N'sPlan省エネ・エコ住宅設計室

無垢の木と塗り壁で創る日本の家

彌吉のブログ

久美浜の平家

2016にお引渡しの平家。

基本設計を師匠の若山先生にお願いした大きめの平家。

中2階を作ったり、OMソーラでお湯とりをしたりPVを載っけたり。

吉野に大黒柱を見に行ったりした。

京都の古照明屋さんに買いに行ったりと楽しかったなぁ。

裏口に向けた通路を照らす照明が気に入って、連れて帰って玄関の表札灯にした。

半年ぶりの点検に託けたお食事会、楽しかったなぁ

住まい手と一緒になって創った住まい。

大工や設計、現場、関わりあった職人達の良い家を作るぞとか、そんな想いやらが形になったと思えるH様邸。

仕事なんだけど仕事じゃない思いで創り上げた形でした。

有難う御座います。

建具?

と言うと 「え? なに?」 って思いませんか?。

スッと通じました? ならば あなたは 通の領域の方 です。

私は ? と思いました。

 

家作りが初めてのかたは、「そんなん知らんわ・・・」ってことが沢山ありますよね。

呼び方だったり記号の意味だったり、ほんま要るんかいそんな雑学的な知識って なんて思います。

 

普通の暮らしの中で 建具やら鴨居やら敷居。雑巾ずり、はばぎ 等々、会話の中で出てくることなんか ほぼ無いですからね。

 

でもね、平気で建築屋さんの間では出てくるんです。

「え? しらんの? 通じんなぁ・」なんて平気で言ったりしております。

嫌だねぇ・・・って思っておりました。若かりし青年の頃は。

 

なので私は通ぶった言い方はしません。

通じなきゃお話する意味ないですからね。

 

と言うことで

先日建具屋さんに行った時の事を忘備録的に書いておこうと思います。

 

この写真は ガラリ格子戸 です。

(横格子と呼んでも良いんですが、ガラリ と言う様です)

あえての白黒写真。

なんか写りが渋いなぁ と思ってあえて白黒としております。

 

今回はこの横格子に網戸にしよう!と更なる細工をして貰っております。

 

部屋側に網を仕込んだ状態ですが見て取れますか?

サイズは幅1450mm、高さは2100mm。製作の限界に近いサイズでしたがなんとか一枚で収まりました。

網の撓み防止も兼ねて室内側になる格子に補助桟入れようと考えております。(手に持っている細い板が補助桟です)

で、実はこの網。逆に付けておったんです。

普通の網にはオモテ裏は無い(白なら白、黒なら黒)なのですが、この編みには裏表があるのです。

仕様書にはちゃんと書いてあるんですが、職人さん。

全く読まない・・・。

取説も読まない人多いですが、ダメですよ。思い込みで使うと持っている素晴らしい機能を使わん知らんってのは最悪ですから。

写真の網、ちょっとテカッテおりますでしょ?

裏なんです、これ。

と言うことで

再度はり直しをお願いし 上手に組み直してくれた事は当たり前。

キチッとした職人さんでも思い込み、ありますので、検品は必要です。

また完成した写真はアップしますのでご期待下さい。

当然ながらこのような製作建具(まぁ住まいで使われる木製の扉だったりの総称と思って下さい)はメーカー製では売っておりません。

NSでは10数年、豊岡市竹野町の同じ職人さんにお世話になっておりますので大抵の事は可能です。

とは言え多分、職人さんには「面倒な奴」と思われている事でしょうね。

本望です。(笑)

 

さてこちらは以前にもアップした

気比のお住まいの例です。

既製品のアルミ枠に大工さんに横格子を組み込んで貰いました。

なので頑丈で長持ちです(と思っております)。

戸袋をつけて完成。大きな一枚ガラス、素敵です。

建築家の伊礼さんが多様されるので伊礼格子(いれいこうし)と言っときましょうか。

 

そうそう

横格子の他によく使うのは 縦格子 です。

 

こんな感じ。

真ん中の板張りのところ(戸袋といいます)に左右から仕舞えます。

なんか良いでしょ?。

こちらは小さめな窓用の格子です。

多くは杉で製作しますが上の写真の格子の材料は松だったかな、なかなか綺麗でしょ?(杉で作ることが主流の様ですよ)

 

 

まぁ建具(たてぐ)の代表選手としては 障子 。

 

なんですが この障子も実は色々な種類が存在しております。

芸術的な細工を施したものもありますが、そんなのは私の趣味で無いので一度も作ったことはありません。どちらかといえば嫌いです。

なので

我が家の障子はこんなのです。

大きめな枠で、縦と横の桟(細いフレーミングの木の部分)を敢えて同じ太さとしてます。

こうした方がスッキリ見えるんですんね。

 

建具、いろいろありますね。メーカ製ではアルミで出来たものやら段ボールのような木の屑を固めて作ったものやら色々あります。

出来れば職人さんと相談して作る物をお勧めしたいなと私は思っております。

 

そんなことがお好きであればご一緒しませんか?

クレセント

クレセント。ナンデスかぁ?

私は知りませんでしたがそう困ることも無かったですね。

クレセント・・・・・。

 

そう、窓を閉めるアレです。

色んな形や機能があります。

防犯に徹したものから気密を上げるためのモノ。

形や色、素材。高いものから安いモノまであります。

 

このクレセント、以前LIXILさんにクレームじゃないけどご意見もうしたことがありました。

 

サッシ枠とクレセントの色が違うものがあったのです。

え?

枠とこのクレセントの色が違うんです。枠が鼠色なのにクレセントが白だったり、黑だったりしたら妙に浮くじゃないですか。

なんでおんなじ色に揃えないの?とお尋ねしました。

答えは 仕様 です。 との事でした。

融通が利かない奴、頭が硬い!とか色々言いましたが、そう言う変な事、ちょくちょく見掛けます。ドアチェッカー(ドアが自動的に締まる例のやつ)もそうですね。

 

 

私のお気に入りはエクセルシャノンについているこの子。

なんかマルっとしてて可愛いんです。

このサッシは全開口になるモノなので木枠にクレセントを付けておりますが一般的にはサッシの枠についておりますね。

 

色んな部品があるんだなぁ ってくらいで充分ですが、クレセント。

 

覚えておいて下さい。

 

 

 

縁側(えんがわ)

ちょっと広めな 縁 側 。弥 栄 の 家 にも出来上がって来ました。

 

大きな屋根が守ってくれるから、雨が降っても照っても窓を開けていられる。

こんな縁側があれば皆んながのびのびと過ごせるね。

 

三郎くんのお気に入りも縁側なのです。

やはりZEHか。

ZEH。ご存知ですよね。

ゼロエネルギーハウス。

創電の為には太陽光発電パネルが必要。

我が社もZEHビルダーとして年間目標を課せられているにはいるが、目標値は遥か遠方。

というか、あまり自分自身、熱心ではない。

 

けれど、まぁ、いろいろ理屈はあるがZEH。取り組まねばならない事情も分かっているんだし。

 

どなたか、ZEHされませんか?

 

電力買い取ります!的な誘導政策は嫌いだけれど目的は崇高な思いであることは事実。

ZEH,やはりZEHだよね。と思う私もおります。

外壁仕上げに左官さんが来てくれていると言う連絡が監督からあり、夕方になってしまいましたが何とか弥栄町のお住まいの現場に駆け付けました。

いつものシラスそとん壁、掻き落とし仕上げの真っ最中。

リズミカルに掻き落としてくれております。

右側が塗り付けて半乾き状態の壁。ある程度固まった状態で「左官こて」から「剣山」に持ちかえ、表面をガリガリ削っていく。

何度見ても勿体無いなぁと言う気持ちが湧いてきますが、仕上がりを見るとこれまたいつもの通り、満足な表情が出て参ります。

 

シラス壁についてはメーカーさんのHPをご覧頂ければ詳しく解説されておりますので、私は私の主観でお伝え致します。

シラス壁には外壁のシラスそとん壁 と内装用の 中霧島壁、シラス漆喰等があります。

私たちの手がけるお住まいの外壁はほとんどシラスそとん壁です。

 

 

この写真は豊岡市気比のお住まい。今年の春にお引き渡しをさせて頂きました。

この様に1階部分に焼杉、2階はシラスそとん壁とすることが多いのです。

なぜ2階部分をシラス壁にするのか?

すぐに答えを言ってしまいますね。

 

ノーメンテ。そう、10年経ってもお手入れは原則不要。

まぁ

全く必要無いか、物理的に全く無いか?と詰問されれば無くもない(笑)

とお答えし無いと怖いんですが、私たちの手掛けたお住まいにおいてはいまだ「ノーメンテナンス」、つまりメンテナンスの必要に迫られた事が無いってのが事実だから

「原則不要」とお伝えしております。

 

だって

2階外壁なので、メンテには足場が必要になる。つまりメンテナンス費用が1階より多く掛かる。

メンテナンスはどうしてもついて回るのは、しょうがない事。

ですが、できればメンテナンスに費用が掛からない方が良いですよね。掛かるとしても少ない方が有難い。

メンテの必要な木の外壁を2階に採用するよりもノーメンテのシラス壁を2階に採用。

これが私達の定番。となっております。

なんか、押し売り調に聞こえますね。けれど良い外壁なのですよ、本当です。

 

 

弥栄のお住まい、下屋土間部のシラス掻き落とし仕上げ、本日の作業完了です。

シラスそとん壁、とても素敵な素材です。

 

ぜひ、ご採用ご検討下さい。

地震、災害。怖いですよね。

特に我が家のような築30年選手では勿論耐震設計などしておりません。

当時の基準法で定められた最低限の金物と棟梁の経験と感で作られております。

ですが、特に不安を感じてる訳でもありません。何でだろう・・・。

 

で、今日は以前から感じていた耐震等級について———————–

巷では耐震等級3は必須的な風潮ですね。

けれど、フリもしない積雪1.5mの重さを抱えての耐震等級3の強度って必須でしょうか?

真面目な私は思うのですが、ちょくちょく但馬地方でもCMペーパーで見聞きする耐震等級3相当の家に疑問を持っているんです。

それって

「雪が載っていない状態」での耐震等級3なのか

「雪が載った(積雪荷重を考慮した)状態」の計算で耐震等級3クリアしてるのか?。

ほんまどこの状態なんじゃろ?って思っております。

積雪荷重を考慮した耐震等級3クリアなお住まいを作るには積雪ゼロ地域の2倍チョット程度の耐力壁が必要となり、設計の自由度もかなり制限されるものですから量産型の会社さんではとても無理なんじゃ無いかなぁと。

 

実際のところ

柱も梁や桁も細い町の基準で作られた耐震等級3のお住まいよりもずっと強い、積雪荷重1.5mが載った状態の耐震等級2で充分では無いでしょうか?

(積雪ゼロ地域比較でなら耐震等級3の約2倍の強固な骨組みなのですよ)

 

そんないつ来るか分からない地震や災害に過大な費用をかけるよりも、毎年必ず来る、そして感じる寒い時期に焦点を合わせた家作りがもっと大事なんじゃ無いかなぁと思う私なのです。

何を言ってるんだ! と叱られそうですが、ほんま、そう思うんですよね。

ネット情報に踊りたくなる昨今ですが、耐震等級3って必要?

今一度考え直しませんか?

 

いやお望みなら 作らせて頂けるのですよ、等級3クリアなお住まい。

でもねぇ ってお話なんです。

お風呂のリモコンと照明の位置どうしましょ?。

図面にキッチリ落とし込めていなかったので、監督から電話がかかってきた。

けど、電話ではなかなか伝わらない、いや、伝わったか確信が持てない。

 

こんな時は現場から写真を送ってもらって写真に直接描き込むのが早道。

今日の場合はこれだ。

まだ使いこなせてはいないけど、ipadproとapplepencil2が良い仕事してくれます。

往復で1時間半弱かかる現場だから余計に有り難みを感じるんだけど、やっぱり便利ですね。

明日には仕上げなきゃいけない事が2つ。

と言うことで今日は眠ります。

天井

天井(てんじょう)

                     (弥栄 工事中)

 

どんな天井がお好きでしょうか?

いやほんま、いろんな天井(の形や素材)がありますが気にされた事、考えられた事ってありますか?

ただ何となく白っぽい天井になってて、天井にはUFO型、そうお饅頭が平たくなったシーリングランプが煌々と部屋中照らす様になってる。

天井ってそんな感じでは無いでしょうか?

悪いって言ってるんじゃ無いんですが、天井に板をハルって如何ですか?

               (下陰ハウス)

 

昭和な家では天井がない家も多く、梁や桁が見えていたりしました。

平成、令和なおうちでは殆どが石膏ボードにビニールクロス仕上げ。

定番中の定番となってしましました。

ビニールクロスだから色柄も多種多様、すごい技術だなぁと・・ある意味、感動モンでもあります。

 

(下陰ハウス)

私は好んでこの様な天井をご提案させて頂いております。

如何でしょう?

板天井って綺麗でしょ?

(気比の家)

時にはヒノキだったり杉だったり和紙だったりします。

(竹浜の家)

(国分寺の家)

 

間取りも大事ですが、安らぐ為に作られるお住まいなのですから天井だってすごく大事なんですよ。

伊礼さんファンの一人である私ですので当然の様にご提案する玄関引き戸は湯田木工さんのこれ。

弥栄町の家でつい先日取り付けられたので見て頂きます。

この仕上げはノンロットのクリア仕上げ。

軒が結構深いので一番好きな仕上げが出来ました。

ただ

伊礼さんは割りかし濃い目の色に塗られる事が多い様です。

I-worksの施工例からご紹介すると

壁はシラスの「 伊礼色 」と呼ばれる茶系のもの。

植栽と壁、木部の色合いがとても綺麗ですよね。大好きです。

 

さて、こちらはiworks4.0の黒ガルバ。

これもクッキリして綺麗ですね。

やっぱり

黒い壁にも、この色は似合いますね。(弊社施工 気比の家)

ただ

私はクリア仕上げがやっぱり好きなので竹野の家でも、この仕上げ。

最初の写真のクリアとはちょっと違う印象になっている事、お気付きでしょうか?

こちらは紫外線の影響がほぼ無い、深い位置に玄関を配置したので、より透明なクリア(クリアでも色々あるのです)で仕上げました。

ヒノキのピンクが綺麗ですよね。

 

木製品はどうしても紫外線の影響を受けるので雨が当たる所とか紫外線が強いひなたの場所には、比較的色の濃い塗装を用いた方が劣化が少ないので、そんな配慮も必要です。

 

 

なんちゃって木目柄の大手メーカ製は雨風日射どんとこい。

左手に写っている茶色の引き戸。

LIXILさんのエルムーブと言う既製品の引き戸です。

写真写りは良いですね、けどねぇ、そこはそこ、本物と比べようが無いくらい質感は違います。

雨風、日射全くへっちゃらですが、伊礼さんの引き戸の様な木製引き戸には配置にも気を配る必要があります。

場所と雰囲気、そして満足感。何処を大事にするかで決めていきますが・・・。

 

玄関戸だけではなく、木製の建具、窓。

ちょっと気にしたい所ですね。

 

私は勿論、木製が大好きですが強制は致しませんのでご安心ください。

割り切れない

ソーラの電卓。

長年つこうてきたけど、液晶が薄くなって数字が読み取れなくなって来た。

直射日光で再充電と甲羅干しして見たけど、改善無し。

同じ様に、割り切れん事ってまだまだようけありますな。

あほらしいとは思わずに、出来るだけ頑張ろうと思います。

日曜の独り言でした。

何にも無い部屋。娘が引っ越しする部屋です。

さて照明も何も無い部屋ですが、どんな風な暮らしを始めるんだろうと父として少し心配なのです。

iPadで描いてみたり消されたり・・・。

 

 

 

何はともあれ、照明がついてないままではどうしようも無いので何度か使っているFlame さんの灯から選んで見ました。

 

これはダイニングに。

 

ガラスが良い味を出してくれるこの子は玄関ホールに。

取り敢えずぶら下げた部屋の畳がいい味出しておりますが、それはそれとして後日に。

しかし

灯りを変えたり増やしたり。

楽しいもんです。

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これはFlamさん。事務所の手洗いにぶら下げております。 娘のところには似合わないかも。

しかし 灯りって大事だなと思います。

 

ついでに我が家の灯り。

ダイニングにぶら下げております。

この灯りはパナソニックさん。

わりと好きな形で何回か使わせてもらっております。

 

 

PERA

これも我が家ですが。

私が好きな建築家の中村好文先生がデザインされたものです。

 

伊礼先生も多用されておりますね。

灯さなくても、コロンとした形が素敵だなと思っております。


 

今日は新築のお住まいの現場で「ペンダント、何処にぶら下げる?」で悩みまくり

すまい手さんにお昼休み急遽お願いして来て頂き 決めて頂きました。

 

図面上では見えて来ない空気感と言うんでしょうか、私達が良いと思う事が正解なのだ、なんて思っておりませんので、素直にお尋ねすることも少なくないのです。

灯りは場所がちょっと違うだけで照らされた時、違う空間になるのですから責任重大です。

一緒に悩んで頂きます。(笑)

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新しいお住まい、性能値も気になりますよね。

光熱費も耐震性だって。もちろん外観や生活動線。

洗濯はどこで、干すのはどこ?。ゴミ箱、ゴミ出しはどうする?・・考え出すと沼です。

そして家具はどうする?

難問山積です。

 

大丈夫です、どうにでもなります。

ですが

灯りの事も少し考えて下さいね。

原点回帰。

私達は木の家を創っております。

改めて、そんなことを思いました。

大空間を求め太い梁や桁、柱を用いたその空間はとても伸びやかで美しいものです。

この骨組みを竜骨と呼ぶそうです。

竜の骨、まさしくその通り。力強く住まいを支えてくれます。

もうこのままで良いのかなと思う程、木組の美しさがそう思わせてくれます。

 

今更ながらですが、

「石油由来の建材まみれの家作り」から「素のままの家作り」に戻ることは出来ないのでしょうか?

効率のみ望んだ末に住む人の健康を蝕む素材に包まれた住まいに疑問は感じないのでしょうか?

 

すっぴんの家 と呼ばれた住まい作りの考え方がありました。

いや今でも頑なに堅持されている作り手も残っております。

そんな家作りをさせて欲しいと願う私達です。

素直にそう思うのですが

壁もない柱と桁だけの空間が一番美しいですね。

色にも悩む

よく使う外壁は 杉板とシラスそとん壁。

今日はそとん壁と基礎の境目にある水切り板金の色について監督から再確認を受け、住まい手さんにお尋ねをしました。

板金屋根にタニタハウジングのガルバを使用しているのでやっぱり此処もタニタさんのものを採用すべきだろうとお勧めのプレートを2色に絞ってサンプル写真を撮って選んで頂きました。

左がガンメタ。右がシルバー。 どちらも良い色でしょ?

 

ほんま悩ましい。 此処で間違えるとなんだかなぁとなるので細心の注意が必要です。

たかが水切り板金の色ですが、されど・・・・・なのです。

 

どちらが選ばれたかは後日 見て頂こうと思います。

 

因みにこんな色もあります。 色で印象変わりますよ。 此処も真面目に悩みましょうね。

このパースは現在建設中のお住まいです。

この形が出来るまでにはかなりの時間が・・・実はそうでもありません。

ただ、大方の形が出来て来てから詳細な部分の詰めで沢山の時間が必要となります。

外観が出来ても家作りは続いていきます・ほんま 大変なのです。(笑)

今日はそんな住まい作りの初期段階のお話をしたいと思います。

 

家を建てる ぞ!

住まいを考える時、どこから考えていきますか?

やっぱり間取りでしょうか?

みなさん大好きです、家事動線やら内装イメージの一体感やら。

 

いやいや悪いって言ってるのではありません。

全て大切な事です。

 

ただ、意外と失敗することがあるのです。

 

使い易いが暮らし易いには直結しません。

ましてや性能だけが良くても気持ち良くも暮らし易いとはなら無いことも多くあります。

 

難しいですね。

ほんと、難しいです。

こんな風にあんなふうにと色々な事例を探せばネットから幾らでも素敵なお住まいは探せます。

ただ、ご自分にとって素晴らしいものかどうかはわから無いものです。

ネットの情報はあくまで他人の事例なのですから。

 

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ご自分の感性を大事にされ、一切私たちの事を聞かれ無い方。

反対に

全て私たちに委ねられる方。

最悪なのは

金を払うんだから良い案をお前たちが提案しろ、プロだろ? 的な挑戦的な方。

この様な方は私は無理なのでお断り致しますが・・。

 

さて、

前述の2例。どちらが良い家が出来るでしょうか?

 

 

両方とも「難しい」。 です。

朧げながらでも住みたい形というか暮らし方をお伝え頂きたいですね、そして「予算額」。

(金は払うから・・・って方は別次元の方なので置いておいて。 )

 

普通の方の場合ですが、ズバリ

思われているご予算では思われている仕様のお住まいは出来ないことのほうが多いです。

いくらかっこいい、性能の高い住まいの設計が出来たとしても予算が無ければ創ることは出来ません。

 

家だけではなく、暮らすためには家具も必要でしょうし、食器も家電も必要です。

庭も砕石だらけのままじゃ・・・・・・・・ですよね。

何度も家作りをされた方でも予算配分は難しいと思います。

 

まずは

「総予算に合った家作り」を考えていかなくては元も子も無いのです。

 

間取りもいいけど、まず予算。

なんか寂しいですが、現実です。

 

家を建てるぞ!と決心されたのなら

ご家族の住まい作りのご予算をはみ出さずに、良い住まいを作れるように信頼出来る相談相手的な方(パートナー)を探される事が最良の家作りに繋がると私は思うのです。

 

ですので、

私達もそんなパートナーに選んで頂くには

予算に合った住まいの形を私たちもわかり易い形で見て頂ける様にしないといけ無いのです。

というジレンマが但馬町家を企画したきっかけです、ほんまに。

(続く)

 

これからは、太陽で床暖房。OMソーラーの家

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