N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

友人

その家族に出会ったのは3年くらい前のK様邸工事現場。

意気投合して家作りを託されながらも自社の都合で友人工務店にその想いを託した。

幸いに家族と工務店さんの相性も良く、めだたく家づくりが進んでいった。

 

6月の晴天の日、有難いことに上棟を一緒に迎えようとご案内を頂いた。

( 実は地鎮祭にも同席していたのだ。)

 

 

久しぶりに訪れた建築予定地にはすでに一階が出現していた。

 

 

建て方に口も手も出すことは無いので施主家族とムネ作りをして過ごした。

まぁまぁなんだけど、地面はひたすらに固く、我々を拒絶。にも拘わらずひたすらスコップを突き刺して1時間。

ようやくそれらしいモノが出来上がった。

ここでトマトの苗を植え、収穫できたら頂く約束を交わした。

記念撮影をしたのだけども、アップは自粛。

そんなこんなで遊んでいたら、上棟を迎える時間が来た。

構造材は全て京都府産の杉材。耐力面材はモイス、床・天井合板はヒノキ(サンダー仕上げ)との事。

なかなかの力作。さすがの仕上がりでした。

やっぱり杉がいいなぁ。が実感です。

私の場合は多雪地域なので柱等のサイズ感は違うのだけど、なんかスッキリした構造美でありました。

 

今度は竣工の時にお会い出来るかなぁ。楽しみなのです。

 

香住のF様邸 基礎土工、砕石工程。

弊社の土木班にお願いしての2日間で基礎の形が見えて来ましたね。

今回も一体打ちの基礎断熱仕様。

この後、防湿シートと配筋の為の捨てコンを行ってくれました。

金比羅さんから頂いた鎮め物を基礎の中心に納めましたが、うっかり忘れたってことは無いようでありそうな、まぁ無いか。

竣工は秋、⋯多分。

ZEHオリエンテッドの高断熱なお住いとなります。

 

このオタクとは別のクライアントから家具の御相談を受けております。

家具屋さんに頼めば素晴らしいモノを作って頂けるのですが、やはり「それなりの費用」が必要となります。かと言って「お値段以上」からの購入品はどうもいかんし⋯。

 

てな事で

大工さんに作って貰う家具的なモノを更にお求めやすいようにと僕がDIYよろしく作る事になりました。

I様の奥さんのご希望は「無印良品さんの箱収納を仕込んだ収納」との事。

3Dでザックリ形を決めて、本日トライしておりました。

 

9mmのベニヤなので直角が取り辛いので、やっすいモノタロウさんの直角挟みの力をお借りしながら組み立てていきます。

時折り無印良品さんの箱をアテガイナガラ寸法チェックしておりますがナカナカ捗りません。

ピンタッカーなるモノが在ればもう少し手際良く出来るのに⋯と言い訳しながらも投げ出さずにひたすらに作業を行っていきました。

910*1820mmの9mmベニヤ一枚でなんとか出来上がりましたが、ツッコミどころは多くない訳ではありません。

サイズ感の確認のためのあくまでも「「試作品」。

これ以上「手を入れ過ぎてもいかんわね」と早々にお片付けしました。

 

雑 感 ——————

やはりベニヤは反る。

少し厚くなるけど15mmのランバーコアが安心出来る。

勿論、18mmの方がより安心、薄いとたわんでしまうのです。

木口はテープじゃなくて薄板の大手バリが一番だなぁ。

無印良品さんの商品等を利用するってのも良いな。

 

 

電動工具も手工具、経験値も不足だらけ。などなど、たまの「作業」で学ぶ事は多くあった。

それ以上に

「職人さんってやっぱり凄い」って再認識させられましたが、線を描くだけじゃわからない事や完成したモノからは想像できない作り方の片鱗の影が見えたような⋯。

 

 

明日、合間を見つけてペーパーがけをしてあげようかな。

孫来たる。

滋賀に嫁いだ長女。子宝に恵まれ出産前に一度帰省してくれた。

2人の男の子は例に漏れずゲーム三昧。

二人寝そべってゲームを覗き込みながら笑っている。

気がつけば二人とも裸足。

杉の床板が気持ちが良いのかな。

 

 

穏やかな優しい日になりました。

重い腰を

重い腰をようやく上げる。って自分自身を指すんですが仕事以外、そう個人的な事はなかなか出来ないダメ親父と自認しております。

その上でなんとかなんとかやる気を出そうと頑張って毎日を過ごしております。

と言うのも

約30年前から気になっていた「我が家の進入口問題」。

我が家は典型的な旗状地に建っておりまして道路面は古い我が社の倉庫。

この倉庫内に住んで居るんだろうと多くの方々から陰口めいたことを聞いた気がする。

半分冗談であるが、まぁその通りなのです。

で、これ以上先延ばしにするときっと永遠にしないだろうなと変な自信がある私ですから意を決して取り掛かることに致しました。

名付けて「奥におり⬜︎」。

コレは憧れている先生が掲げられていた表札だ。

 

とは言え予算は極小。倉庫の壁の補修を絡めて会社からいくらか援助して貰おうとも思うが仕上がり次第だな。

 

コレが我が家の入り口の倉庫。

腰壁モルタルもとうに寿命が来ている。

クラックには目をつむり、胴縁をビス打ち。

心配していたのだが意外にもビスはしっかりと効くようだ。

下地が出来ればこっちの物とコレまた松の胴縁を使って格子状に留めて行く事にした。

資材は基本的に余りモノ。綺麗では無いけど汚くも無い。

そんな材料を設計図無しで行き当たりでやっている。

棟梁のように行くわけも無いけど、まぁ一期工事として取り組んでみる。

格闘延5時間程度だろうか。

臭気筒も撤去して少しスッキリした気がする。

で、

気を良くして全ての松を留めつけた。

格子の様なモノが出現したのだが、やっぱりアラが目立つ。

松も足らない⋯。うーーむ。ここで思考停止となる。

 

ここから門柱や植栽をして奥に「住んで居そうな雰囲気」を出そうと思うのですがさてどうしたモノかな。

 

次回に続く。

整える

いい天気が続いておりますね。

世の中は連休中、私も少しはゆっくりです。

小庭が繁って来たので整えてみました。

散髪程度の剪定しか出来ませんが、自分なりに整えてみようと挑戦しております。

結果は数年後、いわゆる執行猶予中的な期間かな。

 

コハウチワカエデの剪定枝と言っても、わりかしと綺麗な御姿を魅せてくれる枝が在るモンですからポイと捨てる訳にもいかず。

そんな小枝を瓶に入れてみると小粋だね。

 

なんて楽しんでおります。

奏でる。

IMG_3342

 

連休前に聴かせて頂いた。

地元金比羅神宮の宮司さん。横笛、正式呼称は知らないけどまぁ横笛で間違っていないだろう。

何度聴いてもやっぱり生はキリッとして聴き惚れます。

 

 

さて

新しい家族の住処造りがいよいよ始まりました。

切土の造成地

香住区のF様邸の工事に着手します。

でも

弊社工務部は豊岡自動車道等、国、県の公共工事で手一杯。

そうなると

私に出番が参りました。喜んでいる訳ではありませんが闘志満々で向かっていきます。

 

 

うーん、デカい敷地です。

ちっちゃめなバックホーを現場に搬入してもらってペーパードライバーですが、なんとか掘ってみました。

意外にも乗れましたよ。

こんな大きな岩が出てくるのは山を切って造った「切土」の証拠。

堆積岩って言う土が固まって出来たモノだっけか、なかなかデカい。

地盤調査が楽しみです。

 

雨にたたられて少し泥濘に苦労しましたが都合3日間、削ったり掘ったりしながらガレージ予定地、前庭予定地が出来あがり、お住まいの大きさ、高さも現地に写しました。

コレで基礎工事の準備完了です。

 

ビフォー

アフター

 

 

細かなところの調整は残っておりますが、この様なお住まいを計画しております。

今回もシラスそとん壁、木外壁の大人しい出立ち。

内部は木製建具、造作収納満載の「彌吉の家」仕様です。

 

とても可憐な花を魅せてくれる「オトコヨウゾメ」。

たまらんなぁと思います。

 

私の小庭に早春の頃、植えこみました。

少し普段より多めに腐葉土を混ぜ込んで植えつけた御礼かな。

とても可愛らしい素敵な白い花を咲かせてくれました。。

 

浮気では無いのですが

造成工事現場のそばに目をひく木が私を誘っている様でした。

いやぁ実に素晴らしい枝ぶり。

我が家に迎え入れたいと思いますがいかんせん大木すぎる。

ここに住めたら良いんですが、どなたの土地だか分かりません。

随分と前に造成された住宅用土地です。

そうそう、もうじき下水道工事が行われるそうですので素晴らしい環境の宅地になります。

私に財力があればもう一軒建てたいところなのです。

場所は香住区内、病院にも5分の立地ですよ。

小庭 その2

今日は小雨模様の日曜日。

春に向けて自邸小庭を創っております。

我が愛車に載る小岩を社有地から運んで洗って見ました。

 

今日はこの岩に添える「玉竜」も植え込んでみます。

作業は単純、鍬で土を掘り込んで小岩と玉竜を好みに植え込むだけ。

とても簡単ですし、強いので誰でも出来ます。

 

ポイントは植えた後に足で踏む事。

踏むのはグリグリでは無くて、グーッと真上から踏み込むだけです。

グリグリは御法度です。

 

植えた直後ですからまだ落ち着いていませんね、一月くらい経って自分で水を吸えるようになったら「らしく」なるはずなのです。

 

玉竜だけじゃ寂しいので、日高のコメリさんで出会った「土佐水木」を添えました。

3−4月が開花時期、花が終わると丸い葉っぱが出て来ます。

小さめに育てて行きます。

水を停めない。

手に持っているモノ、なんでしょう?

黒くてなんだか凸凹しているモノ。

 

そう、瓦を留め付ける資材です。

何がどう良いのか?少し考えて頂ければわかる単純な利点なのです。

瓦屋根にはこんな便利資材が各種ありますが、「そんなん、必要ない」と仰る先輩たちが居られるのも事実。

けどねぇ大事な屋根を傷めないようにとの気遣いはやはり必要だと思うわけです。

なので私は瓦屋さんにお願いして使ってもらっております。

もちろん屋根の内側通気も超大事。

瓦屋根だから通気層は必要ないんだ、って真顔で言ってた時代があった様ですよ。

 

打合せにはLINEとiPadとAppleペンシルが便利。

現場周りをして写真を撮って、事務所で再確認。で、気のついたところをメモしておく。

必要であれば監督にLINE。コレも現代の技術ってもんですね。

困るのが

図面も老眼で見えづらいから見てない。(これはアウトでしょ。)と割と真面目に仰る職人さんも居られる。うーーむ。

なので写真にメモして印刷して現場に貼っておき、休み時間に雑談まじりにお伝えすることになった。

LINE、使ってくれたら大変ありがたいのだけど、無理強いはやはり無理。

 

完 成

 

鴨居の高さ、表札板、エコキュート隠しアンド収納開戸等

上手に納めてくださいました。

で、ここからは建具屋さんにお願いして格子引戸を拵えてもらいました。

建具屋さんに造ってもらう引戸格子戸は大工さんに造ってもらうものとは一味違ってどちらかと言えば 繊細 なのです。

そう

「瀬戸の花嫁」のようにココから嫁いでほしいなぁ

なんて、ご主人と雑談があったような、なかったような。

実は

私の中では、いたって真面目に『瀬戸の花嫁』をお願いしたいと思っております。

秋田杉の建具グレードの杉。

お高いですが綺麗です。

先日突然の電話を頂き、お会いした爽やかなご家族のリクエストを頂き、軒の深い瓦屋根の住まいを計画させて頂くことになった。

私の場合は特にやれる時にしないとダメなのです。

後回しには致しません。と自分に言い聞かせることにしております。

てな事で、

現在計画中の平家建てのお住まいの造作キッチン案の修正を一旦ペンディング。

boshの食洗機のテクスチャー、何処かあるかな 、気掛かりです。

 

気分転換に敷地図を読み込んでサクッと描いてみた。

敷地図と一枚の周辺写真を手掛かりに暮らしを想像するところから始める。

まぁ、いつもの事だけど取り掛かると止まらない。

 

住まい手さんと面談しながら組み上げるのも楽しいのだけど、こりに凝って熱が過ぎると予算オーバーの憂き目に。

これこそ、絵に描いた餅って言うのかな。

さて

今日のベストはココまで。レンダリングをチョコっとして確認。

多分、明日は明日で変わるんだろうけど。

屋根の形を変えた2ndを搾り出そう。新しい沼が出来た感じだ。

外観と室内、予算と設、暮らし・・・。何次元方程式なのだろう、難しいですね。

 

 

そとん壁の白い2階建は別案件。コレも気に入って頂いた。

格子戸もツボだそうで、同じ好みに安心。

 

そう言えば、

「プラン申込み書を頂く前には描かない」と決めていたんだけど、まぁ良いか。

作庭 (さくてい) って言葉を初めて聞いたのは20年くらい前だったと思い出します。

静岡の作庭家 河西先生のお弟子さんから名刺を頂いた時に初めて「作庭家」の文字に触れた。

京都で大きなお庭やそれこそ猫の額のお庭を数多く手掛けられていたお弟子さん達に香住でお仕事をして頂いた。

なにを学べたんだろうか、なにか学んだんだろうか。

 

きっとなにか残ってるはずですが、

まぁ自己流。「 彌吉の小庭 」です。

 

 

ようやく我が家の庭に手を入れる事が出来そうです。

自社の山からひろってきた小岩と玉竜、杉苔。

庭が大き過ぎるので、先ずはここから始めます。

ちっちゃな細い木の根元です。

 

陽当たりの良いところには砂ゴケを添えてみます。

自邸ですのでゆっくりと小さな小さな小庭をつなげてみようかと思います。

楽しみなのです。

 

家創りも待って頂いておりますが、小庭、幾つ造れるだろうかな。

私の伝え方

僕がよく使っているCADは割と簡単に「らしいモノ」が創れる。

短時間で伝えられるツールとして重宝しております。

上の画像はそのCADで造った絵なのですがコレくらいなら5分程度でそれっぽい絵が描ける。

(間仕切り板が突き抜けているのはご愛嬌として欲しいですね。)

 

なので

住まい手さんとのキャッチボールが進み易いと思っております。まぁ時々暴投の様なキャッチボールもあるのですが。

てな事で

先生と呼ばれる方からは「お絵描き」と悪口も聞こえて来そうだけど私は現在のところ、コレがお気に入りだ。

 

建築の世界では超有名なCADって言えば「JW」。

WindowsになってからはJW winって言うのかな?まぁ知らんけど。

JWは正確な線が描けるけど、いかにも製図、図面。

いきなりテーブルに三面図が出て来ても多くの方には映像として認識頂けない。

住まい手さんには実像として理解出来ないモノはそれこそただの線なのだ。

 

 

「伝わってこそ意味がある」なんて思うのです。

 

三郎、入院。

なんと三郎が入院しておりました。

先生曰く「膵炎」。

食いしん坊な彼は私のご飯もねだるので太り気味でしたが、どうもそれがいかんかった様です。

味気の無いスチール製の監獄にエリザベスの彼。胸が痛いけど回復を願って先生に託します。

 

 

1週間の入院で元気を取り戻した彼は相変わらずの食いしん坊なのですが心を鬼にして「あげない」のです。

 

 

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

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