N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

シラス壁

シラス壁。

何度見ても上品な味わいだなぁと惚れ直します。

この壁に似合うのはやはり無着色の無垢の木。

 

 

シラス壁、無垢の木、そして灯台躑躅と石。

如何でしょうか?

家は商品なのか

「家」は商品なのかな。

商いである以上、工務店にとって家は商品なのかも知れない、いや確かに商品なのだろう。

もっとも効率よく利益を上げるために考えられたモノが商品なのだろう。

 

とすれば

私が考え、悩みながら顧客と創り上げていくものは商品では決して無い。

私が職人と住まい手とともに作り上げていくものは住まいだ。

住まいを商品と呼ぶ商人たちがいる。

その様な商人たちに嫌気を感じております。

 

なので

同じ志を持つ技術者を求めております。

 

夕暮れ

お披露目会終了後にお引き渡し予定の気比の家。

大きなデッキにガラリ格子戸から灯りが漏れて影が映る。

 

ゆっくり時間が流れてます。

SNS。

私もLINEやFBを多少やっております。

便利ですね、確かに。

ただなかなか大変です。既読スルーは出来ないし、かと言って机に齧り付いていると細君からの評価も何してんだか・・・となってしまう事もあり。

ついついアレもこれもと話して(書いて)いると直ぐに1時間くらいは経ってしまうものだし。

まぁ、コロナ禍の時代。

非接触でお打ち合わせ出来るツールとしてSNS、重宝しております。

 

今晩はリビルト案件でのご相談でざっと2時間。

なかなかの長丁場でした。

最近はいろんなサイズの洗濯機もあるので、画面分割して右側でnet、左画面でLINE。手元にiPad

と高校生みたいな事をしながらお打ち合わせを進めました。

多分、僕の年齢ではそう多く無い仕事の仕方では無いだろうか・・。

まぁLINEしながらiPadのグッドノートで描いたものを送ったりと脳味噌フル回転の初老(これは40代か・・・)、よりおじさんの私にはキツいものがありました。

 

なのでLINEでのお打ち合わせは30分程度としてやって下さい。

 

ではまた。

 

豊岡市1時間圏内で木の家を作っております。

エヌズプラン 中村 晃

弥栄の家

ご縁を頂き、早一年。

いよいよ進みます。

小雨が降り出しましたがスタッフ2名と現地で縄張りに出向きました。

 

丹後は弥栄の家

大きな寄棟と大開口。

NSの新しい形のご提案となりました。

 

準備頂いた敷地にピッタリハマって一安心です。

出来上がりは

こんな感じの出立となる予定。

 

 

お土産に『どうぞ!』と頂いた各種の人参。

 

帰宅後早速、

細君の手料理で美味しく頂きました。

 

K様、有り難うございました。

庭をつくる

如何でしょ、お住まいに庭木を植えられておりますか?。

お庭に、玄関周りにシンボルツリーって植えられませんか?

 

家を建てたけど庭木まで手が回らんわ。

それよりデカいTVや最新式のエアコン、ロボット掃除機の方が役に立つ。

庭木なんて何言ってるんだか・・・

 

心の声が聞こえそうです。

けれどもう一度。

庭木を植えられませんか?

こんなスペースがあれば植えられます。

例えば

アセビ

例えば

シャラ(夏椿)の木

 

こんなアオダモなんかも

素敵ですね。

 

また近所に植えられている紅梅。

ええですね。

 

家庭という言葉があるように

家には庭がないと如何にもこうにも いかんのではないかなぁと思うわけでして。

 

小さな木でも植えられるスペースをどうか残しておいて下さい。

そろそろ竣工

一昨年に初めてお電話をいただいたY様。

初めましてからそろそろ2年が経ちます。

 

新しいご家族も増え幸せいっぱいな若いご家族です。

そんなご家族の故郷になれる家をつくらせて頂きました。

先日足場も取れて全景が見れるようになりました。

横顔だけでもご覧下さい。

 

去年の良い夫婦の日に上棟。

今春、お引き渡し予定。

やっぱり4ヶ月は掛かってしまう、もう少し早くとも思うが既製品中心の住まい作りではないのでしょうがない事かな。

 

 

さて、もう一息。

内部の仕上げが待っております。

3月下旬にはお披露目が出来るかもしれません、お楽しみに。

 

家をつくるなら

ご存知でしょうか?ナショナル住宅という会社が家を作っていたのを。

『家を作るならぁ、家を作るならぁああ、草の燃える匂いのするカーペットを敷きたいと思うのであります。』加藤和彦(1971)

 

などと軽やかに唄っておられました。

まぁ良い時代でしたね。僕はこの歌が大好きです。

そして小坂明子さん、確か中学生だったな。とても好きでしたし、初めてのTV出演の時ドキドキして見ていた事を覚えています。

今、さまざまな事情で家を建てよう、買おうとされている方からご相談を受けるのですが、この時の僕のドキドキと同じようにきっとときめいておられるんだろうな。

と言うより

ときめいて 欲しいな、イヤ 下さい。 なんてお願いに近い気持ちなのです。

 

情報過多の時代ですが加藤清彦さんや小坂明子さんが家作りに感じた思いってやっぱり大事だなぁと私自身思う訳でして。

やれ断熱がどうの気密がどうの(お前が言うなと言われそうですが)とインターネット情報の上っ面に振り回された家作りではなく、本当に大事な人を守るため、過ごすために建てる家なんだ。

なんて基本中の基本の『真の目的を見失った家作り』になっておられやしないか不安になることがあります。

 

断熱も気密も素材も耐震も全て家族を守り育てる為に少しでも良いものをと言うお心は大切なのですが、なんとお伝するのが私の思いを正確に表せるのか・・・。

 

開けっ広げの小さな家が良いのではないでしょうか?

Thunderbolt Display

やっとの事で手に入れたThunderbolt display、ヤフオクで偶然見つけてしまったのだ。

(iMacではなく、ほんま、画面だけのもの)

 

今使っている画面も10年くらいになるだろうか。

1900*1200だけどまぁまぁ綺麗に写してくれていた飯山製もそろそろ画質的にキレが悪くなってきていて後継機を考えていた時に偶然、良品との出会いがあったのだ。

しかし4Kの時代にWQHD(2560*1440)を今更との思いもありながらも、iPhone、ipadとアップル信者。発売当初の価格の10%程度ならと意外と迷いは少なく、サクサクっとヤフオクしてしまった。

で、この状態が現在だ。

 

現在のディスプレイもアームを付けて使っているので、この子もVESAマウントにしたくてしょうが無くなった。

もしやと探してみるとディスプレイと同じく既に廃盤のアダプターもヤフオクで手に入れる事が出来たのだ。 ヤフオクすごいね。

しかし、これってポン付けとは無縁の部品。

ディスプレイのスタンドを外すことから難儀の連続だった。

クレジットカードを一枚無駄にしながらもようやくスタンドの固定ネジが見えて来たがトルクスの登場。

このトルクスネジは別名いじりどめだったっけか、しかしこんなところをいじるのはプロ以外ないだろうに、どこまで行ってもアップルだ。素敵だ。

次に待ち構えていたのが、同じくヤフオクしたVESAマウントアダプター。

(新品の半額程度でお世話になった)

たった10本程度のトルクスネジでの取り付けに約90分、トルクスを締めたり緩めたり押してみたりと四苦八苦しながらもようやく完成。(青年期のメカ好きの経験がなければ多分すぐにギブアップしただろう)

 

でもどうだろう。後ろ姿だが

まぁまぁだ。というよりも現行のimacよりも厚みがあるが違和感など無い。美しい。

やっぱりmacだ。

 

ようやく手に入れた憧れのThunderbolt displayなのだが、テカリが凄い。

老眼の私にはちと無理がありそうだが如何か・・・。

 

雪の中の1週間が終わりそうだと思いきや、今、雪起こしが盛大に鳴っておりました。

雪が降り出し、寒さも本格的になって来ました。

冬本番ですね。

 

新築、リフォームを考える時に実現したい優先順位の中の上位には「暖かさ」が必ず挙げられます。

だとしても「無暖房で15度以下にならない家にしてね」と具体的に言われた事がありません。

なぜでしょうね?。

何処の工務店でも「暖かい家になりますよ」とか言うようですが、なに基準で暖かいって言っているのかってわかられてますか?。

私にはわかりません。

コレは想像ですが、どうやら、その工務店で今まで建てて来られたお住まいに比べ暖かい家って事なのかと。

では今までの家の寒さってどんなものかなぁ。

そうです、数値基準で比較出来ない、していない。

どうもそんな程度の「いい加減な暖かい寒い基準」のようです。

という事でせめて一つのモノサシとしての数値を私は大事にして欲しいなと考えております。

勉強されている方にはお馴染みのC値です。

なんじゃそれ?と思われましたか?

でも断熱材をいくら厚く入れてもこのC値が悪いお住まいでは「寒いまま」なのです。

C値についてはネットでお調べ下さい。詳しく上手に説明されているページは直ぐに見つかりますので。

なので今日は弊社の気密施工の一端をお見せします。

窓が暖かいお住まいを作る上で最重要と言うことはご存知の事でしょうから窓の部分を見て頂きます。

この黒いテープをサッシの枠外周に貼ります。

このテープはジワジワと膨張して窓と窓枠の隙間を埋めていきます。

気密だけならコレで終わりですが、窓には防水性も求められますので、窓枠に雨水が侵入して来ないようにテープを貼り、更に気密性をあげていきます。

窓の下部には専用の防水シートも敷き込んでおります。

このように内側、外側ともに防水と気密性を上げる目的での専用資材をふんだんに使って

やっと彌吉の家で基準としているC値と言われる数値が0.5以下になるのです。

どれくらいが普通の家なの? 実際のところ私は他社の家を測定した事が有りませんがC値10程度らしいです。

そもそも現在ではC値の基準数値が設けておられないので、以前定められていた数値ですとC値2程度でも高気密住宅と呼ばれていたようです。

そうそうC値は小さい方が良い数値ですね。

 

(ピンク色のテープは傷防止用の養生テープです)

気密施工と防水性向上の為にはとても手間が掛かります。

しかし、この手間を掛けなくては「暖かい家」は出来ないのです。

最後に

いくら断熱材の厚みを厚くしてもサッシを樹脂のトリプルにしても気密が1.0以上なら意味は無い。

ではまた。

 

但馬の洗濯物事情

洗濯物が乾かなくてリビングやダイニングに洗濯物がぶら下がる但馬の家なら日常的な風景と言える季節になりました。

私の子供時代は洗濯物の下で一家団欒、ご飯を食べておりました。

が、時々畳まれた洗濯物が落ちてくるなんて事もあったり。

今でもそうですよね、この劣悪な洗濯物事情。

なんせ、乾かない。そして勿体ないから人がいるリビングや食堂が干場になっている。

これってしょうがない。しょうがないけど、楽しくないでしょ?

 

と言う事で我が家は思い切って「乾太君」を昨年導入しました。

台所事情ならぬ洗濯物事情

 

カタログで言えば

 

5kg仕様ですが、子育ても終わった夫婦にはちょうど良いサイズです。

家内曰く「8kgの方が良かったかも…」ですので、子育て世代や大家族さんには迷わず8kg がオススメです。

けど、高いなぁ が本音ですよね。我が家もそうでした。

けど、乾かない洗濯物にイライラしたり、乾燥だけにコインランドリーに行ったり来たり…。

コレってかなりのストレス。しかもまぁまぁお高くつく乾燥。

誰が使ったか、何を乾かした後なんかも分かんないし。

と言う事で我が家の洗濯事情はほぼ解決したのでした。

そうそう、電気式の乾燥機も2台使いましたが寿命は3-5年くらい。しかも生乾き。

もう一度天日で干したくなるレベルでしたね。

最近ではヒートポンプ式の全自動洗濯乾燥機も開発されている様ですが、かなりの金額とやっぱりショボい乾燥だそうです。

 

と言う事で

但馬の国の洗濯は

乾太君でほぼ解決。 では無いでしょうか?。

付加断熱

付加断熱ってご存知でしょうか?

何を今さら、ですか?

この写真は外付加断熱の施工途中の写真です。

付加された断熱材、お分かりでしょうか?

 

こちらの方がわかりやすいかな。

フェノバボードと言うボード系の断熱材を採用して断熱性能を上げた一例です。

先の写真はサーマックスと言うイノアックさんの製品。

そう、断熱材は何でも良いんです。

実際には付加断熱材は材料費用だけで言えばグラスウールがコスト的に優秀です。

ですが此処は但馬の国、天候が急変する事も大いにあるわけですので、雨に影響され難いボード系の断熱材を採用する方が安心安全と言う訳なのです。

 

付加断熱、今更ながらですが

家の中の柱の内側に納める断熱材が充填断熱と言い、それ以上の断熱性能を求める時に外に追加で断熱材を施工する。

と言う事です。

付加断熱をしてサッシを樹脂や木製にするとheat20のG2がクリアできます。

難しく有りません。ご希望でしたらお届け致します。

ただ、住宅はそんな性能だけではありません。

庭であったり居場所であったり。

もしかしたらそちらの方が大事な部分なのかも知れませんね。

 

なんて尋ねられる事が増えてきたようにも思う。

コロナの影響で在宅時間が増えたから・・などとnetで言われているがそうなんだろう。

で、この数値って興味ございますか?

Ua値 外皮平均熱貫流率

外部に逃げる熱量を外皮全体で平均した値。小さいほど省エネルギー性能が高い。と言う事なのですが

まぁ、断熱性能が高いか否かを判断する値と言っても良いのかな。

私が所属する新住協ではQ値と言う値で性能を図っていますが、まぁ大体同意ですので拘られずとも良いのでは。と私は思っております。

で、Ua値ですが

私たちの作らせて頂いているお住いは0.3から0.4が平均的になってきました。

以前は0.6から0.7のZEH基準でしたので少しながら良くなって来たようです。

これは住まい手さんが特別望まれた訳では無く、私達の標準的な断熱仕様の中の採用するサッシが変わったからがハード的な一つの要因であります。

加えてホームズ君と言うソフトを入れて設計の確かめ計算が施工前に性能を図る事が出来る様になった事が大きいと思われます。

コストと性能を比較しながら住まい作りが出来るようになった事は私達だけでは無く、一番大事な住まい心地を住まい手さんにご提供出来るのが良いところかなと思っております。

 

断熱性能至上主義的な家作りがいいのかどうか?は はてな です。

まぁ温熱環境が劇的に良くなるのは事実ですので予算が許すならば健康にも良いので是非と申し上げたいのですが、やはり予算に限りもありますのでそこは柔軟にお話をさせて頂いてはおります。

実際のところ、断熱性能を上げる事はそう難しいことでは無く、それ以外の全体的な性能を上げるための費用を削ってまで果たして重要なのだろうか?と言う疑問もまだ私にはある事を否定しません。

デザイン、耐久、温熱の平均点を上げる事が大切な事だと思うのです。

コロナで得られるネット由来の色んな情報に振り回されず、今のご家族と今後の生活を考えられた上での総予算の範囲で最高のお住まいをお作り下さい。

 

 

 

耐力面材モイス

モイスと言う面材。ご存知であろうか?

私達がよく使用する外壁下地にもなる耐力面材である。

この耐力面材は主だったところで3種類がよく使われているようだ。

ハイベストウッド等の建築廃材をプレスして板状にした物が主流。

何故か?

まずは安い、軽い、強い。吉野家さんの牛丼並みだ。

良い事だらけなのだが、なんだか気持ちがよく無い。

理由は、所詮ゴミだから、接着剤で固めたゴミと言ったほうが正解か?

要は私が嫌だからだ。

かたやモイスはどうだ?

切り刻んで余っても調湿剤になり得る優れものだ。

つまりゴミにならない。小型の土嚢袋に入れてトイレや浴槽の下部に忍ばせるのだ。

 

モイス、もう少し軽かったら言う事ないんだけどね。

我が家には三郎君と言うフレンチブルドックが住んでいます。

彼は我が家において3人目のアイドル。

抜け毛と爪痕を残すのが悩ましい住人です。

この後ろ姿、立派なおっさんです。

そしてよく眠ります。

こんなふうに座布団をかぶってみたり、愛嬌たっぷりなのです。

 

 

皆さんも床の傷など気になされず、犬でも猫でも一緒に過ごされてはいかがでしょうか?

生活が楽しくなる事、間違いなしですよ。

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

お問い合わせ下さい。