと言うのは色々と不味いので・・・。
水栓(蛇口)はキッチンの場合、ご存知のシンクの後ろ側に配置される事が殆どなのです。
つまり、ほとんど隙間のないところに取り付けられている訳なのです。その為、専用工具も売っているのですが、そこは時間と工夫で凌いで何とかして外す事が出来ました。
ここまでで約20分。
と言うわけで
新しい蛇口を取り付けることにしました。
上から蛇口を差し込むとシンクの中からはこう見えます。
隙間は約10cmくらい。
なので専用工具がいるのですが私は持っておりません。
繰り返しますが『時間と工夫』で何とかしました。
私は意地もあって何とかしましたが、
そんなに高い物ではないのでご購入されても良いかな?
そうそう、シンクの中にはこんなハンドルがついております。
作業はまずこのハンドル(蛇口)をしっかり閉めてから行いました。
その後、お湯用のホース(メッシュホースに赤い点)、上水用のホースメッシュホースに青い点)の袋ナットを19のスパナを使って緩めた後に蛇口本体の取り外しを行って下さいね。
ビフォー
Amazonで買ったスプレー付きの大きめな蛇口。
我が家では不評でした・・・・。
アフター
シンプルな物がやはり使い易いようです。
家内にも好評です。今のところ・・。
当たり前ですが住まいには床があり壁があり、そして天井があります。
施工の順番は各社それぞれでしょうが、多くは床、壁下地、天井下地。天井仕上げ、壁仕上げ。でしょうか。
今日はちょうど天井板の施工に掛かっておりましたのでご紹介致します。
大工さんが3人。ふたりは板はり(一枚が3m以上なので一人では板が撓んでしまいます)。
棟梁が様子を見ながら板をちょうど良い長さに切る、と言う分担作業をされておりました。
リズミカルに『切る合わせる嵌める留める』の繰り返し。
なかなか簡単ではありません。
照明を極力排除したデザインのお住まい。
なので天井板は約9m以上。
つまり1枚の板では足りませんので3枚の板を使って一列が出来ます。
大工さんは簡単そうに作業をされてますが、この上向きの作業、かなりキツいのです。
2200mmの低めの天井ですが脚立無しでは、やはり無理。
フローリングと同じホッチキスの針のような釘を使って留めつけていきます。
このペースであれば一日で15坪(30畳)の天井板が貼れますが、ダウンライトなどを多灯するデザインだったり、凸凹があるような部屋だと一気に効率は下がりそうですね。
完成事例として我が家のリビング天井をご覧ください。
産地は違いますが同じ杉の白・上小。
少し色が落ち着いて来てくれてます。
MBPの配線が邪魔でした・・。
付加断熱と充填断熱がひと段落したので気密試験を先日受けました。
毎度の事ですが、きちんとした施工が出来ているか否かの試験であるため緊張の場面であるはずが、意外にもサラッと監督から報告がありました。
C値は0.3でした。N値も1.2のようです。では・・・。
C値0.5以下をお約束していた私はホッとしましたが、現場では当然の結果だったって感じですね。
ここでは気密試験の意義等については語りませんが、快適なお住まいを作る上では必須な試験項目なのです。
現在、建築中の方はご担当に一度確認されても良いのではと思います。