彌吉のブログ
手に持っているモノ、なんでしょう?
黒くてなんだか凸凹しているモノ。
そう、瓦を留め付ける資材です。
何がどう良いのか?少し考えて頂ければわかる単純な利点なのです。
瓦屋根にはこんな便利資材が各種ありますが、「そんなん、必要ない」と仰る先輩たちが居られるのも事実。
けどねぇ大事な屋根を傷めないようにとの気遣いはやはり必要だと思うわけです。
なので私は瓦屋さんにお願いして使ってもらっております。
もちろん屋根の内側通気も超大事。
瓦屋根だから通気層は必要ないんだ、って真顔で言ってた時代があった様ですよ。
打合せにはLINEとiPadとAppleペンシルが便利。
現場周りをして写真を撮って、事務所で再確認。で、気のついたところをメモしておく。
必要であれば監督にLINE。コレも現代の技術ってもんですね。
困るのが
図面も老眼で見えづらいから見てない。(これはアウトでしょ。)と割と真面目に仰る職人さんも居られる。うーーむ。
なので写真にメモして印刷して現場に貼っておき、休み時間に雑談まじりにお伝えすることになった。
LINE、使ってくれたら大変ありがたいのだけど、無理強いはやはり無理。
完 成
鴨居の高さ、表札板、エコキュート隠しアンド収納開戸等
上手に納めてくださいました。
で、ここからは建具屋さんにお願いして格子引戸を拵えてもらいました。
建具屋さんに造ってもらう引戸格子戸は大工さんに造ってもらうものとは一味違ってどちらかと言えば 繊細 なのです。
そう
「瀬戸の花嫁」のようにココから嫁いでほしいなぁ
なんて、ご主人と雑談があったような、なかったような。
実は
私の中では、いたって真面目に『瀬戸の花嫁』をお願いしたいと思っております。
秋田杉の建具グレードの杉。
お高いですが綺麗です。
先日突然の電話を頂き、お会いした爽やかなご家族のリクエストを頂き、軒の深い瓦屋根の住まいを計画させて頂くことになった。
私の場合は特にやれる時にしないとダメなのです。
後回しには致しません。と自分に言い聞かせることにしております。
てな事で、
現在計画中の平家建てのお住まいの造作キッチン案の修正を一旦ペンディング。
boshの食洗機のテクスチャー、何処かあるかな 、気掛かりです。
気分転換に敷地図を読み込んでサクッと描いてみた。
敷地図と一枚の周辺写真を手掛かりに暮らしを想像するところから始める。
まぁ、いつもの事だけど取り掛かると止まらない。
住まい手さんと面談しながら組み上げるのも楽しいのだけど、こりに凝って熱が過ぎると予算オーバーの憂き目に。
これこそ、絵に描いた餅って言うのかな。
さて
今日のベストはココまで。レンダリングをチョコっとして確認。
多分、明日は明日で変わるんだろうけど。
屋根の形を変えた2ndを搾り出そう。新しい沼が出来た感じだ。
外観と室内、予算と設、暮らし・・・。何次元方程式なのだろう、難しいですね。
そとん壁の白い2階建は別案件。コレも気に入って頂いた。
格子戸もツボだそうで、同じ好みに安心。
そう言えば、
「プラン申込み書を頂く前には描かない」と決めていたんだけど、まぁ良いか。
作庭 (さくてい) って言葉を初めて聞いたのは20年くらい前だったと思い出します。
静岡の作庭家 河西先生のお弟子さんから名刺を頂いた時に初めて「作庭家」の文字に触れた。
京都で大きなお庭やそれこそ猫の額のお庭を数多く手掛けられていたお弟子さん達に香住でお仕事をして頂いた。
なにを学べたんだろうか、なにか学んだんだろうか。
きっとなにか残ってるはずですが、
まぁ自己流。「 彌吉の小庭 」です。
ようやく我が家の庭に手を入れる事が出来そうです。
自社の山からひろってきた小岩と玉竜、杉苔。
庭が大き過ぎるので、先ずはここから始めます。
ちっちゃな細い木の根元です。
陽当たりの良いところには砂ゴケを添えてみます。
自邸ですのでゆっくりと小さな小さな小庭をつなげてみようかと思います。
楽しみなのです。
家創りも待って頂いておりますが、小庭、幾つ造れるだろうかな。
僕がよく使っているCADは割と簡単に「らしいモノ」が創れる。
短時間で伝えられるツールとして重宝しております。
上の画像はそのCADで造った絵なのですがコレくらいなら5分程度でそれっぽい絵が描ける。
(間仕切り板が突き抜けているのはご愛嬌として欲しいですね。)
なので
住まい手さんとのキャッチボールが進み易いと思っております。まぁ時々暴投の様なキャッチボールもあるのですが。
てな事で
先生と呼ばれる方からは「お絵描き」と悪口も聞こえて来そうだけど私は現在のところ、コレがお気に入りだ。
建築の世界では超有名なCADって言えば「JW」。
WindowsになってからはJW winって言うのかな?まぁ知らんけど。
JWは正確な線が描けるけど、いかにも製図、図面。
いきなりテーブルに三面図が出て来ても多くの方には映像として認識頂けない。
住まい手さんには実像として理解出来ないモノはそれこそただの線なのだ。
「伝わってこそ意味がある」なんて思うのです。
なんと三郎が入院しておりました。
先生曰く「膵炎」。
食いしん坊な彼は私のご飯もねだるので太り気味でしたが、どうもそれがいかんかった様です。
味気の無いスチール製の監獄にエリザベスの彼。胸が痛いけど回復を願って先生に託します。
1週間の入院で元気を取り戻した彼は相変わらずの食いしん坊なのですが心を鬼にして「あげない」のです。
いい親父になった我が友。共に過ごした学生時代を大いに語った時間は宝モノだ。
企業戦士として中国やベトナム、アジア各地で青年期を捧げた彼らを誇りに思う私です。
また会う事を誓った夜でした。
で、深酒をした翌日は
さくらさんに会って参りました。
そんなこんなの2月16日17日の東京の私です。
天井。なんのこだわりも無いんでなんでも良いです。
・・・・・・・・。
大抵の方はそうなのかも知れませんね。施工したことはないですが青空のような天井がとか、星空の壁紙を求めらる方もいらっしゃるようですが大抵は白っぽい壁紙で仕上げられて居ります。
けれど私は「板天井」をお薦めする事が多いのです。
なぜか。
兎に角、「素敵なのですから、お薦めしない訳にはいかない」 なんて思って居ります。
こんな感じです。
如何でしょうか?
3月8日
我が故郷但馬地方にも、ようやく良い天気が続く季節がやって来た。
外壁の施工は当然外仕事になる訳で雨が降れば屋内の作業、晴れたら外仕事。
天気のご都合を聞きながらの作業日程。
悩ましいのですが託された施主とのお引き渡し時期を遅らせる事も出来ず、と本当に天気には泣かされることが多いのです。
縦の通気胴縁と杉板を縦に貼るための横胴縁がご覧いただけます。
(ここは大事な所なのですが)現代の机上の高性能を謳う性能競争には現れない「住まい」としての基本的な性能を担保する箇所。
極端な話、外壁はなんだって良いんです、あくまで表面を装うものであって、その内側に行われている作業が肝心かなめ。非常に大事なのであります。
そう
しっかり通気を取れる仕様とする、そして万が一、外壁からの水の侵入があっても室内側に影響なきように設る。コーキング、シーリングと呼ばれる接着剤的なものに頼った設計では但馬では短寿命な住まいとなってしまいかねませんのでちゃんとした通気が出来る壁にしないといけません。
右手の壁には間隔を狭めた下地板が見えますがここはシラスそとん壁用の下地。間隔を狭めて塗り壁にヒビが入らないようにしっかりと下地を作りらねばなりません。
当然ながら、ここもちゃんと空気が通るように下地を組んでおります。
(シラス壁を全面に採用した久美浜の平家 築6年目かな)
今回のお住まいも南面にシラスそとん壁を採用して居りますので余計に好天が待ち遠しかったのです。
気温も徐々に上がって来て最低気温が10度以上になれば安心してそとん壁施工に取り掛かれます。もうじきです。
伊豆お住まいも悪天候が続く但馬特有な天候の為、内部を先行させておりましたが漸く外壁の工程に移りました。
板はり着手前
今回も焼杉、一部そとん壁の仕様です。
壁板を留めるために必要な準備工程は
1)透湿防水シート貼り(写真の白い紙のようなもの)
2)通気胴縁組み付け (白い紙の上の細めの板)
3)縦ばり用下地胴縁留め付け
上部の特に密に貼られている所はシラスそとん壁用の下地板です。
その下に横方向に板が留められて居りますが、これが板を留める板になります。
見てわかる通り、壁の中に風が通る道をしっかり確保して居りますね。
今回も外壁板を縦貼りなので下地板は横方向に必要となるのです。
鎧ばりと言われる横方向に板を重ねて留めつける場合は縦の下地(通気胴縁)を利用出来るのですが、縦ばりではそうは行かないのです。
4)防虫スペーサ設置
見えづらいですが胴縁の最下端と最上段に留めてあります。
5)外用電気配線
外部用のコンセント、灯り用の配線をこの段階で仕込んでいきます。
6)壁貫通部の穴あけ
クーラー、換気装置用の壁貫通部に傾斜パイプを仕込んでいきます。
漸く
7)外壁工程に進む
ってな感じでですね。この他に気密、防水、サッシ取り付け工程も行われて居ります。
と言うことで多くの工程を経て外壁の板張りとなるわけです。
サイディングなる板を「パンパン」と留めつけていけば良い、現代のお住まいとは手間の掛け方が全く違うので、そう簡単では無いのです。
ではまた。
不順な天候の合間を狙って瓦職人さんが棟瓦を葺いてくれました。
仕上げの漆喰は後日となりますがここまできたら一安心。
綺麗な瓦だなぁと何度目でも思えます。
この瓦は 燻瓦(いぶし瓦)と呼ばれる種類のものです。
京都や趣のある建物によく採用されている瓦です。そうそうお寺さんも大抵は燻瓦ですね。
屋根葺き材としてガルバを使用することもあるのですが私はこの燻瓦が一番好きなので多用して居ります。
地元でよく使われているテカテカ光っている塗瓦(ぬり瓦)はどうも好きになれないのですが、まぁ、あれはあれで良いところもありますのでお好みでどうぞ。
ただし
私は燻瓦をお薦めいたします。単なる好みです。すいません。
さて
この写真は年末にお引き渡しをした出石柳のお住まいの夕景です。
ぼんやり照らされた瓦屋根。如何でしょうか? えーですねぇ。
お隣の瓦がテカっているのにお気づきでしょうか?
燻瓦のしっとりとした陰影が私は堪らんのです。
こちらは3年前にお引き渡しした気比のお住まい。
ガルバの屋根です。
屋根の形で印象は随分と変わりますね。
ではまた。
インターフォンとか取り付け用の塀を天竜焼杉を使用して作らせて頂きました。
うん、自画自賛になりますがとっても綺麗だと思います。
少し経って根が張ると綺麗な緑が賑やかに彩ってくれます。
こちらは日高のお住まい。猫ちゃんと暮らされている御宅の前庭です。
この写真は竣工2年目くらいだと思いますが、緑が出てきてとっても綺麗だなぁとご紹介をさせて頂きました。
天竜焼杉、とっても焼きが深くて陰影の濃い素敵な板です。多用させて頂きたいのですが一点だけ問題があります。
壁にもたれると服を汚す。 これ当たり前のことなんですが表面が炭になっているので汚れてホンマ当たり前なんです。
でもお子さんはそんなのお構い無しですので、そういうところには使わない。
とする事でみんな幸せでいられますね。
天竜焼杉、おすすめします。
けど普通の板壁も悪く無いですよ。
ではまた。
皆さん大好きなお話はUa値とかC値ですよね。
はたまた換気についてとか。熱交換とか床下エアコン、階間エアコン、小屋裏エアコン。まぁ色々と派手なお話はございますが、今回は地味だけど大事な資材について少し駄弁ります。
エアコンや換気扇、これ住まいにつける時には必ず壁を貫通させて配管を入れたり電線を入れたりしないとどんな高価な設備だって動きません。
まぁ当然。
で、この貫通部をどうしてますか?なんてどなたにも訊かれたことがないのです。
そう、全く無いのです。無関心なんですよね、こういうところ。
けどここは非常に大事なんですよ。大好きな高断熱高気密住宅においては。
意外なことに工務店さんでも無関心だったりします。
傾斜パイプ
これが傾斜パイプっていう資材です。
φ100は換気扇の取り付けに使われる径ですね。
特徴は唾の付いている方を外壁側に取り付けてパイプを壁に挿入するんですが、このパイプには微妙な傾斜がついていて万が一水が侵入しても自然に排出されるっていう仕組みなのです。
もう一度横顔をご覧ください。
微妙な傾斜、わかりますでしょうか?
これってクーラー用にも用意がありまして
てな感じです。
実際にこの資材を取り付けた状態がこちら
右の壁にはクーラー用、左の壁には換気扇用が四角のつばの周辺に気密テープで押さえて取り付けられております。
とっても地味な縁の下の力持ち的な資材。
こういう所を大事にしてないといけないなぁと思って居ります。
そうそう電線管の場合はこんな資材を使います。
無茶苦茶地味なお話でした。
まぁよくされるのは普通の塩ビ管を切ってパイプの周辺にテープを貼って・・・ですが意外と漏れが起こってしまうのですね。そんな事にならないように丁寧にされるんでしょうが、まぁ人為的ミスは往々そんなふうにして起こるものなんです。
傾斜パイプ、覚えておいて下さいね。
ではまた。
伊豆のお住まい。
1月24日に雪が降ってしまったので屋根工事は防水紙(遮熱仕様)を貼ったままで雪の消えるのを待ちます。
2月1日 少し消えてきましたが下屋の雪は30cmくらい溜まって居りますね。
2月3日
早めに消えた大屋根から作業再開。やはり瓦屋根が好きです。
実は瓦屋根は瓦桟と言うものを屋根に取り付けてから瓦を釘で留めつけていくのですが、構造上、水勾配というか傾斜に対して横断した状態となるので水が溜まりやすくなり屋根の劣化を招くことになりがちなのです。
一般的にはこの「黒っぽい樹脂の板状の資材」は使われず、杉などの木材が使われます。
昔ながらで悪くは無いんですが私は腐食と水漏れがとても気になるので、無垢好きな想いはここでは封印し安全な方、つまり樹脂製を選ぶことにして居ります。
見てわかる様に水抜きの窪みがついているので水が溜まることは無いと言う事です。
瓦を留めつける保持力も木材以上強力です。
無垢の板材と比べると数倍の費用が掛かりますが、高耐久のためには投資すべき箇所でありますので必須として居ります。
次の工程は屋根の通気です。
そう、瓦屋根は耐候性はとても高いのですが素材的に熱を保ちやすいのでこの屋根の通気が上手く出来ていないと昔ながらの「2階はとても暑くて寝られない」住まいとなってしまいます。
なので
屋根の一番高いところに穴を開けます。おっっっっ大丈夫かいな?と思いますよね。
大丈夫な様に作業は進みます。
ここにも専用部材の通気はするけど雨の入りづらい資材を使います。
屋根の棟全域の空気を排出するように全長に設置していきます。
これが結構高価な資材なのですが住まい心地を左右する大事なところですので価値ある投資です。
通気材端部からの水の侵入が気になったので追加で気密シートと気密テープでカバーしました。
これで外部の通気確保工事は完成です。
室内側の通気層は垂木(厚み120mm)を全て通気層とする為にタイベックを貼っておきます。
白っぽいものがタイベック新住協専用材です。
なかなか手間のかかる部位ですが大切なところですので丁寧に施工をしてくれます大工さんに感謝です。
外では不順な冬空の中、晴れ間を狙って瓦職人さんが作業をしてくれて居ります。
下屋の壁との取り合いと棟瓦の完成が間近となりました。
もう少しで完成します。ありがたい。
屋根、見えない部分、作業、資材をご紹介致しました。
これで完璧だとは申しませんが、家造りの参考にされて下さい。
机上の計算も大切ですが現場の施工が確かかどうか?気になりますよね。
家つくりは数値やブランドでは語れません。
事件は現場で起っている!知らんけど。笑
伊豆のお住まいも実は進んできております。
大工さん先行の珍しい現場です。
今回は5名の大工さんが現場に入ってもらっておりますので資材の準備も遅れ気味になっております。汗をかきながら現場を進めてくれているんですが、これまた電気担当の甥っ子も忙しいようでようやく現場に来てくれました。
すでに壁の充填断熱材は完了、下地の横胴縁も天井下地も出来上がっておりまして電気工事待ち。満を持して登場となりました。
なんか、「やった感」が漂う彼でした。