N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

気比の家

良い夫婦の日に上棟させて頂いたY様。

 

あやしい天気予報だったけど、雨つぶの登場よりも早く納められた。日頃の精進の賜物か。

 

このお住まいではOMソーラのパッシブエアコンを採用して全館空調をデザインさせて頂いた。

もちろん、いつものごとく高気密高断熱仕様である。

G2を担保するには付加断熱仕様でなくては残念ながら当地では厳しい。

断熱仕様は

屋根135mm(サーマックス)

壁GW20K120mm 付加断熱50mm(サーマックス)

施工写真は後日アップ。

基礎100mmスラブ50mm(サーマックス)

と所属する新住協鎌田先生が講習でご紹介されたサーマックスをふんだんに使用。

まぁ。スペックはどうあれ現実はその施工であるので、大したお話ではないが断熱バカと自称される方々だけにご理解いただければと記載しておく。

今回から導入したタイムラプスカメラとドローン撮影。

タイムラプスをご覧頂きたいのだがあいにくアップロードのデータ量の制限がありお見せすることは叶わない。

と言うことで12月2日までのドローン撮影をお見せする。

撮影に用いたドローン。

この機体は法的には操縦に規制は無いが、公共現場用のプロ仕様ドローンの操縦用の許可を私は国交省から頂いている事も申し添えておく。

 

DJIミニ(1St)アンダー200g。操縦しやすくお値段もお安い。お勧めできる機体だ。

今回も屋根断熱仕様。

3層からなる断熱材を詰め込んでいる絵だ。

屋根断熱と気密施工が終わり改質アスファルトルーフィングを貼り終わる。

 

待ち兼ねた様に小川板金さんがやって来てくれた。

雪下ろしが騒がしい季節だけにちょっとした晴れ間が重要なのだ。

大屋根は1500、下屋は900。深い懐のお住まいだ。

これが私がお届けしたい住まいの外観である。ぜひ一度ご覧頂きたい。

 

 

此処からは私個人の感想と思いであるのでご容赦ください。

気分が悪くなったら直ぐに閉じて下さい。

いいですか?。

では

 

家は性能。

と言って業績を伸ばされているHMもあるがその外観は全くつまらないものだと私は思う。

性能が良くても見栄えが悪い住まいって果たして住む価値があるのだろうか?

とさえ思うのだ。

ただ

性能も悪く見た目も悪い(いや現代の普通か。)そんな商品と呼ばれる家がお好きならば、それはそれで良いとも私は思う。

その価格に見合ってさえいればだが、多くは、そうでない様に思えてしょうがない。

これは某HMの事を指している訳では無くごく一般論であるのでご了解頂きたい。

 

そう

私の私感であるのでご容赦願いたいのだが、いかにもお安い価格を打ち出している風の工務店さんが多い。

(私のとこでは総費用を延べ床で割れば坪単価100万円くらいになるお住まいがほとんど)

量産の工業製品を寄せ集め、見えない部分と言うか一般的に知られていない部分はできる限り安価なものを求める。釘、防水シート、断熱材、基礎コンクリートに至るまで最低水準の物の寄せ集め。工業製品の展示会の様な家作りだ。

そこに愛はあるんか?と思えてしょうがない。

あなたのご家族を安物の寄せ集めの箱で過ごさせないでください。

そうそう

気密試験も実施しない、したことが無い。またはオプションなんてとこはいくら予算内であろうが論外なのである。

本当にしっかりした住まいを作るにはやはり費用はかかるのです。これは事実です。

アパート代で買える家が良いなんて本気で思われてますか?

アパートにそのまま住まれた方がご家族の為です。

 

予算、費用はないけど、いい家が建てたいと思われている方は一度事務所にいらして下さい。きちんとご説明を致します。

ただし、来年の秋頃くらいのご予定ならば。ですが。

干し柿

妻が台所で呼んでる。
手伝って…ってなんだろう。

なにかと思い、覗くと大量の柿。

早くもそんな時期か。季節の変わり目。

ともかく、どうやら今年もありつけそうだ。

器用に柿を紐で結びながらゆだったお鍋さんに15秒潜らす。
コレをしないとカビだらけになる様だ。

特に急ぐ訳でもなく楽しんで作っていく彼女。

まぁコレはこれで僕も楽しいから大丈夫だな。

週末は上棟。
新しい故郷を作らせて頂きます。

素敵な御家族に幸多かれ。

早いものでもう11月も中旬。

この週末は家内と青垣町に紅葉狩りに行って来ましたが、予想以上の人混み。

皆さん、よくご存知で。

ここまで落葉があると掃き掃除もしなくて良いなぁと思う私でした。

まぁこんな大きな庭は個人宅では無理。

とは言いながらも樹木の配置を目に焼きつけてみました。

 

せっかくなので露天の焼栗を購入。コレが予想以上に美味しかったですわ。

 

 

 

今年を振り返るわけではありませんが、公私とも色々ありました。

コロナのことは語らずともでしょうし、ね。

 

今日はとてもいい天気で、自宅の窓、ひな壇デッキの拭き掃除をいたしました。

終わりを待っていたかのように愛犬三郎くんが日向ぼっこをはじめる穏やかな日中です。

やっぱり窓周りが気持ち良いのが最高ですね。

ご自宅を検討される際には大切なところは沢山あるわけですが、大事にされて欲しいところです。

窓周り、外からも内からも大切にしてくださいませ。

 

 

さて

写真の窓はリクシルさんが作られた全開口サッシLWをベースにガラリ格子戸と戸袋で意匠を整えたモノです。

リクシルさんにはアルミサッシで作られたオープンウィンというブランドの全開口サッシが以前からあったのですがそこはアルミサッシ。

時代の流れで高断熱性を追求、さらに快適性を向上させた窓として伊礼智先生と共同開発されたので遅ればせながらも先ずは使ってみた訳です。

 

よくある4枚の引き違いサッシと、とりあえずLWを取付けた状態。

杉板で整えた外観の違いをご覧ください。

4枚のガラスから大きな1枚ガラスになりましたが、ご覧のように窓面積は若干小さくなってしまいました。

お待たせしている方を先行して作業をするようにしておったら、あっという間に1ヶ月が経ってしまいましたが、いつまでも遮熱シートを貼ったままの状態では恥ずかしいので作業の合間で取り敢えず板を貼ってもらいました。

伊礼先生お得意のガラリ格子戸を純正アルミフレームで実現出来ないか、試作をしてみましたらまぁコレはこれで良い感じ。

ライトな造作verとしようかしらと思いながら・・・。

ということでさらに1ヶ月放置。

ようやく大工さん段取りが取れまして戸袋と斜めにカットしたガラリ格子戸の造作に入ってもらいました。

ここから完成までには1日半。そうすぐにできるのです。

窓周りって大切ですよね。

10月24日は特別な日で妻と小旅行。

白川郷と穂高、そして娘夫婦のところに寄ってとなかなかの強行軍でした。

穂高はあいにくの小雨。頂上付近では氷柱を見かけるくらいの寒さ、いや凄いモノを見させて貰いました。

また訪れたいものです。

そのまま白川郷に移動、一泊し早朝より散策。

いろいろ見て回ったのですが一番のお気に入りがこれ。

2間間口の車庫。 ゆるくかけられた屋根、伸びた軒と妻。

いやぁじつに良い。カッコがいい。

このようなカッコいい建物が旧道沿いの至る所にあるわけで、観光地化した建物とはまた違うオーラを僕に投げかけて来たんです。

白川郷も良いけど、それ以上に目を引いたんですね。

もう一点。

お土産屋さんの軒延長の工夫。

これには参った。費用を掛けずとも目的を達成しております。

雪が降る頃にはこの延長垂木を仕舞ってらっしゃるんだろうなぁ。

素晴らしい工夫だなぁと1人感心至極でした。

何処に行ってもその土地に建っている小屋や建物に興味を持つ私に付き合ってくれる妻に感謝なのです。

 

一泊二日の妻との小旅行。

無事帰って来られました。

ありがとう。

次の次。

旧街道の家さんも竣工を迎え、現場監督のK君は公共との掛け持ちでテンテコ舞いの様相です。

私はと言うと溜まった案件を整えるのに、これまたテンテコ舞い。

いかんな、これ。

 

てな事で「次の次」にお待たせしているKさんのお宅のパースの仕上げも急いでおります。

外観は寄棟、木質感のある住まいがお好み。私は切り妻屋根がオススメなのだが寄棟も嫌いでは無い。

日本の茅葺民家も寄棟造りの様な入母屋な様な…、まぁ切り妻では無いのですから私にとっては同じようなモノ。

2ndプレゼンで整えたパースは

 

玄関土間と外土間を大きく開けられる様に掃き出しをカネ配置としてみた。

悪くない。悪く無いけど、もう一つ欲しい。

となると、やはり伊礼先生のお得意の「ガラリ」が似合いそうだ。

PCでのパースの利点は試行錯誤、トライアンドエラーが何度でも出来る事。

手書きではとても出来ないことが出来る。やはり時代だな。

と言うことで本日、ガラリ戸を加えてみた。

これはi-works1.0でも採用された手法。正確にはトレース出来ていないけども。

寄棟も5寸勾配として茅葺き屋根に寄せてみた。

不思議なことに切り妻屋根では勾配を緩くすると綺麗に見えるのだが、寄棟はキツくすると収まってくる。

とは私の個人的な感想ではあるが、事実そう思う。

肝心のクライアントが喜んでくれれば万々歳なのだが、いかに・・・。

最後に正面をもう一枚。

 

 

お待たせばかりの私ですが、やる時はやりますのでお住まいを考えておられて「モンモン」とされているのであれば「一緒にモンモン」とさせて頂きますのでご一報を下さい。

ただし来秋着工くらいのご予定の方がちょうど良い感じです。

イラチで呑気な私ですので同時進行は苦手であります。

そうでは無い方限定ですが

一緒に高気密断熱である木の住まいを作りましょうね。

 

表札

現代の住まいに無くなりかけているモノの一つが「表札」では無いだろうか?

街を歩けば但馬地方でもアパートなどで部屋番号だけの表記がしてあるだけの処がチラホラ見かける。

表札、要らないんかなぁ。

なんて私は全く思わないのだが、若い世代の住まいには不必要なモノに成り下がっている様だ。

大変嘆かわしい。

 

今月お引き渡しの某邸。

延寿(えんじゅ)の板を取り付けて「表札」が掲げられるのを待っていた。

既製品の表札板じゃ、物足りない。なにかコレってものが無いか考えあぐんでいたが、当家の娘さんが書道8段の腕前と聞きつけ、是非筆をとって貰える様に頼んでみた。

延寿の色が濃い目なのでやはり檜かヒバの白い板が相性が良さそうだ。

明日棟梁に頼んでみようか。

 

天候に左右された外玄関の土間も左官さんに週明けには仕上げて貰い、竣工を迎える。

いよいよ、「栗の家さん」の着工だ。

 

 

 

 

住まいには緑が必要です。

とは言っても忙しくて手が掛けられないわ…が正直なところでは無いでしょうか?

ですよね、けど緑があるとグッとお住まいに愛着が湧くのも事実です。

ちょっとだけの時間で済む程度のお手軽なお庭も出来ますので、これからお住まいを考えられる方は緑予算を是非取られる事をお勧め致します。

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まぁ残念な家作りの代表選手は時々見かける「砕石敷きのまま」のオタク。

半年経ってもまだ工事中なのかと見間違えるほどのオタクも造成地の中で見かけます。

設計段階で全く外回りに予算を取っておられずに、進められたんだろうなぁと勝手な想像を私はしておりますが、そんなのは造り手の責任だと私は思っております。

住まい手さんは言われるがままにお住まいだけに予算を掛けられただけ。工務店は家にさえ予算を掛けて貰えば良いと考えられたんでしょうね。残念です。

予算はお住まいだけじゃ無く、新居に相応しい家具や家電、駐車場。そしてお庭の緑にも残してあげて下さい。

極端な話、家自体はそれほどでも無いのに立派なお宅に見えるのは門や塀、そしてお庭の緑のお陰って言うような古い御宅が多くあります。

その反対が家だけにしか予算をかけず、いつまで経っても砕石の上に妙に不釣り合いな新居が建っている風景です。

非常に残念な街並みの出来上がりですね。

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じゃぁ幾らくらい予算をとって置いたら良いのでしょうか?。

そうですよね。一体幾らくらいなんでしょう。

土地の大きさにも家の外観によっても違うことは想像通りです。

特に和風庭園ともなると庭だけでも500万円以上最低覚悟しておかないとダメです。

そんなには出せないわ・・・小さな庭でいいわぁと思われますよね。

けどカーポートも必須だし、歩道だってお洒落にしたいし、街灯だって欲しいとなると具体的に言えば、専門業者さんに全てお任せならば最低200万程度からだと思います。

けどもご自分で出来る事も割と多いので、コンクリート仕事や庭石積み、園路以外ならスコップと根気があれば大丈夫じゃ無いかなと思います。

とは言え、せっかくのお休み、子育て真っ最中の方々は中々そんな時間すら取れないのも事実です。

なので私は嫌がられない範囲のミニ庭園をつくらせて貰うこともしばしば有ります。

もちろん予算もごく僅かです。ほぼ材料の仕入れ価格のみの事が多くなって来ております。

まぁ私が自身の体を使ってやる事ですので・・・。

今日も実は小庭を作って来ました。休日返上です。

好きだから出来る事ですが、技量はまだまだですのでご容赦頂きます。

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今日の現場の一月前の写真がこれです。

手前のアスファルトと斜路になったコンクリートの間、奥行き80cm 幅約200cmが今回の小庭用地です。

当初住まい手さんは全部コンクリートで埋めちゃって欲しいとのご希望でしたが私が反対したのが今回の小庭作りの原因です。

庭を嫌がられていたのは落ち葉や土の流出、庭木の水遣り等々のお世話が出来ないからとの事でした。

ならば、手間のかからない庭なら良いんでしょ?そう言う小庭をデザインするからやらせてと言ってしまったのでした。

今から思えば、住まい手さんの方が一枚上だったんでは無いかなぁとも思えてきましたが、後の祭り。

まぁ経緯はそうとしても手間の掛からない小庭の緑を考えた時に浮かんだのが

何度も使って来ている、杉苔と玉竜。土砂流出対策として伊勢砂利との組み合わせ。そして自然石。

ただこれだけでは形が整わないので、住まい手さんに交渉の末 灯台躑躅(ドウダンツツジ)の小木を植える事にしたのです。

 

 

で、本日のお昼前の状態がこれ。

前日の夕方に先行して作業した杉苔と自然石(小岩)のエリアに添えるようにドウダンツツジを配置。

これって意外に難しく、生花の世界に通じる感性が必要だと毎度ながら思いやられる始末。

ご想像の通り私は生花習った事は御座いません。

なので何度も向きと位置、高さを微調整しながら最後は独断で決めて行きました。

 

本日の午後2時くらいにはこの状態まで出来てきましたが、約残り半分の面積用の杉苔を事務所に置いたままに今更ながらに気が付き一旦終了。

後ろの斜路は左官さんの仕上げ待ちなのでコンクリートの壁が剥き出し状態。ご容赦下さい。

それを差し引いてもちょっと寂しい背景です。

さてさて、どうしたモンだろうと小竹を握りながら唸りましたが真夏の様な土砂降りが降ってきて作業中止と相成りました。

明日は左官さんが玄関の踏み込み石の仮置きに来て下さる事になっているので相談してみようかしら。

杉苔、お手間要らずの玉竜の次に、お勧めの緑です。

苔と言ってもお日様が好きな種類ですので扱いやすいのでお勧め出来ます。

 

 

壁なんて要らん。

LWによって大開口の魔物に取り憑かれた私。

最新の大開口サッシLWを収めるのにnsの監督K君がコンベックスで採寸している場面だが、この大開口を見て欲しい。

伸びやかだ、素敵だ。美しい。 と私は思う。

彼では無く風景の事だが。

 

生憎我がnsの事務所は市街地の真ん中。真前はスナック街。

決して良い立地では無いが辛うじて植栽の緑のバリアでカバー。まぁそれで充分だ。

 

大開口、それは小手先の造作モノより明るい外部が正だ。

いっそのこと壁を全て取り払いたい衝動に駆られる。

そんな機会を与えてくださる依頼主が現れる事はきっと無いのだろうが…。

 

 

無茶苦茶良いぞLW

本日、事務所の和室のサッシを取替えた。

リスペクトする伊礼智先生がLIXILさんと共同開発をしたと言う一本引きサッシだ。

話は少し変わるが経緯等お話ししたいのでお付き合いを願う。

 

スキモノの間ではヘーベシーべと言えばアイランドプロファイル。

一本引きと言えば、これまたアイランドプロファイルと言うくらい有名な木製サッシ。

ご存知の方もいらっしゃる事だろうがアイランドプロファイルは日本の木製サッシメーカだ。

加えてヘーベシーべとはサッシ用金物の名称。

だが、ヘーベシーべの一本引きと言えば知る人ぞ知る大開口を実現できる超が付くほど美しい、

そして高額なサッシなのだ。

 

随分前に実物を見てから「 いつかは・・・」と思っていたが機会が今日まで無かったのだが、この木製サッシ、断熱性能はそこそこだが気密性能は日本製品から比べるとイマイチだったのだ。

もちろん高度な次元の話なのだが、やはり低気密に成りかねないサッシを事務所に設置するのは・・・

ただ、室内からの眺望はダントツに素晴らしいモノで、モヤモヤしていた訳だ。

ご興味のある方は是非ネットで調べてみて下さい。

 

この様に私はいわゆる憧れにも似た気持ちを一本引きサッシに持っていたのだが『アイランドでは無いなぁ』となったわけは私達が加盟しているi-worksの伊礼智先生がLIXILさんと共同開発されたLWと言うサッシ。

一本引きであり高断熱と高気密を実現できる優れたモノが出来上がってしまったのだ。

となるとやはり事務所には伊礼サッシ(LW)しか選択肢は残されなかった訳だ。

 

今回、福知山のLIXILさんとお会いし豊岡地域でこの一本引きサッシを広報したいと申し入れ、かねてからお付き合いの濃いオブハウスさんのご協力も得られて一本引きサッシLWを弊社に迎えることが本日叶った訳だ。

 

時系列に見て頂こう。

 

LWの搬入前に既設サッシの一般的な4枚引戸がハマっていた。

極、普通なサッシの景色。

ここから解体が始まる。

サッシを取り外すのも外壁を外さなくてはなら無いので、そう簡単なことでは無いが棟梁にかかればモノの1時間程度でこの様に大きな開口が現れた。

あとはLIXILさんのトラックを待つばかり。

やっとお待ちかねのトラックの到着はお昼前。作業を止める訳にもいかず、また誰しもLIXILのLWを早く見たくて作業続行となった。

 

サッシ枠をメーカサービスが組み立て我々が運び込み、棟梁が取り付ける。こんな作業段取りだ。

 

 

見ての通り大人男性5名がかりでの小運搬。しかも雨が落ち出した。

この後も悪戦苦闘が続いたが、小雨模様も一段落してくれたので遅昼しながらも夕方6時には設置完了と相成った。

これだ。

 

釣瓶落としの様な夕暮れの速さで仕上げは明日となった。

早く完成形を見て頂きたいのだが、それは明日のお楽しみとさせてもらう。

では。

なんか食傷気味なのが最近の住宅業界、U A値競争。

数値で表せる住まいの性能の一つの目安になる数値だと言う事は間違いない。

けれど

高断熱住宅は良いコトいっぱい。みたいな事は若干うんざり気味なのです。

まぁ全く誰も見向きもしなかった数年前からしたら正常な方向なんだろうけど、なんか流行りみたいで私は白け気味。

最近ではheat20なる基準が出来ていて、それに上手く乗っかろうとしている工務店も居られる。

本気でやっているのか、そう言わないとダメそうだから・・・、取り敢えず口に出しているという工務店が大勢を占めているように思う。

なので声高に断熱性能を言うのはやめようかと思うのです。

高断熱である事、高断熱な住まいを作るのは当たり前だから。

だって寒いのも暑いのも嫌でしょ?私だって嫌ですから、私だって建て替えられるならきっとそうするから。

だから高断熱である事は当たり前。

その先の居心地の良い家を作りたいと思っている。

まぁ思っているなどと言うのは勝手だわなぁ、とツッコミが聞こえて来ます。

そう、突っ込んでください。(爆笑)

 

初めての住まい作りで漂流されそうになっていませんか?

簡単に買い換えられる使い捨ての道具では無いんのですから、ネットでも良いので、しっかりお調べになった上、ご自身でリアルにお確かめになった上で住まい作りのパートナーをお決め下さいね。

数値だけでは無い住まい作りがきっとありますよ。

ただ数値も当然大事。

当たり前なのですが

もっとも大事なのが施工品質です。

それにプラス何かを求められるのであれば、私達にお任せ頂きたいと思います。

 

一番品質の高い高断熱の住まいを作って差し上げます。

 

 

なんか支離滅裂になってしまいました。乱文ご無礼でした。

G3がお望みならお声をお掛けください。

旧町街道の家も足場が取れた。

私が描いたものが職人さんの手にかかりようやく現実になった。

何回か書き直しているので半年前くらいに描いたものである。

 

いつもそうだが実際の施工の際にはあまり口を挟まない。その方が上手くいく事の方が多い。

描いた絵では気がつかなかった事、細かな寸法の差。実現不可能な事などを整合してくれながら進めてくれている職方、現場監督の手に委ねるわけだ。

とはいえ、すべてお任せと言う無責任な事が許される訳もなく、またウズウズしている私自身の為にも(もちろん依頼者の為であることは言うに及ばず)仕上げ近くなると、現場に出没する機会が多くなる。

週明けには犬走のコンクリート打ち、外土間にもコンクリート。

コンクリートだらけになるのは避けたいのだが、お手入れする箇所を極力少なくと言う依頼者の言葉を忘れるわけには行かず若干の抵抗をした上で玄関先の2平米足らずの場所を残していただけるコトになった。

では仕上げはどうする?

街道沿いの住まいで言えば側面にあたる壁は敷地の関係上も木塀を建てる余地も無い。

かと言って、誰でも彼でも、そう野良猫や散歩の犬に壁を汚されるのは忍びない。

となると これしか無い。

そう いぬやらい(犬矢来)。

日高のお宅で現場監督の岸本君が作ったのは犬矢来風の室外機カバー。

これに対抗してみるかな?。

まぁ時間と加工技術を鑑みるに私はもっと単純な直線犬矢来で行こう。

これだ。

これなら、出来る。

出来るかも知れない。

壁のイメージは決まったので、残すは玄関先の空地。

小庭(幅3m奥行き50cm)、さぁどうするかだな。

自宅で過ごす時間はいかがですか?

友人達はクーラの効いた部屋でダラダラしているわとグウたら亭主像まんまの様相。

私も同じような時間を過ごしておりますので何も言う事は御座いません。

いつもの私の居場所に彼もやって来て寝転んだり足を舐めたりと過ごす時間が楽しいもんです。

 

いまだにタバコをやめない私ですから換気扇を仕込んだ私用のコーナーが自宅にあります。

帰宅したらホボこの場所に陣取って寝るまで動きません。

このコーナーが無ければ私は蒸し暑い外でのホタル族となったはずですが、ミニリフォームを昨年行った時に内緒で装備したプロペラファンが快適な私の居場所を作ってくれました。

いや、本当に想定以上。快適快適です。

 

新築でもリフォームにおいても是非ご自分の居場所を忘れずお造り下さい。

たった90cmにも満たない物入れだったところが私の快適な居場所になったのです。

狭いくらいが丁度いい感じなのです。

 

最近特に周知され出した住宅における温熱環境。

Ua値がどうだとかC値は幾つか?だとかを尋ねられる機会が増えた。

それはそれで良い事なんだろうけど、多分これも流行り廃りの流行のようにも感じている。

それはすま居心地に直結するのだけど、どうだろう。本気で考えられているのだろうか。

極論、温熱環境を主に設計を括ればなんじゃこれ?と思うような住まいは簡単に出来てしまう。

零下の世界に位置するのであれば、またそれが半年以上続く場所であるのであれば最重要だと素直に私も思うのだが、果たして私が住んでいるこの地方にと考えると最重要なのだろうかと思ってしまう。

誤解をされそうなので断っておくが、私は断熱や気密は二の次で良いなどとは思ってはいない。

ただ一番で無くても良いかもしれないとも思う気持ちもある。

多分、キチンと作ればC値は1.0を切る事は全く難しく無い。

Ua値に於いても同じく、現在の最高等級である4などは何処が作ろうが簡単に作る事は出来る筈だ。

もっともそのレベルは当たり前だと言う事が大前提であるのだが、G3をクリアする為に4の断熱仕様に数百マンを追加してまでも作る理由があるのだろうかと思うわけだ。

窓を全てトリプルガラスの辷りとし、極力窓は小さくそして少なくする。

付加断熱、基礎下にも断熱材を敷き込む。

そんな風に断熱等級を上げる事はそう難しく無い。

 

でもそれで、それだけで良いのだろうか?暮らしやすいのだろうか?

との疑問はいつも頭の何処かにあるのだ。

我が家は木製サッシュと樹脂アルミ複合、そして樹脂サッシ、シングルアルミサッシと今考えられる一般的な窓を場所場所を考え取り付けているが果たして体感的に変わるか?。

はっきりと分かる季節は数ヶ月はあるが一年のうちほとんど分からない、いや体感出来ないのである。

なので断熱オタクのような家つくりは一息ついて、家具やデザインにも費用をかける事の方がより満足度の高い暮らしや住まいつくりが出来ると思うのだ。

 

OMソーラで日射熱利用して、ほんのりとした暖かさで我慢出来ない時代、世代のせいかな。

OMですら電気設備中心になって来ている。私はとっても違和感を感じているがそう言う時代なのでしょう。

ボヤキでは無いのだが

薪ストーブを焚いたり、ヨシズを出したりしまったり。

夏モンと冬モンを入れ替えたりなんて、ちょっと前までどこのオタクでも普通にされていた事。

安近短なんて詰まんない。

ちょっと手間暇かけた暮らしも良いんじゃ無いかなぁと思う私なのです。

西側窓は悪か?

住まいを建てる時に考えることは多くあるのだけれど、誰でも思いつくのが方角。そして鬼門やら裏鬼門なるもの。
まぁ方角に凝りだしたら大変なのです。

この鬼門て奴はかなり厄介で、私においては『言われりゃ気になるレベル』ですが、信心のおありのある方においては最重要なそうです。
現に私の従兄弟は5回も6回もプラン変更された末にとんでもない間取りでGOされて仕舞いました。結果は想像通り、やはり家相なるものや方位って大変難しいものなんだなぁと今でも私は思っております。
ところで
私のプランニングには家相的な考察は一切考慮されておりませんのでおきにされる方にはお応えできませんので悪しからず。

さて、呪い的な事柄で、住まい心地が良くなるならば結構なのだがそうは当然行かない訳であります。
では
どのようにすれば良いんでしょうか? 難しそうですね。

ちょっと脱線してしまいますが
今日、散歩していたらご近所で最近新築されていたところを通りがかりましたら、何と、今流行のアウターシェードが道路側一面に張られておるではないですか。
よっぽどのキャンプマニアでない限り、3枚もお持ちで無いでしょうから、この新築の為に買われたんだろうと思います。

私の歩いている道はそのお家からすれば西側。つまりそのオタクは西面に広がった状態だった訳です。
その西側に向けてリビングの掃き出し窓、玄関、和室であろう部屋も大きな掃き出し窓。
日射取得率はすごい高いお住まいだなぁ・・と他人事ですから思いましたが、多分、とてつもなく暑いお住まいなんだろうと思われます。

と、いう事で話をもとに戻しますが
いっぱいある要素の中でこと方角について思うことは
西向きの窓は極力控えませんか?って事です。
そんなん当たり前やろう?何言ってるんだ!とお叱りを受けそうですが、結構、この西向き窓、多いんです。
まぁ立地的にどうしようもなく、だったり、西に素敵なものが在るのであれば、虎穴にイラずんば虎子を得ず。でしたか・

確信犯ならその解決策も考慮した上での西側窓であったりするんですがタチの悪い方、いや、考えが及ばなかったうっかりな方がデザインしたお住まいは最悪の結果を迎えます。
要は わかってやっているのか、どうかって事です。

西陽は悪でもあり幸でもあり得るんです。
忌み嫌うことはないと私は思います。
そう、その理由があれば積極的に西側窓を採用することでしょう。
もしかしたら夕焼けがとても綺麗な立地でその夕陽を部屋に取り込みたいと望まれる住まい手さんであれば東や南、北などに窓があっても何の役にも立たないんですからね。

と言うように
住まい手として窓の位置も工務店や設計事務所に物申すべきなんです。
これこれこう言う理由でこの位置に窓が欲しい!とか、なぜこの配置計画になったんでしょうか?など色々と聞いて納得されるべきなんです。
そんな事を言うと素人が・・・なんて怒られないか?と心配される方もいらっしゃるかも知れませんが、どうぞご遠慮なくどしどし設計についても尋ねられるべきなんです。
確かに年配の先生は『俺の設計にケチをつけるんか!』なんて不機嫌になられる方もまだごくわずかいらっしゃいますが多くは丁寧に説明をしていただけるはずですのでご安心ください。

私はと言うと
積極的にお話しします。

いや、聞かせて頂きます。 まぁ当然です。

 

今日は抜群に西側窓にアウターシェード(日除け布みたいなもの)が特徴的であったお住まいを見てしまったので窓についてのみ言いましたがもっともっと色々な要素が絡み合って住まい計画はされて行きます。

今日はごくまれな一例という事で御理解いただければ幸いです。

ではお休みなさい。

 

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

お問い合わせ下さい。