N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

自我自賛の広告

コレまた「よー言うわ」って感じの「自我自賛の広告」が大手を振っている、ように思う最近の私である。

とは言え、その営業熱心さには一目置くのである。

しかし

カッコいいだの、奥様目線の動線だの、何がどう良いのか?素晴らしいのか、さっぱりわからないのにキッパリと自我自賛出来る度胸のよさ。驚きを超えて素晴らしい。

 

まぁ、それに気持ちを震わされる方たちが存在しているからなんだろうけど。

 

最近の営業的自我自賛は「数値をやたら強調」したりする。

建築系コンサルタントさん達の指導の賜物だと想像しております。

たしかに、その数値を全く軽んじる訳ではなく、それがもたらしてくれる暮らしも解るのだけど。

うーーーーーん。となるんですわ。

FCの会員さん達用に安価にその数値を出す手法も確立されて来ているように聞くのですが、イタリアの車(新車でも燃えたり、エンコ、雨漏り当たり前)なら許されるかもしれんけど日本の住まいにはその手法はあかんやろと。

 

何言ってるか判らん。

 

 

でしょう?

こんな地味な資材なんか使わんやろうなぁ。

 

 

あくまで、そう、あくまでも

住まいに求めなければならないことは

「瞬間を求めるスポーツカー」ではなくて、「農機具のような頑丈さ」機械、構造上の余裕。と「あー落ち着くわぁ」って感じの感性的な満足感。

と私自身が思っているだけです。

(いわゆる「住めば都」ってことを言っている訳ではありませんよ。)

 

 

Youtubeだけじゃ迷子になりますよ。

 

専務の手

OMの先輩工務店である東京の相羽建設さんが提唱して全国の物好き工務店さんと小泉誠さんとのコラボで活動されているのが「大工の手」。

とても素晴らしくも羨ましい集まりなのです。

 

という事で、私は「専務の手」と言う(勝手な)活動をしております。

コレはパクリではなくて、私自身が木を触る、モノ作りをする事を通じて暮らしの道具や空間を考える為なので、大きな心で見逃して頂きたい希望を持っております。

相羽さん許してね。

 

さて

今までに、作ったものは棟梁が忙しくて作ってくれないであろう小物や簡単そうな箱物。

いつまでも低レベルな苦笑いなモノではなく、住まい手さんに喜んで使って貰えるモノを作らねばと道具を揃えて来ました。

と言っても

大した道具はまだ持って無いのだけど、ジワジワ揃えて行きたいと妄想しております。

 

現在相談中のお住いで使って貰いたい「無印良品」さんの小物入れを納める箱物製作の続き。

住まいもまだ出来ていないからピッタリ寸法は判ら無いし、それこそ、この形が良いかわからない⋯、ならば試作品を作ってみましょうか?が事の始まり。

 

で、

明日がプレゼンの日となった訳で本日大手を貼ったり背板を付けたりと仕上げ作業を行ったのだ。

くどい様だが、細部に魂は宿って居るとは言えない出来である。

勿論、ネジの頭処理は薄板の為、私には不可能。

(喜んで貰いたいと言う願望は随所に潜んでいるのだ。)

そう、それが「専務の手」なのだ。

 

今回の件はサンプル試作のため予算は無し。

手持ちのラワン9mmで作ったから、たわみ・歪みを矯正しながらの苦闘の末に生まれたのがこの箱物。唯一良いのは軽い事⋯。

ホンチャンでは

板ではなくてランバーコアの18mmを使いたいが分厚いのはお嫌いのご様子。

なかをとって15mmで作ろうか⋯。

背板をシナ、大手をヒノキとしたがあまり素材の違いが判りづらい。

オイルフィニッシュとするかワックスで色を付けるか?

背板を黒くするとビシッとモノが映えるのでは?

脚部をトリマーでシュッとさせようか?

 

悩みは尽きないのである。

今日は6月17日、毎日暑いですね。

梅雨前なのに、コレで梅雨入りしたらもっとねちっこい湿気が襲って来るんだろうな。

豊岡は香住と比べて暑すぎるのです。

 

我がOMの自然派の方々は

夏は暑いもんだ、クーラーなんかエコじゃ無い!

とでも言うのだろうか。      うーん、言いそうだなぁ。

 

昭和な住まいに住んでいる私からは

梅雨前の今からでも

ヨシズ等で日射遮蔽をして家自体を覆って下さい。

そして無理せず

さっさとクーラーを入れて快適に過ごしてくださいね。

もったいないなんて言わずに電気代なんて病院代からしたらたかがしれている。

とお伝えしたい。

 

そうそう

湿気の主原因である観葉植物も屋外の日陰に放り出して下さい。私もそうしております。

 

兎に角、

暑いのでご自愛下さいませ。

コレは愛犬三郎君がしょっちゅう飛び乗る小上がり畳のカマチ。

ヒノキ30mm板の表面が彼の爪で「傷まみれになっているのでなんとかしてよ」と

山ノ神の御要望を頂きました。

私自身は全く気にならないですがご希望を頂いたので重い腰をあげました。

傷は何処にでも付くもんなので、まぁそれは特別気にしなくとも なんて思っていてもやはり神のお言葉ですので。

まぁ

ココよりも杉板の床の方がそれはそれはとてつも無い傷が無数についているんだが。

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床を杉板やヒノキ板にするととても足触りが良くてスリッパなぞ履きたく無くなる。

事務所なら兎も角、自宅でスリッパを履くなんてどうかしていると思う私。

靴下だって脱ぎたい私である。

傷つくのを嫌って広葉樹の床板を選ばれる方にも是非にとお勧めしております。

傷ついた床を見て、それも良い感じだと思うか、ただの傷に見えるか。

まぁ普通の人は嫌かな。

そこはお任せしましょう。

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で、

そんな傷は綺麗に出来るのか?

 

 

出来ますぜ。

オービットサンダーなる電動工具で10数秒、それこそあっという間に。

軽く削りカスを湿ったタオルで拭けばこの通り。

 

なので「そう神経質にならないで」とお伝えしました。

 

 

そんなやりとりをそばで聞いていた心配そうな三郎君が愛おしいです。

友人

その家族に出会ったのは3年くらい前のK様邸工事現場。

意気投合して家作りを託されながらも自社の都合で友人工務店にその想いを託した。

幸いに家族と工務店さんの相性も良く、めだたく家づくりが進んでいった。

 

6月の晴天の日、有難いことに上棟を一緒に迎えようとご案内を頂いた。

( 実は地鎮祭にも同席していたのだ。)

 

 

久しぶりに訪れた建築予定地にはすでに一階が出現していた。

 

 

建て方に口も手も出すことは無いので施主家族とムネ作りをして過ごした。

まぁまぁなんだけど、地面はひたすらに固く、我々を拒絶。にも拘わらずひたすらスコップを突き刺して1時間。

ようやくそれらしいモノが出来上がった。

ここでトマトの苗を植え、収穫できたら頂く約束を交わした。

記念撮影をしたのだけども、アップは自粛。

そんなこんなで遊んでいたら、上棟を迎える時間が来た。

構造材は全て京都府産の杉材。耐力面材はモイス、床・天井合板はヒノキ(サンダー仕上げ)との事。

なかなかの力作。さすがの仕上がりでした。

やっぱり杉がいいなぁ。が実感です。

私の場合は多雪地域なので柱等のサイズ感は違うのだけど、なんかスッキリした構造美でありました。

 

今度は竣工の時にお会い出来るかなぁ。楽しみなのです。

 

香住のF様邸 基礎土工、砕石工程。

弊社の土木班にお願いしての2日間で基礎の形が見えて来ましたね。

今回も一体打ちの基礎断熱仕様。

この後、防湿シートと配筋の為の捨てコンを行ってくれました。

金比羅さんから頂いた鎮め物を基礎の中心に納めましたが、うっかり忘れたってことは無いようでありそうな、まぁ無いか。

竣工は秋、⋯多分。

ZEHオリエンテッドの高断熱なお住いとなります。

 

このオタクとは別のクライアントから家具の御相談を受けております。

家具屋さんに頼めば素晴らしいモノを作って頂けるのですが、やはり「それなりの費用」が必要となります。かと言って「お値段以上」からの購入品はどうもいかんし⋯。

 

てな事で

大工さんに作って貰う家具的なモノを更にお求めやすいようにと僕がDIYよろしく作る事になりました。

I様の奥さんのご希望は「無印良品さんの箱収納を仕込んだ収納」との事。

3Dでザックリ形を決めて、本日トライしておりました。

 

9mmのベニヤなので直角が取り辛いので、やっすいモノタロウさんの直角挟みの力をお借りしながら組み立てていきます。

時折り無印良品さんの箱をアテガイナガラ寸法チェックしておりますがナカナカ捗りません。

ピンタッカーなるモノが在ればもう少し手際良く出来るのに⋯と言い訳しながらも投げ出さずにひたすらに作業を行っていきました。

910*1820mmの9mmベニヤ一枚でなんとか出来上がりましたが、ツッコミどころは多くない訳ではありません。

サイズ感の確認のためのあくまでも「「試作品」。

これ以上「手を入れ過ぎてもいかんわね」と早々にお片付けしました。

 

雑 感 ——————

やはりベニヤは反る。

少し厚くなるけど15mmのランバーコアが安心出来る。

勿論、18mmの方がより安心、薄いとたわんでしまうのです。

木口はテープじゃなくて薄板の大手バリが一番だなぁ。

無印良品さんの商品等を利用するってのも良いな。

 

 

電動工具も手工具、経験値も不足だらけ。などなど、たまの「作業」で学ぶ事は多くあった。

それ以上に

「職人さんってやっぱり凄い」って再認識させられましたが、線を描くだけじゃわからない事や完成したモノからは想像できない作り方の片鱗の影が見えたような⋯。

 

 

明日、合間を見つけてペーパーがけをしてあげようかな。

孫来たる。

滋賀に嫁いだ長女。子宝に恵まれ出産前に一度帰省してくれた。

2人の男の子は例に漏れずゲーム三昧。

二人寝そべってゲームを覗き込みながら笑っている。

気がつけば二人とも裸足。

杉の床板が気持ちが良いのかな。

 

 

穏やかな優しい日になりました。

重い腰を

重い腰をようやく上げる。って自分自身を指すんですが仕事以外、そう個人的な事はなかなか出来ないダメ親父と自認しております。

その上でなんとかなんとかやる気を出そうと頑張って毎日を過ごしております。

と言うのも

約30年前から気になっていた「我が家の進入口問題」。

我が家は典型的な旗状地に建っておりまして道路面は古い我が社の倉庫。

この倉庫内に住んで居るんだろうと多くの方々から陰口めいたことを聞いた気がする。

半分冗談であるが、まぁその通りなのです。

で、これ以上先延ばしにするときっと永遠にしないだろうなと変な自信がある私ですから意を決して取り掛かることに致しました。

名付けて「奥におり⬜︎」。

コレは憧れている先生が掲げられていた表札だ。

 

とは言え予算は極小。倉庫の壁の補修を絡めて会社からいくらか援助して貰おうとも思うが仕上がり次第だな。

 

コレが我が家の入り口の倉庫。

腰壁モルタルもとうに寿命が来ている。

クラックには目をつむり、胴縁をビス打ち。

心配していたのだが意外にもビスはしっかりと効くようだ。

下地が出来ればこっちの物とコレまた松の胴縁を使って格子状に留めて行く事にした。

資材は基本的に余りモノ。綺麗では無いけど汚くも無い。

そんな材料を設計図無しで行き当たりでやっている。

棟梁のように行くわけも無いけど、まぁ一期工事として取り組んでみる。

格闘延5時間程度だろうか。

臭気筒も撤去して少しスッキリした気がする。

で、

気を良くして全ての松を留めつけた。

格子の様なモノが出現したのだが、やっぱりアラが目立つ。

松も足らない⋯。うーーむ。ここで思考停止となる。

 

ここから門柱や植栽をして奥に「住んで居そうな雰囲気」を出そうと思うのですがさてどうしたモノかな。

 

次回に続く。

整える

いい天気が続いておりますね。

世の中は連休中、私も少しはゆっくりです。

小庭が繁って来たので整えてみました。

散髪程度の剪定しか出来ませんが、自分なりに整えてみようと挑戦しております。

結果は数年後、いわゆる執行猶予中的な期間かな。

 

コハウチワカエデの剪定枝と言っても、わりかしと綺麗な御姿を魅せてくれる枝が在るモンですからポイと捨てる訳にもいかず。

そんな小枝を瓶に入れてみると小粋だね。

 

なんて楽しんでおります。

奏でる。

IMG_3342

 

連休前に聴かせて頂いた。

地元金比羅神宮の宮司さん。横笛、正式呼称は知らないけどまぁ横笛で間違っていないだろう。

何度聴いてもやっぱり生はキリッとして聴き惚れます。

 

 

さて

新しい家族の住処造りがいよいよ始まりました。

切土の造成地

香住区のF様邸の工事に着手します。

でも

弊社工務部は豊岡自動車道等、国、県の公共工事で手一杯。

そうなると

私に出番が参りました。喜んでいる訳ではありませんが闘志満々で向かっていきます。

 

 

うーん、デカい敷地です。

ちっちゃめなバックホーを現場に搬入してもらってペーパードライバーですが、なんとか掘ってみました。

意外にも乗れましたよ。

こんな大きな岩が出てくるのは山を切って造った「切土」の証拠。

堆積岩って言う土が固まって出来たモノだっけか、なかなかデカい。

地盤調査が楽しみです。

 

雨にたたられて少し泥濘に苦労しましたが都合3日間、削ったり掘ったりしながらガレージ予定地、前庭予定地が出来あがり、お住まいの大きさ、高さも現地に写しました。

コレで基礎工事の準備完了です。

 

ビフォー

アフター

 

 

細かなところの調整は残っておりますが、この様なお住まいを計画しております。

今回もシラスそとん壁、木外壁の大人しい出立ち。

内部は木製建具、造作収納満載の「彌吉の家」仕様です。

 

とても可憐な花を魅せてくれる「オトコヨウゾメ」。

たまらんなぁと思います。

 

私の小庭に早春の頃、植えこみました。

少し普段より多めに腐葉土を混ぜ込んで植えつけた御礼かな。

とても可愛らしい素敵な白い花を咲かせてくれました。。

 

浮気では無いのですが

造成工事現場のそばに目をひく木が私を誘っている様でした。

いやぁ実に素晴らしい枝ぶり。

我が家に迎え入れたいと思いますがいかんせん大木すぎる。

ここに住めたら良いんですが、どなたの土地だか分かりません。

随分と前に造成された住宅用土地です。

そうそう、もうじき下水道工事が行われるそうですので素晴らしい環境の宅地になります。

私に財力があればもう一軒建てたいところなのです。

場所は香住区内、病院にも5分の立地ですよ。

小庭 その2

今日は小雨模様の日曜日。

春に向けて自邸小庭を創っております。

我が愛車に載る小岩を社有地から運んで洗って見ました。

 

今日はこの岩に添える「玉竜」も植え込んでみます。

作業は単純、鍬で土を掘り込んで小岩と玉竜を好みに植え込むだけ。

とても簡単ですし、強いので誰でも出来ます。

 

ポイントは植えた後に足で踏む事。

踏むのはグリグリでは無くて、グーッと真上から踏み込むだけです。

グリグリは御法度です。

 

植えた直後ですからまだ落ち着いていませんね、一月くらい経って自分で水を吸えるようになったら「らしく」なるはずなのです。

 

玉竜だけじゃ寂しいので、日高のコメリさんで出会った「土佐水木」を添えました。

3−4月が開花時期、花が終わると丸い葉っぱが出て来ます。

小さめに育てて行きます。

水を停めない。

手に持っているモノ、なんでしょう?

黒くてなんだか凸凹しているモノ。

 

そう、瓦を留め付ける資材です。

何がどう良いのか?少し考えて頂ければわかる単純な利点なのです。

瓦屋根にはこんな便利資材が各種ありますが、「そんなん、必要ない」と仰る先輩たちが居られるのも事実。

けどねぇ大事な屋根を傷めないようにとの気遣いはやはり必要だと思うわけです。

なので私は瓦屋さんにお願いして使ってもらっております。

もちろん屋根の内側通気も超大事。

瓦屋根だから通気層は必要ないんだ、って真顔で言ってた時代があった様ですよ。

 

打合せにはLINEとiPadとAppleペンシルが便利。

現場周りをして写真を撮って、事務所で再確認。で、気のついたところをメモしておく。

必要であれば監督にLINE。コレも現代の技術ってもんですね。

困るのが

図面も老眼で見えづらいから見てない。(これはアウトでしょ。)と割と真面目に仰る職人さんも居られる。うーーむ。

なので写真にメモして印刷して現場に貼っておき、休み時間に雑談まじりにお伝えすることになった。

LINE、使ってくれたら大変ありがたいのだけど、無理強いはやはり無理。

 

完 成

 

鴨居の高さ、表札板、エコキュート隠しアンド収納開戸等

上手に納めてくださいました。

で、ここからは建具屋さんにお願いして格子引戸を拵えてもらいました。

建具屋さんに造ってもらう引戸格子戸は大工さんに造ってもらうものとは一味違ってどちらかと言えば 繊細 なのです。

そう

「瀬戸の花嫁」のようにココから嫁いでほしいなぁ

なんて、ご主人と雑談があったような、なかったような。

実は

私の中では、いたって真面目に『瀬戸の花嫁』をお願いしたいと思っております。

秋田杉の建具グレードの杉。

お高いですが綺麗です。

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

お問い合わせ下さい。