彌吉のブログ
御依頼を頂かなくてもnsの家には漏れ無くついて来る「造作家具」。
私の自宅でも便利に使っている「造作家具」、全て大工さんの…と言うより「ナニワ棟梁の造作家具」なのである。
家具職人でもあった棟梁は食器棚やテーブル、書斎の書棚等をサラッと形にしてくれる。
大変ありがたい。
高級な材を使ってしまうととても手が出せなくなる造作家具であるので「えー塩梅」を模索しながら使用材を選び生活の道具を作るように心がけている。
この造作家具は香美町一日市の某邸で作っているものだ。製作途中ではあるが見て頂く。
食器棚2段、生活家電や、道具箱なんかを置く中間棚、下部は雑多なモノを仕舞うエリアを想定。
左手には冷蔵庫を収める箱。
冷蔵庫って実際、悪目立ちしてませんか?
この様に冷蔵庫も同じシナで作った箱に入れると食器棚と同じ見映えとなり特有の違和感が無くなるのでオススメしております。
幅1800高さ2300程度の大きめな箱、まぁ高いところは使いづらいので軽い空き箱やらお盆程度の住処となるのであろう。
実際、これくらいの大きさが邪魔にもならず収納力は意外にも大きいのである。
このオープンな中間棚は高さ500あるので電子レンジでも置ける様になっている。
幅が1800、約畳一枚分なのでレンジ5台は並ぶ。必要無いか…。
すべてを隠す収納もスッキリするのだが、生活の中ではイチイチ開けなくても探せるこの様なオープンな棚が重宝すると私は思うのだ。如何でしょう?。
私の手が目障りかも知れないが、引戸の取手はモアビという硬い板を削ったモノ。
この引手のデザインは伊礼智先生のiWorks家具。
小ぶりで主張しすぎない大きさが好みなのである。
今回の扉材はラワン。
シナ材で作った本体と色を分けてみた。違和感無い。
現場は仕上げの真っ只中なのでまだ雑然として居るが照明を入れ、壁を仕上げた状態で再度見て頂こうかと思っております。
LWによって大開口の魔物に取り憑かれた私。
最新の大開口サッシLWを収めるのにnsの監督K君がコンベックスで採寸している場面だが、この大開口を見て欲しい。
伸びやかだ、素敵だ。美しい。 と私は思う。
彼では無く風景の事だが。
生憎我がnsの事務所は市街地の真ん中。真前はスナック街。
決して良い立地では無いが辛うじて植栽の緑のバリアでカバー。まぁそれで充分だ。
大開口、それは小手先の造作モノより明るい外部が正だ。
いっそのこと壁を全て取り払いたい衝動に駆られる。
そんな機会を与えてくださる依頼主が現れる事はきっと無いのだろうが…。
本日、事務所の和室のサッシを取替えた。
リスペクトする伊礼智先生がLIXILさんと共同開発をしたと言う一本引きサッシだ。
話は少し変わるが経緯等お話ししたいのでお付き合いを願う。
スキモノの間ではヘーベシーべと言えばアイランドプロファイル。
一本引きと言えば、これまたアイランドプロファイルと言うくらい有名な木製サッシ。
ご存知の方もいらっしゃる事だろうがアイランドプロファイルは日本の木製サッシメーカだ。
加えてヘーベシーべとはサッシ用金物の名称。
だが、ヘーベシーべの一本引きと言えば知る人ぞ知る大開口を実現できる超が付くほど美しい、
そして高額なサッシなのだ。
随分前に実物を見てから「 いつかは・・・」と思っていたが機会が今日まで無かったのだが、この木製サッシ、断熱性能はそこそこだが気密性能は日本製品から比べるとイマイチだったのだ。
もちろん高度な次元の話なのだが、やはり低気密に成りかねないサッシを事務所に設置するのは・・・
ただ、室内からの眺望はダントツに素晴らしいモノで、モヤモヤしていた訳だ。
ご興味のある方は是非ネットで調べてみて下さい。
この様に私はいわゆる憧れにも似た気持ちを一本引きサッシに持っていたのだが『アイランドでは無いなぁ』となったわけは私達が加盟しているi-worksの伊礼智先生がLIXILさんと共同開発されたLWと言うサッシ。
一本引きであり高断熱と高気密を実現できる優れたモノが出来上がってしまったのだ。
となるとやはり事務所には伊礼サッシ(LW)しか選択肢は残されなかった訳だ。
今回、福知山のLIXILさんとお会いし豊岡地域でこの一本引きサッシを広報したいと申し入れ、かねてからお付き合いの濃いオブハウスさんのご協力も得られて一本引きサッシLWを弊社に迎えることが本日叶った訳だ。
時系列に見て頂こう。
LWの搬入前に既設サッシの一般的な4枚引戸がハマっていた。
極、普通なサッシの景色。
ここから解体が始まる。
サッシを取り外すのも外壁を外さなくてはなら無いので、そう簡単なことでは無いが棟梁にかかればモノの1時間程度でこの様に大きな開口が現れた。
あとはLIXILさんのトラックを待つばかり。
やっとお待ちかねのトラックの到着はお昼前。作業を止める訳にもいかず、また誰しもLIXILのLWを早く見たくて作業続行となった。
サッシ枠をメーカサービスが組み立て我々が運び込み、棟梁が取り付ける。こんな作業段取りだ。
見ての通り大人男性5名がかりでの小運搬。しかも雨が落ち出した。
この後も悪戦苦闘が続いたが、小雨模様も一段落してくれたので遅昼しながらも夕方6時には設置完了と相成った。
これだ。
釣瓶落としの様な夕暮れの速さで仕上げは明日となった。
早く完成形を見て頂きたいのだが、それは明日のお楽しみとさせてもらう。
では。
なんか食傷気味なのが最近の住宅業界、U A値競争。
数値で表せる住まいの性能の一つの目安になる数値だと言う事は間違いない。
けれど
高断熱住宅は良いコトいっぱい。みたいな事は若干うんざり気味なのです。
まぁ全く誰も見向きもしなかった数年前からしたら正常な方向なんだろうけど、なんか流行りみたいで私は白け気味。
最近ではheat20なる基準が出来ていて、それに上手く乗っかろうとしている工務店も居られる。
本気でやっているのか、そう言わないとダメそうだから・・・、取り敢えず口に出しているという工務店が大勢を占めているように思う。
なので声高に断熱性能を言うのはやめようかと思うのです。
高断熱である事、高断熱な住まいを作るのは当たり前だから。
だって寒いのも暑いのも嫌でしょ?私だって嫌ですから、私だって建て替えられるならきっとそうするから。
だから高断熱である事は当たり前。
その先の居心地の良い家を作りたいと思っている。
まぁ思っているなどと言うのは勝手だわなぁ、とツッコミが聞こえて来ます。
そう、突っ込んでください。(爆笑)
初めての住まい作りで漂流されそうになっていませんか?
簡単に買い換えられる使い捨ての道具では無いんのですから、ネットでも良いので、しっかりお調べになった上、ご自身でリアルにお確かめになった上で住まい作りのパートナーをお決め下さいね。
数値だけでは無い住まい作りがきっとありますよ。
ただ数値も当然大事。
当たり前なのですが
もっとも大事なのが施工品質です。
それにプラス何かを求められるのであれば、私達にお任せ頂きたいと思います。
一番品質の高い高断熱の住まいを作って差し上げます。
なんか支離滅裂になってしまいました。乱文ご無礼でした。
G3がお望みならお声をお掛けください。
造作家具。と言っても大工棟梁が作ってくれます。
あまり無いのかな、大工さんが作ってくれる家具というか生活の道具。
私達はいつからか毎回作らせて頂いている。
もちろん、作り込み過ぎないように注意しながら。
材料もシナランバー中心。安くは無いが、家具用の素材と比べたらとんでも無くお安いのは事実。
もうじき出来上がる。
2つの食器棚と家電収納、そしてTVボード。
我が家も同じ素材で作って貰ったけど、ちょうど良い。収納率も使い勝手も。
お引渡しももうじき。今月中に全て終えられるかは神のみぞ知る。
旧町街道の家も足場が取れた。
私が描いたものが職人さんの手にかかりようやく現実になった。
何回か書き直しているので半年前くらいに描いたものである。
いつもそうだが実際の施工の際にはあまり口を挟まない。その方が上手くいく事の方が多い。
描いた絵では気がつかなかった事、細かな寸法の差。実現不可能な事などを整合してくれながら進めてくれている職方、現場監督の手に委ねるわけだ。
とはいえ、すべてお任せと言う無責任な事が許される訳もなく、またウズウズしている私自身の為にも(もちろん依頼者の為であることは言うに及ばず)仕上げ近くなると、現場に出没する機会が多くなる。
週明けには犬走のコンクリート打ち、外土間にもコンクリート。
コンクリートだらけになるのは避けたいのだが、お手入れする箇所を極力少なくと言う依頼者の言葉を忘れるわけには行かず若干の抵抗をした上で玄関先の2平米足らずの場所を残していただけるコトになった。
では仕上げはどうする?
街道沿いの住まいで言えば側面にあたる壁は敷地の関係上も木塀を建てる余地も無い。
かと言って、誰でも彼でも、そう野良猫や散歩の犬に壁を汚されるのは忍びない。
となると これしか無い。
そう いぬやらい(犬矢来)。
日高のお宅で現場監督の岸本君が作ったのは犬矢来風の室外機カバー。
これに対抗してみるかな?。
まぁ時間と加工技術を鑑みるに私はもっと単純な直線犬矢来で行こう。
これだ。
これなら、出来る。
出来るかも知れない。
壁のイメージは決まったので、残すは玄関先の空地。
小庭(幅3m奥行き50cm)、さぁどうするかだな。
自宅で過ごす時間はいかがですか?
友人達はクーラの効いた部屋でダラダラしているわとグウたら亭主像まんまの様相。
私も同じような時間を過ごしておりますので何も言う事は御座いません。
いつもの私の居場所に彼もやって来て寝転んだり足を舐めたりと過ごす時間が楽しいもんです。
いまだにタバコをやめない私ですから換気扇を仕込んだ私用のコーナーが自宅にあります。
帰宅したらホボこの場所に陣取って寝るまで動きません。
このコーナーが無ければ私は蒸し暑い外でのホタル族となったはずですが、ミニリフォームを昨年行った時に内緒で装備したプロペラファンが快適な私の居場所を作ってくれました。
いや、本当に想定以上。快適快適です。
新築でもリフォームにおいても是非ご自分の居場所を忘れずお造り下さい。
たった90cmにも満たない物入れだったところが私の快適な居場所になったのです。
狭いくらいが丁度いい感じなのです。
最近特に周知され出した住宅における温熱環境。
Ua値がどうだとかC値は幾つか?だとかを尋ねられる機会が増えた。
それはそれで良い事なんだろうけど、多分これも流行り廃りの流行のようにも感じている。
それはすま居心地に直結するのだけど、どうだろう。本気で考えられているのだろうか。
極論、温熱環境を主に設計を括ればなんじゃこれ?と思うような住まいは簡単に出来てしまう。
零下の世界に位置するのであれば、またそれが半年以上続く場所であるのであれば最重要だと素直に私も思うのだが、果たして私が住んでいるこの地方にと考えると最重要なのだろうかと思ってしまう。
誤解をされそうなので断っておくが、私は断熱や気密は二の次で良いなどとは思ってはいない。
ただ一番で無くても良いかもしれないとも思う気持ちもある。
多分、キチンと作ればC値は1.0を切る事は全く難しく無い。
Ua値に於いても同じく、現在の最高等級である4などは何処が作ろうが簡単に作る事は出来る筈だ。
もっともそのレベルは当たり前だと言う事が大前提であるのだが、G3をクリアする為に4の断熱仕様に数百マンを追加してまでも作る理由があるのだろうかと思うわけだ。
窓を全てトリプルガラスの辷りとし、極力窓は小さくそして少なくする。
付加断熱、基礎下にも断熱材を敷き込む。
そんな風に断熱等級を上げる事はそう難しく無い。
でもそれで、それだけで良いのだろうか?暮らしやすいのだろうか?
との疑問はいつも頭の何処かにあるのだ。
我が家は木製サッシュと樹脂アルミ複合、そして樹脂サッシ、シングルアルミサッシと今考えられる一般的な窓を場所場所を考え取り付けているが果たして体感的に変わるか?。
はっきりと分かる季節は数ヶ月はあるが一年のうちほとんど分からない、いや体感出来ないのである。
なので断熱オタクのような家つくりは一息ついて、家具やデザインにも費用をかける事の方がより満足度の高い暮らしや住まいつくりが出来ると思うのだ。
OMソーラで日射熱利用して、ほんのりとした暖かさで我慢出来ない時代、世代のせいかな。
OMですら電気設備中心になって来ている。私はとっても違和感を感じているがそう言う時代なのでしょう。
ボヤキでは無いのだが
薪ストーブを焚いたり、ヨシズを出したりしまったり。
夏モンと冬モンを入れ替えたりなんて、ちょっと前までどこのオタクでも普通にされていた事。
安近短なんて詰まんない。
ちょっと手間暇かけた暮らしも良いんじゃ無いかなぁと思う私なのです。
住まいを建てる時に考えることは多くあるのだけれど、誰でも思いつくのが方角。そして鬼門やら裏鬼門なるもの。
まぁ方角に凝りだしたら大変なのです。
この鬼門て奴はかなり厄介で、私においては『言われりゃ気になるレベル』ですが、信心のおありのある方においては最重要なそうです。
現に私の従兄弟は5回も6回もプラン変更された末にとんでもない間取りでGOされて仕舞いました。結果は想像通り、やはり家相なるものや方位って大変難しいものなんだなぁと今でも私は思っております。
ところで
私のプランニングには家相的な考察は一切考慮されておりませんのでおきにされる方にはお応えできませんので悪しからず。
さて、呪い的な事柄で、住まい心地が良くなるならば結構なのだがそうは当然行かない訳であります。
では
どのようにすれば良いんでしょうか? 難しそうですね。
ちょっと脱線してしまいますが
今日、散歩していたらご近所で最近新築されていたところを通りがかりましたら、何と、今流行のアウターシェードが道路側一面に張られておるではないですか。
よっぽどのキャンプマニアでない限り、3枚もお持ちで無いでしょうから、この新築の為に買われたんだろうと思います。
私の歩いている道はそのお家からすれば西側。つまりそのオタクは西面に広がった状態だった訳です。
その西側に向けてリビングの掃き出し窓、玄関、和室であろう部屋も大きな掃き出し窓。
日射取得率はすごい高いお住まいだなぁ・・と他人事ですから思いましたが、多分、とてつもなく暑いお住まいなんだろうと思われます。
と、いう事で話をもとに戻しますが
いっぱいある要素の中でこと方角について思うことは
西向きの窓は極力控えませんか?って事です。
そんなん当たり前やろう?何言ってるんだ!とお叱りを受けそうですが、結構、この西向き窓、多いんです。
まぁ立地的にどうしようもなく、だったり、西に素敵なものが在るのであれば、虎穴にイラずんば虎子を得ず。でしたか・
確信犯ならその解決策も考慮した上での西側窓であったりするんですがタチの悪い方、いや、考えが及ばなかったうっかりな方がデザインしたお住まいは最悪の結果を迎えます。
要は わかってやっているのか、どうかって事です。
西陽は悪でもあり幸でもあり得るんです。
忌み嫌うことはないと私は思います。
そう、その理由があれば積極的に西側窓を採用することでしょう。
もしかしたら夕焼けがとても綺麗な立地でその夕陽を部屋に取り込みたいと望まれる住まい手さんであれば東や南、北などに窓があっても何の役にも立たないんですからね。
と言うように
住まい手として窓の位置も工務店や設計事務所に物申すべきなんです。
これこれこう言う理由でこの位置に窓が欲しい!とか、なぜこの配置計画になったんでしょうか?など色々と聞いて納得されるべきなんです。
そんな事を言うと素人が・・・なんて怒られないか?と心配される方もいらっしゃるかも知れませんが、どうぞご遠慮なくどしどし設計についても尋ねられるべきなんです。
確かに年配の先生は『俺の設計にケチをつけるんか!』なんて不機嫌になられる方もまだごくわずかいらっしゃいますが多くは丁寧に説明をしていただけるはずですのでご安心ください。
私はと言うと
積極的にお話しします。
いや、聞かせて頂きます。 まぁ当然です。
今日は抜群に西側窓にアウターシェード(日除け布みたいなもの)が特徴的であったお住まいを見てしまったので窓についてのみ言いましたがもっともっと色々な要素が絡み合って住まい計画はされて行きます。
今日はごくまれな一例という事で御理解いただければ幸いです。
ではお休みなさい。
いきなり数値と言うか単位のお話です。
家作りを始められたご家族、特に理工系の御主人様が大好きな数値、単位のお話。
そう、皆さん大好きなUA値。熱還流率、いやさ「外皮平均熱還流率」。
数値が小さい方が良いと言うことになっております。
まぁそんな事は実際如何でも良いんです。少々大きかろうが小さかろうが大差無いのです。
いきなりなにを言い出すんじゃ?と思われる事でしょう。
実はこの値、「平均」ってとこが怪しいとこなんですね。
そう、平均なので例えば壁がダメでも窓が良いと平均でだとOKな訳です。
もっと言えば屋根がダメでも壁と窓の熱還流率を小さくすれば平均値はいい値になってしまうんですね。
これってダメでしょ?
なんとなくUA値で言われると屋根も壁も窓も基礎(床)も同じくらいな性能を持っていて、それの平均って事だと素直に思っちゃうんですが、そうじゃ無いって事です。
学校の成績の様にどこか飛び抜けて良くてもダメなのです。
まぁ、窓メーカーさんの回し者の様な先生が盛んに窓の事を取り上げてくださったから日本の窓はかなり急速に改善されたと私も実感しているのですが他の部位が追いついていない。
いまだにシングルガラスの新築は見かけなくなったけど、小さな「すべり樹脂窓」を点在させているだけで自称省エネ住宅が大手を振っている我が但馬地方を見る限り、まだまだだなぁと。
こんな事を書くとご批判を受けそうなのでやめときますが、真っ向反対の私の自論は「窓は出来るだけ大きくとりましょうね。」です。
その心は
おひさまのおかげを頂くって事なのです。そう、日射取得。こう言うの好きでしょ?。
いまや優秀な計算ソフトがありますので、この辺りのシミュレーションはわりかし正確に算出されます。
なので
やたらUA値を表に出して来る営業トークは聞き流されても良いところなのです。
UA値が小さかろうが換気や隙間を無視した上に日射取得が無いお住まいは寒いのです。
ご存知の事でしょうが国土交通省がこのように改悪した熱性能基準、これってどうよ!なのです。
誰の差金かはわかりませんが換気による熱損失やQ値やC値を闇に葬ってUA値なるものにスポットをあてている日本の行政はアンポンタンか?いや、優秀な官僚の事ですの、できっと確信犯ですね。
私感ですが一番大事なのは無用な隙間を作らない施工力です。
つまりC値の小さいお住まいを作る能力があるかどうか。
UA値なんて高い断熱材と高い樹脂窓を付けりゃ誰だって立派な数値は出せるんですから。
昭和な家で母親から言われた言葉を今更ながら思い出します。
「寒くなるから はよ戸を閉めなさい!」と「寝転がってたら風邪ひくよ!」。
まさしく真髄を我が母は教えてくれて居たんですね。
つまり、隙間があると「なんぼ暖房(冷房)してもあかん」のです。
要はC値がわりかし大事なんです。
けど、実測されているところは少なそうです。( 大事なのにねぇ。)
最後に
C値は小さいほど良い訳ですが数値だけにこだわりすぎる事のない様にされて下さい。
殆どのマニアが言われて居ますが1.0以下。出来れば0.5程度で充分かと思います。
そうそう、単位はcm2/m2です。
日本の省エネモデル住宅の延床120m2だとすれば120cm2(12*10cm)の隙間があるとC値1.0となります。
この程度でも凄く無いですか?
そうそう、Q値もお忘れない様に。(^^)
グループ会社である中弥技建工業が受注した香美町観光案内所新築工事。
設計は地元香住のY先生の事務所。
(デザインを工夫される先生として私も気になっている先生のお一人である。)
建設場所は私の住む駅前区。JR香住駅の東側に位置する。
2つの要素が重なった為、私自身は、あまり積極的ではない公共建築事業ではあるが応札をし、図らずも中村では無くグループ会社である中弥の方が落札となった。いやはや。
なので私たちN s住宅事業部も深く関心を持ちながらも事業を見守っているのである。
現場では
公共事業である為、当然『私達の主観、思想などはさておいて』となる訳で、書かれた設計図書をひたすらトレースしていかなくてはいけないのですが、そこはそことして、設計意図を汲み取りながらも良かれをご提案しながら現場を進めてくれている現場監督に感謝なのです。
基礎コンクリートが打ち上がった旨をiPhoneで受けた写真がこれ。
綺麗な背景の空もそうだがキッチリ一体打ちではないか!
設計図書にそう記載されていたとすれば『さすが先生、わかってらっしゃる』となるが、ことの真意は聞いては居ない。
で、そろそろ脱型の時期かと昨日の夕方に現場を訪れた。
セパが残って居てイタイタしいですがキッチリと打ち継ぎの無い基礎が出来上がっていた。
NSでは此処から基礎気密パッキン施工、建て方、ホウ酸処理、断熱施工となる。
まぁ、そこはそれ。
新しい香美町の観光の玄関口となる観光案内所の完成は蟹すきが始まる前。
コロナ騒ぎもひと段落もふた段取りとなっているはずである。
是非、列車でノンビリと香美町香住においで下さい。
5月末から進めている街道筋の家。
外回りが出来上がりつつ、私の宿題は出来上がらず…の苦しい気分に包まれております。
とは言え現場は進めてくれている訳で、毎度毎度のギリギリ感であります。
懸案事項の一つ。
お住まいの顔の一つの表札と呼び鈴を如何止めつけるか?
建蔽率ギリギリだった為、軒の浅さを如何に整合させるかが課題、加えて玄関の設いが悩みどころ。
此処は素材の力をお借りしようと信州の銘木店から板を仕入れてみた。
延寿(エンジュ)と言う名前がついている板なのだから縁起が良く無いわけがない。
本日、午後に信州からの運送便が届いた。
予想以上の質感、満足満足。
と言う事で表札と呼び鈴の取付等々を紙に書いて現場に託した。
妄想通りに行けば、きっとこんな感じに収まるはず。
とは言え
最近のお宅には表札を上げられないことも増えていると聞く。
現に滋賀に住む私の娘夫婦のアパートも全室、無表札。
なんだかなぁ・・・、おかしな時代と嘆くか諦めるか。
簡単が良い、安いが良い。それで良い。
そんな時代かも知れませんが、そうじゃない方がまだ多いことを願う私です。
先日設計申し込みを頂いたN様のご要望にお応えしながらも、私の良かれを加えながら形を作って行く工程。
悩ましく、苦しくも楽しい時間が過ぎる。
形を探りながら整えていく。
勿論、私如きの引出しはそう多くも無く、深くも無いのだけど。
格子がお好きな様子なので縦格子を盛り沢山と盛って見た。
少しくどいかな。屋根の形、軒の深さは如何だろう。
などなど最適解はまだ遠いようです。
3世帯住宅を考える。
少し大きめな平家に繋がる2階建て。
此方はシラスそとん壁も取り入れて、しっとりとした風情を醸し出せられないかとの2ndver.
過剰な設いは望むところでは無くて、とはいえインスタントでは許されず。
なんとも厄介な想いを抱えながら探っていくのです。
そう、
こんな風に私の場合は作りながら、また壊し、組み立ていくのです。
ご興味頂けますればお電話下さいませ。
玄関周りに木枠を拵え、防水紙で覆われて居た躯体が木の家らしくなって参りました。
まだメッシュシートに護られて、そう、さながら車の発表前の新型車の様にその全貌はお見せ出来ませんが、めくられたシートから少し覗いた厚板が木の家を感じさせてくれます。
旧市街地に位置するこのお宅は建蔽率との戦いで始まりました。
もう少し軒を伸ばしたいところであったのですがそもそも必要な室内空間で一杯いっぱいな建蔽率。いかに外観を整えるかが悩ましいところでありました。
当然、柱を建てて庇を架ける事は叶わず、四苦八苦した結果の最終案が庇が無理なら格子戸と戸袋、上枠を強調したデザインにしたらどうか?となった次第。
まだ箱組状態ですが、私がお願いした以上の出来具合。
さすが我が棟梁、身贔屓と言われようがいい出来なのです。
外壁は上品なシラス壁と鎧張と抑えブチ。街道筋の窓には格子戸が彩りを加えてくれます。それらひとつひとつが
昔ながらの木の家を映し出してくれる事だろうと今から楽しみなのです。
本日、日本住環境さんに神戸から来て頂き、香美町で建設中の某邸の気密測定をして頂きました。
このお宅はU a値0.35で地域区分6の当地ではG2を超え区分4におけるG2並みの高断熱仕様となっております。
さて気密試験を行うタイミングとしては全ての施工を終えた状態で行う場合と施工途中で行う場合があります。
今回はサッシ、玄関引戸、電力引込みと充填断熱材を入れ、各部屋に電気配線を入れる途中と言う状態。室内側気密シートは配線の施工待ち箇所は気密シート無しと言う状態での試験としました。
なぜこの状態で気密試験を受けた理由は施工途中であるので気密不良箇所の修繕が可能、もしくは気密不良箇所の特定がし易いと考えての事であります。
つまり全ての施工を終えた後では手直しが出来ない場合が想定される為であります。
これが結果です。
C値0.6 。
室内側気密施工途中でもあり、暮らしの利便性を考え引き違いサッシを3箇所3枚玄関引戸の構成を考えると合格と思える数値でありました。勿論、気密を求めて各所に気密テープを貼ったりしない素の状態です。
まぁ試しにと玄関引戸に目張りテープを貼ってみたのですが数値には変化が無かった様ですので純粋に躯体の気密性能だと推察されます。
と言う事で
C値0.6を確保した上で室内側気密シートの施工を進め、更に気密性能を高めるベースが整ったと言う訳です。この結果は現場管理者と各施工者の協力の下の結果と満足をしております。
過去、C値=5.0でも高気密住宅と言われて居た事を思うと素晴らしい数値である訳ですが私は闇雲に気密性能を高める事を旨としておりません。
換気装置の性能を発揮させるのには必要にして充分と言われるC値1.0以下は当然ですが(高気密性能を競われている一部のマニアックな方々からお叱りを受けそうですが)0.5であろうと0.2だろうと実感として大差ない様に感じているからです。
またそれ以上に施工費用の増加と時間の負担を住まい手に求める事に若干違和感を禁じ得ない訳です。
まぁ
何事もほどほどに・・・が本音でもあります。
と言う事で第1回目の気密試験と言うか気密測定の結果を受け竣工に向け一つづつ丁寧な施工を現場スタッフにお願いし、結果として0.5以下となれば喜ばしいと思う訳です。
そうです、数値に拘らないと言った側からですが、もう一度竣工前に気密測定を行います。(笑)